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真マジェスト魔神伝説~魔神雷武と竜巫女~  作者: 黒羽冥


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68/124

シーン68メガロVSバットスパイダー。

人化しているイケメンメガロ……この場で今動けるのは、たった一人メガロだけだった。

メガロが槍を手に構え動き出す。


『フン………見えていても尚逃れる事ができるのであるならやってみればいい………私の蜘蛛の糸は………見えないのだから……『ダークミスト』!!』


巨大な大蜘蛛は糸を吐き出す!!

だがそれと同時に霧を吐き出していく。

霧は濃くそしてメガロの身体を包み込んでいく。


『来るがいい…………僕は………霧の中でも関係ない………ムーヴスイム。』


すると今度は完全にメガロは目に見えなくなる。


『メガロ!!???』

『メガロさんっ!!???』


もはや……俺たちの声もあいつに届いたのかどうかも分からなかった。

そして辺りはシンっと静まりかえる。


『チッ……こんな糸など…………俺が……ぐぬぬ……。』


精一杯の俺の抵抗。

俺は糸を手にとりそれを引こうと試みる。


『ふふ…………一体貴方は何をしようというのかしら?この姿になった私に力業など今更聞くと思っていつるの?』

『んぐぐ………………うおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!???』

『な!?なんて馬鹿力……………………でも甘いわ。』


しゅるしゅるっとさらに俺の身体を縛り付ける糸が追加され俺は見えなくなるほど縛りあげられる。

全身が糸で巻かれ、もはや頭頂部しか見えない俺の身体。

すると笑いだしたのは猫とイタチだった。


『くくっ!!???』

『くっ…………ダメなのであります!!!ツルツルの頭だけが見えて……………笑ってしまうであります!!!』

『なっ!?なんだと!!???貴様ら!!???』


俺が怒鳴ると俺の目までが糸で巻かれ見えない状態に。

他にもどうやらくすくすと笑う声が聞こえる。


(くっ………………他にも女子達にも笑われているのだろうか………これは恥ずかしいぞ……くそっ!!)


その時。


『はああああーーーーーーーーーーーーっ!?』


ガキイイイーーーーーーーーーーンと金属の衝突音が聞こえる!!!

これは……………そうか…………メガロが出てきて戦いが始まったんだな。

俺はそう感じたのだった。

すると声が聞こえる。


『貴方…………………見えなくなったと思っていたのに……………いつの間に。』

『うおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!バットスパイダー……君の相手は僕だあああっ!!!???』


ガキイイイーーーーーーーーーーーーーーン!!

激しい両者の攻防なのだろう。

衝突音からもその激しさが伝わってくる。


『くっ!?流石に巨大だ…………………僕の攻撃が軽く弾かれている。』

『ふふふ…………………そうね………今の私に貴方の攻撃が届くとでも?』

『くっ!!??きっと、とどいて見せるさ。』


そう言い放ったメガロの声。

すると俺はメガロにザワっと感じた何か。


『へえ…………貴方何をしようとしているの?』

『今僕達のパーティーで戦えるのは僕だけだ…………ならば僕は君を倒さなければならない。』

『そう?でもそんなひょろひょろな身体でどんな攻撃をしたとしても私には効かなかったのを忘れたの?』

『………………………………………………………。』

『ふふふ……………構えちゃったのかしら?そうね…………貴方が使うであろう氷も………そしてあのお坊さんの炎も私には効かなかったじゃない?』

『ふふ…………まあいいわ………やってみなさいよ…………………そして自分の無力さを知ればいいわ。』


(メガロ……………何かをしようとしているのか?だがあの女の言うように………メガロの攻撃も効くかどうか分からないぞ。)


俺はそんな事を考えてしまう。

するとメガロが口を開く。


『ああ………雷武さん……………僕もあなたとルキ様に助けられたクチだ………』

『メガロ…………………………』

『そんな僕は、ここであなた達を救えなければ………僕の存在理由などどこにもないんだ……だからここで。』


静かに目を閉じるメガロ。


『ふふふ……………どうしたのかしら?この私に敵わないと悟ってもう諦めたのかしら…………さっきまで息巻いて私にその刃を立てていたのに……結局それ…………あ~あ………つまらないわ……。』


するとその巨大な身体を起こしていく。

そしてその凶悪な足を持ち上げる。


『じゃあ…………貴方……………仲間たちの前で食べてあげようじゃないの………………………さあ。』

『死になさい!!!!!』


ドオオオーーーーーーーーーーーーッとメガロに襲いかかるバットスパイダー!!!

その時……メガロの目が見開かれる。

お読みくださりありがとうございました。



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