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真マジェスト魔神伝説~魔神雷武と竜巫女~  作者: 黒羽冥


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シーン70聖獣と空。

俺たちの目の前にはモサモサの白い毛に覆われた獣………聖獣がいたのだ。

次の瞬間。


『うわあああん!!おじいちゃん!?』


ヘキサは目に涙を浮かべながら聖獣に抱きつき訴える。

すると聖獣はというと。

ヘキサを抱擁しヨシヨシと頭を撫でていた聖獣。


『おお………ヨシヨシ…ヘキサ……怖かったのか?』

『うんっ!?すっごいこわかったんだあ。』


甘えるようにそう訴えるヘキサ。

さすがヘキサのじいさんだ。

やはりどこの老人も孫には甘かったようだ。


『ふぅ……………やれやれ…………聖獣とやらも孫には甘いようだな。』

『本当に……でもヘキサちゃんも無事で良かったねお兄ちゃん。』

『ああ………そうだな。』


すると聖獣の様子が次第におかしくなっていく事に気がつく俺たち。


『よぉしよぉし!やっぱりワシの孫は可愛いのお…………。』


ヘキサを抱き寄せ擦り寄る聖獣。

その行為は俺たちにとって驚異的な行動だった。


『あの聖獣様が………………………………。』

『こんなにも気色悪いじじいだったとはな。』


そうルキに返事を返す俺。

バキッ!!!!!


『んがっ!!???』


俺の顔面に突然何かがぶつかりおかしな声を上げてしまう。


『何しやがる!!???』


すると、ヘキサを甘やかしながらこたえる聖獣。


『ふん………わしは世界の神となるものぞ……敬え………そしてこの孫娘ヘキサは、いつかわしの跡を継ぎ………この世界の次の聖獣になるのだぞ…………今のうちから優しくしてやってくれ。』

『『はーーーい。』』


皆が棒読みで返事を返す。


『ふむ………まあよい…………さて…………竜の巫女よ………お主は必死に頑張ってここまでワシの言葉を守り……………辿り着いたのお。』

『いえ……………聖獣様…………………私がここまでこれたのは私一人の力では辿り着けませんでした……ヘキサちゃんもそうですし、仲間の皆……ゆく道中で出会ったメガロさんもそしてここにいるお兄ちゃんも……皆が私を助けてくれました…………だから私はこうしてここに言われたアクアダイトを持ってくる事ができたのです。』


そういってその手に青白く輝くアクアダイトを見せるルキ。

すると聖獣が口を開く。


『ふむ………確かに…………ではここにあの神器の一つである『フェニックスアロー』を。』


その声にルキが力を失っていた弓矢を取り出す。

聖獣は右手にはフェニックスアローを、そして左手にはアクアダイトをルキから受け取り手にしていた。

すると聖獣の身体は光り出す。

そしてそれに呼応するかのように光を増す神器フェニックスアロー。


『古の神々よ……………今ここに更なる力を欲するものがあります…………ここにその力を輝く光を取り戻す為にお力を………………………………。』


そう神に祈り出す聖獣。

するとフェニックスアローから光が溢れ出してくる。

それは次第に形を成し………そして燃え上がる炎となり宙へと舞い上がっていく。

その姿は炎のフェニックスへと変わり宙を舞う。


『おお……………フェニックスが空に。』

『お兄ちゃん……何かフェニックス様は力が漲っている感じがします。』


すると聖獣が口を開く。


『先の時はフェニックスもその力を完全には取り戻せていなかったであろうからな……………今回お前達の頑張りで元の力を取り戻せたのであろう…………よく頑張ってくれたな。』


そう語った聖獣様は続ける。


『さあ………では仕上げと行こうか………………。』


聖獣様の目の前にはフェニックスアローが光を発しながら輝きを保っていた。

次の瞬間。

宙に手をかざす聖獣様。


『さあ………フェニックスよ………再びその身をこのフェニックスアローへと投じるが良い………そしてこの娘………………竜の巫女の為に力となるがいい。』


すると俺たちの耳にも聞こえてくるフェニックスの声。


『我が神………………聖獣様………………………分かりました……………ここから私はお救いくださった竜の巫女様の力となりましょうぞ。』

『ああ……………頼んだぞフェニックス…………。』

『はい…………さあ………………竜の巫女…………ルキ様…………再び我が力をあなた様のお力としてお使いくださいませ……。』

『フェニックス様……………ありがとうございます。』


ルキはにっこり微笑みそう語ったんだ。

そしてフェニックスは舞い上がり、その身を光に変え神器であるフェニックスアローへと吸い込まれるようにスーッと消えていった。

すると聖獣が口を開く。


『さあ………………フェニックスは力を取り戻し再びお主の力となる事を望んだのだ…………。』

『ゆくが良い……………………そして世界の光となりこの世界を。』


ルキは微笑む。


『はい……ありがとうございます聖獣様………………行ってまいります!』


そういったルキはとても輝いて見えたのだった。


『あのぉ………ところでどこに行けばよろしいでしょうか?』

『お…………そ、そうだったのぉ…………ん!?んんっ!?』


すると何かを感じたのか……聖獣は空を見上げる。

お読みくださりありがとうございました。


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