シーン80ダークキマイラ。
ダークキマイラと対峙するプテラちゃん。
彼女もまたこの空島を守る者としての戦闘能力の高さを見せつけられた。
だが相手は魔界からきたであろう魔物であるダークキマイラ。
油断のならない相手ではあるであろう。
『さあ………残りは貴方だけよ……………………。』
『……………………………………。』
そんなプテラちゃんを見てただただ大きな口の端から涎を垂らし見て沈黙するダークキマイラ。
次の瞬間。
ダークキマイラの口の端に炎が見える。
『プテラちゃん!!!????』
俺は阻止するために一気に加速する。
ボウーーーーーーーーーーーーっと吐き出された爆炎。
プテラちゃんは驚き戸惑うも間一髪俺は彼女を抱きながら炎を避ける!!!
『きゃっ!!???』
俺の背後を通過する爆炎。
何とかギリギリ躱したがこれはまた恐ろしく激しい炎だった。
すると体勢を変えていたダークキマイラ。
『コイツ………戦い慣れているな………』
『…………………………………………』
すると俺の腕の中で顔を赤らめているプテラちゃん。
『どうした?』
『ううん……な……なんでもない。』
顔を赤らめ俯くプテラちゃん。
俺はドキドキしてしまう。
『危ない!!!!!』
そう声が聞こえ俺達の目の前に吐き出された炎を防ぐバリアーがはられていた。
『スクエルちゃん!!!???』
『あんた……ぼーっとしてると燃やされちゃうわよ!!!!!』
相変わらずのツンドラのスクエルちゃん。
『お、おう!!』
俺の声に顔を赤らめてキマイラに目を向けるスクエルちゃん。
俺はこの冒険が始まっていよいよ俺に光が向いてきた事を実感する。
俄然やる気が湧いてくる俺。
『クククッ……………おいキマイラ………お前の相手はこの俺だ…………………引導を渡してやる。』
俺はプテラちゃんの頭に手を乗せ告げる。
『さあ…………君は向こうでルキ達と共に見ているんだ。』
『はい。』
涙目で呟き俺の元から飛んでいくプテラちゃん。
次に俺が声をかけたのはスクエルちゃんだった。
『お前もだ…………スクエル。』
俺の声に顔を赤らめ驚くスクエルちゃん。
『ひっ!!………………………アンタ………負けたら怒るよ。』
『ああ……………わかってる。』
顔を赤らめ照れながらスーッとひいていくスクエルちゃん。
するとそこに何者かの声が聞こえてくる。
『クククッ…………調子にのるのもその辺にしておくんだな。』
『誰だ!!!????』
それは俺達のずっと下……そう………深い穴の奥から聞こえてくるのだった。
皆に緊張感が走る。
明らかにその声の主はあのキマイラよりも強いのだろう……キマイラもその身を小さく構えているようにも見える。
するとその声の主は続ける。
『我がそこまでいくのもダルいのでな………お前達………………さあ我が前まで落ちてくるのだ。』
そう言い放った何者か。
『ダークアブソーブ……………『超吸収』』
その瞬間。
大穴の真下から吸い込まれる感覚。
『なっ!!???これは!!???』
するとプテラちゃんの声。
『いやあああーーーーーーーーーーっ!!???』
大穴の深い暗闇に吸い込まれていくプテラちゃん!!
『プテラーーーーーーーーーーーーーっ!?』
俺の叫び声………そして続くようにスクエルちゃんの声………………そしてルキ達の叫び声も聞こえてくる。
『いやあああーーーーーーーーーーっ!!お兄……………ちゃん……………!!!???』
『おねぃ!!!????』
そう聞こえたのは麒麟の声。
吸い込まれていくルキ。
その後を追って闇の中に消えていく麒麟。
俺も追いかけようと構えると。
背後から感じた気配。
そこにはぐるると唸るダークキマイラが四足で構え俺を睨んでいる。
『ん!?お前……………なんだ?まさかとは思うが………俺の邪魔をしようとしているのか?』
『うううぅぅぅぅぅ………………………………………。』
唸りながらダークキマイラは炎をその身に纏っていく。
『どうやらお前も本気のようだな…………その様子だとこのまま俺を無事にこの下に向かわせたらあの声の主からお前は酷い目に合う………それだけその者に恐れをいだいているのだろうな。』
俺の言葉はきっと的確だったのだろう…………炎を更に巨大化させヤツの本気度を感じさせる。
『フン…………だがこっちも早く助けにいくのだ………お前の都合など聞いていられん………それにな………………俺は。』
ゴーーーーーーーーーーーーーッと激しい炎を身に纏う俺。
『お前ごときに……………………負けねえんだ!!!!!うおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!???』
俺達は飛び上がり激突する!!!!!
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