シーン69バットスパイダー逃亡。
メガロはその手の槍を振り回しはじめる。
ウインウインと槍から振るう音が聞こえてくる。
俺はその音に目を奪われる。
その音は耳に伝わってくる。
『これは……………………音!!???』
俺はそんな事を考える。
次の瞬間。
なんとバットスパイダーはその巨体を震わせ始める。
『なっ!?なんなのこれは!!???み、耳障りなこの音…………いやあああーーーーーーーーっ!!!???』
そして、その音に苦しみはじめたのだ。
するとメガロが口を開く。
『音響の波………………僕が発するとある音は………君の水分に乗り…………そして伝わっていく……君がどこへ行こうともどこに隠れようとも僕の…音は君を見つけていく…………さあこのまま…………………。』
『いやあああーーーーーーーーーーーーーっ!!!????やめてやめてやめてえええーーーーーーーーーーーーーーーっ!!???』
叫び狂うバットスパイダーはその巨体で激しく暴れ狂いはじめる。
するとそれは次第に俺たちを捉えていた糸を自ら引きちぎっていたバットスパイダー。
『おっ!!!???これは!!???』
俺は開放された両手を見る………そして仲間たちに目を向けると皆があの強固な糸から開放されていた。
『おおおおおおっ!!???』
『よくやったであります!!!』
猫もイタチも…………ゴリさん、スクエルちゃん……そしていろどりちゃんに………ルキ。
ヘキサもどうやら無事だったようだ。
そして俺は奴の目の前に立つ。
その巨体を激しく周囲の壁に激突させ苦しみ暴れるバットスパイダー。
『いやあああーーーーーーーーっ!!??もうやめてえええーーーーーーーーーーーっ!?』
ビュンビュンと鳴り響くメガロの槍は快音を発生させる。
そしてその音はバットスパイダーの体内の水分に影響を与えそして苦しめる。
俺はバットスパイダーを見据える。
『バットスパイダー…………………たしかにお前は魔王軍の一人なのだろう……その強さは本物だった………だがその怠慢で………隙が生まれ……そして。』
『ぐうううーーーーーーーっ!?な、何を言ってるの!?この私がこんなっ!?』
そう言い放ったバットスパイダー。
身体は小刻みに震えそしてガチガチと震わせ語った彼女。
だがそれは何かを決したかに見えたんだ。
ハアハアと深い息を吐き出すバットスパイダー。
『そこの貴方!!!???貴方は決して許さない………今は無理でも……私はいつの日か…………あなたを苦しめてやるわ…………いい!?』
そういうとそこ身体を起こしていくバットスパイダー。
『覚悟してなさいっ!!!!!?????』
そう言った瞬間。
ドゴオオオーーーーーーーーーーーーーーーンっと激しい衝撃と共に大地にその脚を突き刺していくバットスパイダー。
そしてそのまま大地へと潜って言ってしまう。
バットスパイダーは………そうして俺たちの目の前から消えていったんだ。
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◇
◇
『ふぅ…………………危なかあったねお兄ちゃん。』
『ああ………あれが魔王軍………なのか。』
すると、いろどりちゃんが口を開く。
『そうなんです…………あれは魔王軍…………魔王は凶悪な力で魔族を強化することもできるみたいですね…………それによって私達の村をも滅ぼしてしまったのがあの魔王の力なのです。』
『そうなのだな………だがここからもまた魔王軍の脅威は続く事だろうな。』
するとルキが口を開く。
『そうですね………でも今回はちょっとあの力に私も緊張感を増して来ました…………きっとこれからも魔王軍…………魔王は私達を狙って来る事でしょう…………私は早く神器を手に入れて………魔王を討つ準備をしなければなりませんね。』
俺たちはそんな話をする。
そして。
『はいはーい!!皆さん!!準備はいいですかーーーっ!?』
『ヘキサちゃん!!!???』
驚きの表情のルキ。
するとヘキサはこたえる。
『みんなこれまで本当にごめんね、さっきやっとおじいちゃんの気配を感じる事ができたの……………って事でこれから転地でおじいちゃんの所に向かおうと思います!!!!!』
『『……………………………………………!?』』
ヘキサの声に無言の面々。
もちろん俺も皆に同感だった。
『ヘキサ………ちょっと待て……………お前今度は本当に!?大丈夫なんだろうな。』
すると聞こえる聖獣の声。
『皆の者………わしの孫が本当にすまなかった…………大分ここまで戻ってくるのに時間がかかったようじゃ………………さあ……………………ここからはワシの力で…………………………いくぞ。』
『転地。』
その声で俺たちは。
目の前にやっとの事で聖獣の目の前に辿り着いたのだった。
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