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真マジェスト魔神伝説~魔神雷武と竜巫女~  作者: 黒羽冥


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シーン61アクアダイト。

俺達の前で燃え上がるヒレン。

奴は悶えながらその姿をサラサラと消していったのだ。


『やった………………………………ぜ。』

『お兄ちゃん!!』


俺の意識も絶え絶えになりかけるが。

そこで声をあげたのはルキだった。

彼女に目を向けると。

そこにはぐにゃりと曲がり原型を残してない牢。

そして立ち尽くしていたのは仲間達に解放された俺の可愛い妹のルキだった。

そして涙目のルキは俺を見つめていた。


『お兄ちゃん!!!????』


俺を呼ぶ声とともに俺の元へとかけてくるルキ。


『ルキ!!!???…………あれ?』


俺はなんと大分力を使ったらしく立つ足に力が入らなかった。

それでもルキは俺の元までかけてきていた。

そして。

俺に抱きついてくるルキ。

そしてルキは小さくその身体を震わせていた。


『お兄ちゃん…………………………ありがとう。』

『ああ………ルキ……………………遅れてごめんな。』


するとルキは首を横に振る。


『大丈夫だよお兄ちゃん………私は最強のお兄ちゃんの妹だもん!強いんだから………………。』


そういったルキは目に涙を溜めていた。


『ルキ………………………………………………。』


俺はルキとこうしていられる事に思わず微笑む。


『帰ってきてくれてありがとうな。』

『うんっ』


俺達はこうしてルキ奪還を成功させたのだった。

するといつしか仲間達も俺の背後へ勢揃いしていた。

皆の笑顔がルキを迎える。


『皆…………私の為に本当にごめんね…………皆を危険な目に合わせちゃった。』


頭を下げそう告げたルキ。


『ルキ様………お顔をお上げください………ここに集まりし我々精霊はルキ様を巫女として認め………そして何らかのきっかけで集まりし者達です……ルキ様の為なら私達はこの身をいつでも捧げますわ。』

『スクエルちゃん。』

『そうなのであります!!お前はだから泣かなくていいであります!!』

『そうそう!ルキ……………お前を守るのが俺達の使命だ………そしてお前はいつでも俺達に優しい………だからそんな顔するな』


そういいながらニヤリと微笑むフェリス……そして皆がにこりと微笑みルキを見つめる。

皆が同じ気持ちなんだと思う。


『皆…………………ありがとう……………………。』


そういい涙目で微笑むルキ。


『ルキ………お兄ちゃんもずっとお前のお兄ちゃんだ………お前をずっと守ってやる。』

『お兄ちゃん…………うんっ!』


こうして俺達はルキを救い出し…………そして。

『ここが地下神殿なのですね?』

『はい……ルキ様…………そしてここが神殿の入り口になります。』


メガロがそういい神殿の入り口に立っていた。

そしてメガロを先頭に俺達は神殿内部へと入っていく。

そこは薄暗くも肌寒く、だが所々に神殿内を照らす灯りがともっている。


『ルキ様…………もうすぐです。』

『はい。』


先頭の二人の会話。

すると目の前には光が見えてくる。


『あそこですね?』

『はい………………』


俺達は神殿内のホールに出たのだった。

内部のホール………そして最奥に見える祭壇。

祭壇前に向かう俺達。

そして、ついに祭壇前に辿りついたのだった。

メガロが祭壇脇に立つ、ルキは隣に立ち目の前の青白く発光する石を目にし……そしてその手で取り上げる。


『これがアクアダイト…………なのですね。』

『はい………これをお持ちになり聖獣様の元へ。』


そう告げるメガロ。


『メガロさん、ありがとうございます!』


ルキの言葉にメガロは目を見開き驚く。


『ルキ様……………!?』

『貴方がいなければここへ辿りつく事は出来ませんでした………本当にありがとうございます。』


ルキのその言葉に驚き震えるメガロ。

メガロはルキを案内しながらも、でもどこか暗い表情を浮かべていた。

そんなメガロは口を開く。


『ルキ様………僕は貴女を危険な目にあわせてしまいました……そして皆の者まで………本当に申し訳ございませんでした。』

『メガロさん………そんな事はありません……今こうして皆が無事でこうしていられてるじゃありませんか……これは皆も頑張ってくれてそしてメガロさんもそれは同じです……だから……ここにいる皆……そしてメガロさんも私を助けてくれました……本当にありがとうございます。』


そう笑顔でいったルキ。

青白くアクアダイトに照らされたルキの表情はとても美しかった。

するとメガロはその身体を震わせていた。


『ルキ様……貴女は本当に女神だ…………ここからはこの僕も貴女の為にこの力を使わせていただきます。』


そう告げたメガロ。


『メガロさん………ありがとうございます。』


ルキの言葉。

そしてヘキサが口を開く。


『よぉし!!皆!ではここから改めておじいちゃんの元に帰るよーーーーー!!』

『おう!!ヘキサじゃあ頼むぜ!!今度は誰もおいてかねえようにしてくれよ!?』

『あーーーーっ!?雷武ちゃんちょっとそれはひどくない!?』


むくれるヘキサ、そしてそんなヘキサを見て笑い合う面々。

そしてルキもまた笑顔を見せていた。

こうして俺達は聖獣の元へと転移したのだった。


『転地………………。』

お読みくださりありがとうございました。

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