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138  明かされる天才少年誕生秘話 ~後編・天才少年を育てた母の背中は偉大です~

138 

明かされる天才少年誕生秘話

~後編・天才少年を育てた母の背中は偉大です~


 エルは最後の力を振り絞り、

自分を抱える男の方を見上げた。

 男は、パンダのような面を外して微笑む。

 それはエルが知らない少年であった。


「だ、誰だろう……。」


 エルと剣士の元に続々と人が集まる。

 討伐隊第二陣の到着であった。

 その面々はエルがよく知る面子であった。


「みんな……。 そうか討伐隊が……」


 第二陣のメンバーは謎の剣士の他に8人。


挿絵(By みてみん)


 白エルフの女王こまちゅ 


挿絵(By みてみん)


 白エルフの女王補佐アローヒ


挿絵(By みてみん)


 黒エルフの女王レイカ


挿絵(By みてみん)


 人魚の女王ヨーリー


挿絵(By みてみん)


 セイレーン族キムスケ


挿絵(By みてみん)


 氷狼族(ヒト型)ゼット


 冒険者剣士・鬼人族スプライト


 挿絵(By みてみん)


 冒険者魔導師・小人族チマキの8名であった。


「このチビッコが一人。 全滅か……」


 険しい表情のスプライト


「第一陣にはアカマルもいたはずでし。

炎が弱点じゃないでし?」


 怪訝な表情のチマキ。


「そんな」


 チカラが抜けて膝をつく、

ダークエルフ女王レイカ。


「まだ全滅と決まったワケじゃない。 

シッカリね。

フレとゴリが簡単にやられるもんですか。」


 レイカの肩を掴み支える、人魚の女王ヨーリー。


「ヘンゼル……」


 ヘンゼルの身を案じ、祈るアローヒ。


「急ごう」


 駆け出そうとするセイレーンの頭首キムスケ。


「待て」


 走り出そうとするキムスケを制止する

白エルフの女王こまちゅ。


「その童の言葉に耳を傾けよ」


 エルを指差す、こまちゅ。

 皆がエルを注視する。

 エルは小声で弱々しく、

独り言のように呟いている。


「……ある……あるんだ……むてきじゃない……」


「こんな事態だ。 童よ許せ。

アローヒ。 アレを。」


 こまちゅはエルの頭髪を数本引っ張り、

ハサミで切った。

 そしてアローヒを見て催促する。


「……自白の呪具ね」


 アローヒは空間収納魔法を使い、

ヒト型ぬいぐるみのような魔法具を取り出す。


 こまちゅはアローヒから

受け取った魔法具の口に、

エルの髪の毛を入れて自身の魔力を注ぎ込んだ。

 こまちゅはエルに問う。


「この先には何がおる?」


「あ……あう……あまる……」


 エルは上手く話せない。

 しかしぬいぐるみが喋り出し、

こまちゅがエルに問うた答えを話し出す。


「この先にいるのは、巨大な合金のスライムだよ」


「他の討伐隊はどうなった?」


「まだ戦っているはず。 僕だけ逃がされたんだ。

早く助けに行かないと危ないんだ! 

もう空気は毒で汚染されてるんだ!」


「どうしたら勝てる?」


「熱が弱点なのは間違いないんだ。 

でも気化すると毒になるから危ないよ。

そしてね、早い攻撃はダメなんだ。 

弾かれる。

ゆっくりならね、

刺したり切ったりできると思うんだ」


「他に気付いたことは?」


「ごめんなさい。 それしかわからなかった」


「充分じゃないか。 

息を止めてコマ切れにして

焼けばよいのだろう?」


 スプライトが余裕の表情を見せる。


「ワンパンでしね」


 敵の弱点が熱であることを確信した

チマキの目が輝いている。


「待て。 古文書を思い出せ。 

仕留め損ねたら逃げられる」


 こまちゅが先走りしそうな2人を制止する。


「確実に仕留めなければ。 頭を使え」


 作戦会議が始まった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ーー鉱山地下大空洞ーー


 先程まで討伐隊とアマルガムの王が

戦っていた場所に姿を表したスプライト。

 大空洞入り口の壁は無くなっていた。


 スプライトが目にしたのは、

1面水浸しのような光景であった。

 地面に広がるのは黄金色の水たまりである。

 地面を見ると、ところどころ

ヒトの形に盛り上がっている。

 アマルガムの王が

ヒトを消化しようと捕食しているところであった。

 

