シーン116ルイ。
『あーうーあー!!』
『ほらあルイ!?おじちゃんだよーーーーーっ!!』
ルイがきゃっきゃと笑ってくれる。
俺はそんな姪の姿にほっこりと癒されていた。
ルイに目を向けながらこの幸せを噛み締める。
『ルイ…………お兄ちゃんもきたぞお!!』
そういいながらニコニコとルイに挨拶をする麒麟。
麒麟もまた、まるで妹ができたかの様に喜んでいた。
『きゃっきゃっ!!』
こんなに笑顔ではしゃぐルイ………いつまでもこの笑顔を見ていたい………俺はそう思っていた。
親であるルキもルテンもこの幸せに毎日笑顔で過ごしていた。
するとルイが突然の様に泣き出してしまう。
『おおっ!?これはもしかして腹が減ったのか?』
そこへやってくるルキ。
『あー!お腹が空いたかな?今あげるからねえ!?』
俺は抱いていたルイをルキに預ける。
そしてルキは奥の部屋へと移動する………そうルイのご飯の時間なのだった。
すると麒麟が口を開く。
『ルイ腹減ったのかあ?』
『きっとそうだろうな!今に腹いっぱいになって眠るだろうな』
『あにぃ…そうかあ………………まだルイは色々食べれないのかあ?』
『ああ…………そうだな………ルイはまず乳を飲んでそして大きくなってからようやく俺たちと同じ物を食べれるようになるのだよ。』
『へえ!おにぃあたまいいなあ?』
『そうかあ?まあ俺は大抵の事は知ってるからな?分からない事があったらなんでも聞くがいい。』
『うんっ!!すごいなあおにぃは!』
目を輝かせながらそう食いついてくる麒麟。
俺もまたそんな麒麟の声に満更でもなくなる。
すると俺もまたふと頭によぎる。
(そういやルキも言ってたが……この俺も子をもうけるのもいいものなのかもしれないな。)
俺の頭の数名の候補の顔が浮かぶ。
スクエルちゃん………彼女はまたツンデレで可愛い…………だが怖い部分も持ち合わせている女の子だ…………いやいやそれなら優しい雰囲気のカラーちゃんか!?うーん………でも彼女は何か俺に恐怖をいつも感じている様な気がする……まあそれも愛情の裏返しかもしれんな……………。
次に浮かんできたのは空島のメンバーでプテラちゃんとスタッグちゃん…………そしてペガサスちゃんだった。
三人とも可愛いのと美しいのと…………………うーん三人とも捨てがたい。
うーん、、、俺の周りにはこんなに沢山可愛い綺麗な女性がいたのだなあ………。
俺がそんな感傷に浸っていると。
外にドーーーーーーーーーーーーーンっと激しい轟音が鳴り響く。
『なっ!?なんだなんだ!!!???』
俺たちは急いで外に駆け出すと…そこに居たのは俺が思い浮かべていたメンバーだった。
『いったーーーーーーーーーーーいっ!?』
『いてて…………………………………。』
おしりを押さえ悲痛な表情を浮かべているスクエルちゃんとカラーちゃん。
そしてペガサスにプテラ……えっ!?まさか俺の思いが通じたとでも言うのか!?
すると俺の目の前にスーッと降りてきたのはペガサスだった。
『お…………ペガサス……か…………突然現れたが……お前達いったいどうしたのだ!?』
『雷武さん……………………ルキさんはどこでしょうか!?』
『ああ……………家の中にいるが………何があったのだ!?』
すると俺の目の前にパッと現れたのはなんとヘキサだったのだ。
『んなっ!?ヘキサ!?お前まで!?』
『いやあ久しぶりだねえ雷武ちゃん?あのね…………』
『あ………………ああ…………どうした!?』
『ル……………ルキちゃんと………』
『『ルイちゃんにあわせてえええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!???』』
大声を上げる皆……………なるほど……………。
ルキとルイが目当てだったのか。
こうして皆は思い思いにルキと話しルイを抱き楽しそうに過ごしていたようだった。
すると近づいてきたヘキサが口を開く。
『雷武ちゃん!?君も早く子供作ったら!?』
『なっ!?そ、それは相手がいないとだなあ………。』
すると皆に抱かれ嬉しそうなルイと目が合う俺。
俺を見てもにっこりと微笑んでくれるルイ。
『ははっ……………ああ………きっといつか……………でも今は目の前の小さなコイツに俺はメロメロだ。』
俺は今本当に幸せだった。
この小さな幸せを絶対守ってやる。
俺はそう誓ったのだった。
◇
◇
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そしてルイはゆっくりと……そして確実に成長していったのだった。
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