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真マジェスト魔神伝説~魔神雷武と竜巫女~  作者: 黒羽冥


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シーン58囚われのルキ。

俺はルキと離れてしまった事に焦りを感じる。


『ぐっ!!???』


しかも、あの敵である魔王軍幹部ヒレンの手によりの転地の妨害。

今頃ルキは奴の手により酷い目に合わされているのかも知れない。

そう考えると俺はいてもたってもいられなかった。

しかも肝心のヘキサまでもが奴の何らかの能力で弱らされその動きを封じられてしまう。


『くっ………これは一体どうしたらいいんだ……ヘキサ……お前は動かなくていい………ただ……何か手段はないか!?』


俺のその声に苦しげな表情のヘキサは息も荒い中ゆっくりと口を開く。


『はあ………はあ………あの敵……ヒ……レンは魔王……軍幹部の者……だと言っていたよね……あのままでは………ここにいる………誰もが…敵わな………かった………と思う……だから僕は……転地を………つかったの……例え行ける方法があったとしても……ヒレンには……敵わなく………全滅……してたと………思う………。』

『くっ!?だが俺は!!!俺はルキを救わなければ!!!!!』


すると、うすら笑みを浮かべ……ヘキサは続ける。


『アンタならそういうと思ったわ………しかもここにいる皆がアンタと同じ思いのようだね。』


ヘキサがそういうと…………フェリス………フェローム……ゴリさんにスクエルちゃんまでもがやる気に満ちた表情を浮かべていた。


『当たり前だ…………アイツは僕たちの姫なんだ…………なあフェローム??』

『イエッサー!!兄貴………ルキは僕の熱狂的ファンであります!!ファンは大切にするのであります!!!』


するとゴリさんとスクエルちゃんまでもがルキ奪還に向けその目を輝かせているようだ。


『私達もルキ様をお守りするのです!ねえBOSS!?』

『ああ……………さっきは驚き戸惑っていたが次は確実に仕留めてやる。』


すると………そこによろよろと上半身を起こしたのはなんとあのメガロだった。


『皆さん………本当に我らとの戦いに巻き込んでしまった事………本当に申し訳なかった。』

『お前…………』


俺達はメガロに目を向ける。

目の前で深々と頭を下げるメガロ。


『俺達……この海の精霊……生きる者達はあの魔王の魔力によって支配されてしまった………そしてその為に立ち上がってくれた竜の巫女を今……危険に晒してしまった………俺はそんなきっかけを奴を倒せなかった事で与えてしまった………これは俺がこの身に変えても必ず救ってみせる……』

『フン………だが…そこまで行くにはどうやって行くのだ!?海はてめえが知るよりも空から見ても広いんだぜ!?』


俺はそう返してやる………口で言うだけなら誰にでも言えるのだ。


『ああ……そうだな………だがな………この俺はメガロドン…………海の覇者…………海世界ですら俺の嗅覚は効くんだ……………俺は竜の巫女………彼女を抱きしめた時…………彼女の匂いを記憶した………必ず辿りつける。』

『なっ!?貴様……………ルキは匂わんぞ!!???』

『ふっ……………貴方は竜の巫女様の兄なのでしたね…………妹さんを救いに行きますよね!?』

『ああ………もちろんだ…………案内してくれないか!?』


するとヘキサは声をあげる。


『ねえ……貴方達………だからそのままでは力及ばずだってさっき僕が言ったじゃない?』

『なあ………ヘキサ………世の中には絶対なんてないんだぜ!?しかもそれが大切なルキの為なら俺はこの身が果てようとも構わない。』

『だけどあの魔王軍の一部だよ!?どんな魔物が待ってるのかも分からないし魔王まできちゃうかもだよ!?』

『分かってる………だけど今ここにはルキを救う事だけを考えてる者しかいないんだ。』


皆も俺の言葉に頷く。


『わかった…………じゃあ私は本当にまだ転地ができないの………………だから………んっ!?』


するとヘキサの肩に手を添えるスクエルちゃん。


『ヘキサ様……………こんな時は私の力を………。』


そういったスクエルちゃんはカードをパラパラときっていく。

そして一枚のカードを手にすると。


『運命のカード《ディスティ二ー》!!』

『魔法の癒し《マジックヒーリング》』


パーーーーーーーーーーっとヘキサの頭上から照らす光は彼女を照らしていく。

すると先程までの青く変色していたヘキサの弱った身体に赤く輝き魔力が溢れていく。


『これは!?すごいよ!!スクエルちゃん!?』

『いえ!お役に立てて良かったです。』

『よぉし!!!これなら私もルキちゃん奪還にいけるよ!!!なら……早速。』


そういったヘキサは目を閉じ目の前で手を合わせる。


透視スコープ!!』


ヘキサがそういった瞬間……………俺達の前に今のルキの姿が映像として見え始めてくる。

すると暗い海底内の洞窟内へと画像は映し出される。


『ルキ!!!???』


俺は叫ぶ。

するとルキの目の前に見えた、あのヒレンがニヤリと笑みを浮かべながらルキを見ていたのだった。

お読みくださりありがとうございました。



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