 スプライトの気配を感じた王が姿を現す。

 大きく盛り上がり、その頭頂部には、

まるで自身が王であることを

自覚しているかのように、

王冠とみまごうばかりの細工が施されている。


 スプライトはマントをはためかせ、走り出した。

 背中に背負った大剣を抜き、

アマルガムの王の頭頂部に剣を振り下ろす。


  ギィン


 剣は王の体を斬ることなく止められた。

 まるで王冠を護るように触手が伸びている。


「なるほど。 鉄の塊のような硬さだな。

それに……」


 スプライトはそこからゆっくりと、

突くように剣を押し込んだ。

 まるで糠に釘を突き立てるように、

剣がズブズブと触手にめり込んでゆく。


「ほほう。 本当だな。

焦って攻撃を仕掛けては、

効かないだろうなコレは。

あらゆる武術を否定するような特性だな」


 王が触手をスプライトの体に伸ばして這わせた。

 しかし王に呑み込まれてゆく

スプライトは動じない。

 王の本体がスプライトに覆い被り包み込む。


「凄まじい重さだな。押しつぶされそうだ。

取り込んだ金の重さか。

もういいだろう。 チマ。 やっちまいな!」


 スプライトの背中にしがみつき、

マントの下に隠れていたチマキが左手を前に出す。

 何かを探し、まさぐる。


「お、重いでし……」


 スプライトは左手でチマキの左手を掴む。

 そして自身の右腕が握る、

炎大剣【劫火】の柄へと誘導する。


 チマキは左手で劫火の柄を握る。

 続けて右手も添える。

 両手で劫火を握り、魔力を込めた。


「……最大火力どらごんぶれすっ!!」


 チマキの魔法で加熱していく劫火。

 王は体内奥深くにある大剣が

熱を帯びるのを察知して、

スプライトから離れようとする。

 スプライトは王を素早く握り、

強引に引き寄せた。


「つれねぇな。 もう少し付き合えよ。

早い衝撃で変形しないってコトは、

上手くやれば掴めるし、引っ張れるってコトだ。

特性が仇になったな」


 真っ赤になった劫火が

王の核を一瞬で焼き尽くし、蒸発させた。

 すると王の体は形を維持できなくなり、

溶けはじめた。


 地面に倒れていた人たちに

覆い被さっていた王の体も、

水のように地面に垂れ流しになり、

人々の体は解放された。

 スプライトが持つ大剣【劫火】

が黄金色に輝いている。


「『核は王冠の近くにある』

なるほど。 こまちゅ殿の読み通りだったな。


……剣の色が変わったな。

コレはメッキというやつか?」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ーー地底湖入り口前ーー


 王の討伐に向かった2名を除く、

討伐隊がエルの治療をしていた。


「エル、よく頑張ったな。 

よく生きていてくれた。

ああ、わからねぇか。

自己紹介しなきゃな。

俺だ。 ルーローだ。

なんで生きてんのか? ってなるよな。

姿も種族もちげーし。

実はな。

この体の持ち主がな、

不慮の事故で死んでしまったんだ。

まだ若いし、損傷も少なくてな。

とある国の王様が、英霊なんたらっていう復活の儀式をしてな。

偶然、まだ転生前の俺の魂ってやつが

入っちまったみてぇだ。

見せてもらったぜ。 

お前が作った、たくさんのものを。

ん? 来やがったな!」


 天敵と認定したチマキの姿が消えたためか、

再び岩盤の割れ目から多数の王の触手が現れた。

 7人を捕食するべく触手が動き出す。


「どんなに硬かろうが、

切れるまでブッタ斬るだけだぜ!」


 ルーローが意気揚々と斬りかかる。


 そのとき、全ての触手の動きが止まった。

 あたりに冷たい空気が張り詰める。


「まぁ、冷やせば固まるよね。

これじゃ倒せないけど」


 ゼットによる、

氷結系の術により、王の触手は固められていた、



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ーー最深部地底湖ーー



 その後スプライトからの報せを受けた

残りのメンバーが参集し、

低温と空間魔法を利用した蒸留により

現場の空気は浄化された。

 また迅速な救助により、

捕食された人々は一命を取り留めた。

 スプライトとチマキが無事に済んだのは、

ヨーリーによる泡魔法で

保護されていたためであった。


「さすがネ。 

不死身の化け物も運が無かったわネ。

天敵が2人も来てしまったんだもの」


 ヨーリーが王を滅した2人を見やる。


「いや、違うな。

コイツの敗因は、チビッコの前で

好き勝手に動いたことだろう。

己の力を過信し、敵を見誤ったのが敗因だ。

あのチビッコが居なかったら、

勝てたとしても、どれ程の犠牲者が出たことか」


「そうでしね。

弱点の熱を喰らうと毒を出すとか、嫌すぎるでし」


「そうだな。

この童が奴の不死身伝説に

幕を下ろしたのは否めまい。

たいしたものだ」


 こまちゅはアローヒの腕の中で眠るエルを見て、穏やかな表情をしている。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ーーエルが入院している病室ーー



