シーン79ダークホール。
俺達の目の前にポッカリと口を開く大穴。
すると俺達の前に映像として現れたのはセイレスペガサスだった。
『『ペガサス様!!!』』
そう言って頭を下げ腰を下ろしたのはクワガタとカブトムシ………そしてプテラちゃんだった。
すると映像のペガサスはニコリと微笑み口を開く。
『皆様………ワタクシもそこへ行けない事……本当に申し訳ございません。』
『いえ………ペガサス様には立派なお仕事がございます………その事は私供も存じ上げておりますのでお気になさらず。』
そう言ったのはプテラちゃんだった。
そして続くようにペガサスは語り始める。
『竜の巫女様………実はこの浮遊島……本来は自身の力だけで浮き……そして移動をしているのです………ところが魔王の影響でこの浮遊島に大穴が空き…………そこから地上との接点を作ったのです………地上からは魔界からの瘴気をこの浮遊島まで届くかのように押し上げました………するとこの浮遊島はいつしか制御を失ってしまいました………今は私の魔力を使用し、この浮遊島を何とか保っているのです。』
『もしかしてその為に動けずにおられるのですね?』
ルキの言葉にペガサスは頷くと。
『もちろん地上にも徐々に魔界からの影響はではじめております………魔族の狙いは…この浮遊島を落とし…………この大地に眠るとされる神器を亡きものにしようとしているのでしょう。』
『神器…………やはり最後の神器はこの地に……………。』
『ええ…………ですがその神器はまるで意思をもっているかのように身を隠す場所として地上ではなく………この浮遊島の大地にお眠りいただいておりました………それに勘づいた魔王が大穴を開け奪おうとしているのです。』
『ならば、やはり行くしかありませんね…………。』
そう力強く言ったルキ……その目は輝かしかっ た。
『ああ………ルキ………俺達ドラゴンに相応しい大空の戦いになるな?』
『お兄ちゃん………うん!』
するとペガサスが口を開く。
『皆様…………この空島をどうぞよろしくお願いいたします。』
『ペガサス様!!!大空の戦いならば我々も!!なあ?スタッグ?』
『ええ!!もちろんです!ビートルお兄様!!』
一人はこれまた品の良さそうな王子タイプのイケメン………そしてスタッグちゃんは可愛らしいお姫様のような出で立ちの美少女だった。
『ふふ………二人も…………そして………プテラも………よろしくお願いしますね。』
『『はいっ!!!』』
『僕もいくぞお!!!』
『ふふ…………そうでしたね………麒麟もどうぞよろしくお願いしますね。』
飛行能力を持つ三人………そして、それに加わるのは弟の麒麟。
そして俺達メンバーは特殊能力メンバーも多い。
これならばこの大穴から感じる魔族の気配に簡単に負けることはないだろう。
俺達は決する。
『さあいくぞ!!!!!』
俺は巨大な翼を広げる。
そして大穴へ向かい羽ばたいたのだった。
『うおおおおーーーーーーーーーーーっ!?』
◇
◇
◇
巨大な闇の中へと羽ばたき降りていく俺達。
俺、ルキ、そして麒麟と次々と飛行できないメンバーを背に乗せ降りていく。
深く深く闇の中へと慎重に降りていく俺達。
するとスタッグちゃんが口を開く。
『以前こうして降りている途中に地上からあの糸が伸び私達は捕らえられてしまいました………ですのでどうぞお気をつけくださいませ。』
『そうだね………あの者……バットスパイダーは逃げては行きましたが………いつどこに魔族の手があるか分からないな………。』
すると何かの気配を感じた。
『なんだ!!???来るぞ!!???』
俺がそう叫んだその時。
大穴の下から魔力を感じ取る。
そして。
『飛翔魔獣のようです!!皆さん気をつけて!!!』
ルキが叫んだその時。
俺達の前に姿を現したのはなんとダークキマイラだった。
『あれはキマイラ…………………空に気まぐれに現れ最悪を起こしに来ると言われる怪物が更に暗黒のオーラを放っているようです……………ダークキマイラとでも言うべきでしょうか………皆さん気をつけてください!!』
そう言い放った映像のペガサス。
それは突然かき消されるように映像が消える。
『あれは闇の力でペガサス様の魔力をかき消しましたね…………皆さん!!ご武運を。』
そう言ったプテラちゃんが更にその飛行を加速させダークキマイラに向かい飛んでいく!!
『さあ………天空に蔓延る魔物よ………大人しくしなさい!!エアーズショット!!!』
空気を集めその力を凝縮させエネルギーと変えたプテラちゃんが砲撃をする!!
ドドドとまるでマシンガンのように放たれるプテラちゃんの空気砲。
それはダークキマイラの周囲にいたコウモリ達を撃ち落としたのだった。
『さあ………後はあなたよ……………………』
プテラちゃんは飛び上がったのだった。
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