表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真マジェスト魔神伝説~魔神雷武と竜巫女~  作者: 黒羽冥


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

74/124

シーン74麒麟。

『ふぅ………またつまらぬものをきってしまったな…………………。』


ガシャリと聖剣を鞘に収めるセイレスペガサス。


『『お姉様っ!!???』』


そう言ってセイレスペガサスによっていく三人の女学生。

俺は………いや俺たち三人の男は、そのままガックリと倒れ込んだのだった…………………って。


『俺は巻き込まれたんだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!???』


壮大にツッコんだ俺だったがセイレスペガサスはにっこり笑い三人の頭を撫でていた。


『ふぅ………まあ皆いい子達ですねえ。』


セイレスペガサスの声に嬉しそうにしているルキ達。


『ふぅ…………まあいいや………ところでこの場所に神器というものがあるのではと聞いてきたんだが………ん?』


俺はふと気配に気がつくと俺を見ていたのは先程の少年の麒麟だった。

俺と目が合うと照れたような表情をする麒麟。


『おいどうした?』


俺の問いかけにビクッと全身で驚く麒麟。

するとゆっくりと俺に近づいてくる。


『なあ!?お前あの子の………お兄ちゃん…………なのかあ?』

『ああ………そうだ………だけどそれがどうしたんだ?』


俺がそう問いかけると麒麟は目を輝かせる。


『ぼ……僕のお兄ちゃんにもなってほしい。』

『なっ!?』

『『なにいいいーーーーーーーーーっ!?』』


突然の麒麟の提案に俺達は驚きを隠せなかった。

するとフェリスとフェロームはいつの間にか麒麟に近づいていた。

フェリスは麒麟に問いかける。


『おい………お前………それって本気なのか?』

『お前………本当にそれでいいのでありますか?頭もホレホレ………ツルツルなんだぞ?』


すると俺の頭頂部をじっと見ていた麒麟が答える。


『うんっ!!僕ヒューマン族のとこ遊び行った時同じ頭の人たくさん見た事あるんだあ、だから気にしないんだあ。』


俺にとっては随分失礼な話である。

すると俺たちを見ていたセイレスペガサス。

俺が困惑の表情をしていると麒麟の表情が次第に悲しそうな表情へと変わる。

しゅんっと肩を落とす麒麟は……………そのまま………スーッと飛び去ってしまう。


『あ、おい……………………麒麟お前………………。』


麒麟が飛んで行ってしまった。

俺たちはその光景に驚きの表情で立ち尽くしていたのだった。

するとその光景を見ていたセイレスペガサスが口を開く。


『あの子……………麒麟の事なのですが…………。』


セイレスペガサスは語り始めるのだった。

あの子…………麒麟は神が気まぐれに風から創ったと言われる神獣の一つと言われているのです。

生まれながらにして強力な力を持ち………そして心は幼体…………一つ間違うと兵器ともなってしまうあの子は…………これまでも様々な者達と出会って来たそうです……ですが…………………。


すると悲しげな目に変わるセイレスペガサス。

あの子はその膨大な力から………皆々から恐れられる様になってしまったったのです。

偶然ここへ来た彼はわたくしに全てを語ってくれました。

そんな彼をわたくしは放っておく事が出来ませんでした。

わたくしはここに棲むといいと告げました。

喜んではくれた彼ですがどこかでやはり色々考えてしまうのでしょう…………。

すると、ある時………彼が聞いてきました。


『ペガサス…………本当にこのままここに僕がいてもいいのかあ?』

『ええ………もちろんです………麒麟……貴方はずっとここにいていいのですよ?わたくしも、もちろん精霊の一種です………よほどの何かがない限り貴方を一人にする事はない存在です………だから気にせずにここで暮らしていていいのです。』


麒麟の表情は、ぱああーーーっと明るく輝く。


『うんっ!ありがとうペガサス。』

『こうしてわたくし達と共にあの子……麒麟は暮らす事になったのです。』


そう語ったセイレスペガサス。


『そうだったのか…………………………。』

『ええ…………だから彼は貴方たちがここへ来てくれた事に本当に嬉しかったのでしょうね?これまであの子は自分でも気づかないうちに恐れられてきました………そして皆々が彼から距離を置き離れていきました……だから貴方がたがここへ来てくれた事に嬉しくて仕方がなかったのでしょう……そして貴方………雷武様に強力な力を感じたのでしょう……そんな貴方を兄と呼んでみたいとそう思ったのではないでしょうか?』


俺はその言葉に心がつまる思いがした。


『そうだったのか……………………。』


俺は麒麟の力を探すように気配を探る。

確かに麒麟の莫大な力は恐れられてしまう事はあるのかもしれない………でもこのまま放っておく事はできない…………。


『あった…………ちょっと俺は行ってくる。』


翼を広げる俺。

そして麒麟の元へ飛び立ったのだった。

お読みくださり素晴らしい感想まで本当にありがとうございます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