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真マジェスト魔神伝説~魔神雷武と竜巫女~  作者: 黒羽冥


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81/124

シーン81魔王軍ベリアル。

俺VSダークキマイラの戦いが始まる。

ドオオオーーーーーーーーーーーーーンっと激しい衝突!!!!!

それはこの穴の中で凄まじい力を放出する。

バチバチとまるで雷の発するようなエネルギーの衝突。

眩しい閃光がこの大穴内を瞬間照らす。


『フン………中々やるじゃねえか。』

『グルル………………………………………。』


俺たちは空中に留まりながらも睨み合う。

そして俺はダークキマイラの右前脚をとらえ力を込めていく。


『うおおおおおーーーーーーーーーーっ!?』


俺も叫びダークキマイラを投げようとする。

そしてそのままダークキマイラを壁目掛けぶん投げる!!!

ダークキマイラはブオンと音を立て壁まで一直線!!!

ドゴーーーーーーーーーーーーーーーンっと激しい轟音を立て壁に激突、穴の中に壁の崩れた岩々が吸い込まれていった。

俺はダークキマイラを見すえる。


『貴様ならそれくらいでくたばりはしないだろう………さあ………起き上がってこいよ。』


すると俺の声に反応するかのようにボコっと岩壁から脱するようにゆらりと宙に飛び出してくるダークキマイラ。

怒りの表情をたたえているダークキマイラ。

奴はグルルと唸りながら俺を見ている。

次の瞬間。

ダークキマイラの体内から激しく集中していく力を感じる。


『フン…………このドラゴンである俺様相手に無謀にも立ち向かってくるなんてな………そんなに貴様の背後にいる奴がこええのか!?』


俺はそう問いかける。

すると先程の声が聞こえてくる。


『クククッ………ドラゴン………貴様……竜族だな。』

『貴様……………一体お前は誰なんだ!!???』


俺の叫び声が穴の中にこだまする。

すると視線の先にスーーーーーーーーッと何者かが宙に浮きながら現れた一人の男。

気配からその力から禍々しい魔力を帯びている事を感じた事でこいつが只者ではない事をさとる俺。

笑みを浮かべている男。

これは俺にとっても脅威だった。


『フフ…………我が名はベリアル………魔王軍の指揮官を仰せつかっている者だ。』

『魔王………………軍……………………………。』

『ああ………………そして………この大穴はこの俺が開けたものだ。』

『なっ!?なんだと!?』


やはり只者ではなかった………こんな巨大な大穴を開けた………だと?

それが魔王自らではなくこの目の前の部下が!?

だが………魔王はこれ以上の存在だ…………。

俺は魔王への脅威を感じていた。


『クククッ……魔王軍………そして魔王様への脅威を感じたか?』


俺の額にはそんなヤツらへの恐るべき力を感じた。

確かにこいつならこんな大穴を開けてしまうのだろうと信じてしまう。


『くっ!?貴様………………………………。』

『クククッ………どうした!?この俺に恐れを抱いたか?』

『なっ!?馬鹿な事を言うんじゃない!!?』

『そうか?身体が震えてるじゃないか?』


そう言ったベリアル。

たしかに俺の身体は小刻みに震えていた。


『これは………ただ寒いだけだ。』


本能的に感じる脅威。

魔王の手下がこの力なのか………ならば………魔王というのはこれ以上の存在だという事。

俺たちの戦おうとしていたのはこんなにも恐るべきものだったのだ。

するとベリアルは口を開く。


『ああ………そういえばこの大穴のそこには僕の配下達を待たせているのだよ…………。』

『なにっ!!!???』

『そういえばお前の妹……………竜の巫女も下に落ちていったよな…………もしかしたら奴らに襲われて泣いてるかもなあ?』

『なっ!?貴様………………ルキに何かあったらタダではおかん!!!????』


俺は激昂する。


『フフ……………心配するな…………竜の巫女は魔王様の目にも叶う存在だ………魔王様はもちろん………この僕もあの竜の巫女には魅力を感じている……ただ殺すには惜しい存在だからな。』

『貴様……………ルキはお前達魔王様の存在を夢に見てしまって…………そんなお前達の暴挙を止めるためにこの危険な戦いに身を置いているんぞ!!!????』

『ああ…………知ってるさ……だが……そんな夢を見たとしても………只々そのことに………自分の運命を受け入れ…………大人しく絶望していれば良かったんだ。』

『貴様……………………………………………。』


俺は怒りに震える。


『ふぅ………………我らが魔王ゼルドリス様は………絶対的神の存在だ…………我らにとってもこの世界にとってもそんな神である魔王様の意思の思うがままに流されて置けばいいのだ………自分達の運命を受け入れ…………魔王様の支配下に落ちる…………それがこの世界の運命なのだから。』

『なっ!?』

『ふぅ………まあとりあえず貴様の妹…………竜の巫女は……………ここで消えてもらうとしようか。』


俺の中でプツンっと何かが弾け飛んだ。


『貴様あああーーーーーーーーーーーーっ!?』

お読みくださりありがとうございました。

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