「以上が今回の顛末ですわ」


「なるほど。 ありがとうございます。

大活躍でしたね。

アマルガム王の肉体の一部を持ち帰り研究したところ、

その正体は水銀耐性を獲得した粘菌であることがわかりました。


また王冠のような頭頂部の飾りは、触角のような感覚器官であることも。

巨大化し多くの餌を必要としたため、人間を誘き寄せる金と

ミスリルを取り込んだこともわかっています。

その分析が順調に進んだのも、

治療水を発見したエル君のお手柄のようですね」


「お手柄と言っても、様々な方の協力で作られた

魔法具【まふつの鏡】のチカラが大きかったからだと、

本人も言っておりますわ」


「まだ幼いのに謙虚ですね。

皆さんが褒めていたのは、観察力ですよ。

エル君の幼い頃の話も伺いたいですね。

何か特筆すべき点があればお願いします」


「そうですねぇ……。


この子がおそらく、最初に気にかけたのが

もみじの種子ですね」


「もみじの種子?」


「羽がついていて、落ちるときクルクルと

螺旋階段を降りるような動きをするんです。

それを見て、色々なオモチャを作るようになりました」


「ほうほう」


「それがどんどん大型化して、

今では水車を利用した粉挽機や自動洗濯の機械となっています」


「なるほど。 村の発展に大きく貢献したのですね」


「そこから水車の動きを利用した歯車や、

村長の家にあった時計の動きをヒントに、

星の動きを計算するオモチャを作りましてね。

それが農業の発展にも繋がりました。

あとはヌルさんと出会い、ドワーフ国の方々と出会い、今に至ります」


「なるほど。

農業と天文学は密接な関係があると言いますよね。

季節を知ることは農業の成功に不可欠なわけですね。

すばらしい。

人々のために役に立つことを進んで行うなんて。


最終決戦の夜に起きた事についてもお伺いしたいです。

エル君の機転により、勇者PTの危機を救ったんだとか」


「あれはですね……」


 ヒミカはエルから聞いた、あの日の出来事の真相を思い出しながら話し始める。

 その話を聞きながらエルもあの日の出来事を思い出す。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ーーエル回想・決起集会の夜ーー



『僕は絶対に置いていかれる』


 エルは確信を持っていた。

 そう思わせたのは、周りの声であった。


「危険だよ。 一緒に行くのは危ないよ」

「まだ子供なんだから」


 周りの心配をよそに、エルは自分の使命を果たそうと必死であった。

 パンダの戦士・ルーローが命と引き換えに自分を助けてくれたこと。

 生かされた自分は世の中のため、人々のために役に立たなければいけないこと。

 しかしエルは自分がまだ幼いこと、

非力であるということも自覚していた。

 前線とまでいかなくとも、

せめて後方支援として役に立つモノを作りたいと思っていた。


 そしてエルには気掛かりなことがあった

 最終決戦前、ヌルが自分に色々なことが書かれた手記を託したこと。

 そのときのヌルの表情から嫌な予感が働いたこと。


 もしかしてヌル兄ちゃんは死ぬ気なんじゃ……。

 もしくは、命と引き換えにしたような策を用意しているのでは?


 エルの勘は当たらずも遠からずであった


 ヌルはそのとき先代の勇者のように、

独りで魔王に立ち向かう計画を立てていた。


 エルは色々と予測を立てた。

 得意の罠の技術を応用して、ヌルの船に釣り糸を結びつけた。

 もしも船が動いたら、自分が宿泊する宿屋の部屋の鈴が鳴る仕掛けを施していた。


 そして決起集会の夜、深夜にその鈴が鳴った。

 鈴の音を聞いたエルは飛び起きた。


「そんな!! 明日出発のはずじゃ!?」


 宿を飛び出し走り、港に着いたエルは驚愕した。

 ヌル達が使っていた小型船だけが無くなっていたからである。


「大変だ! 皆を置いて行っちゃったよ!

早く皆んなを起こさないと!

止めるか、加勢しないと!!」


 エルは寝ている大人を起こそうとしたが起きない。

 エルは気付いた。

 これは薬か魔法で眠らされていると。


 エルはすぐにフロの元に駆けつけ、

目覚まし効果のあるアイテムをフロの口に詰め込んだ。


「むにゅう~?」


 寝ぼけ眼のフロをゆするエル。


「わたあめが動いてるにょ。 かぷっ」


 寝ぼけたフロはエルの頭に噛みつく。


「起きてフロさん!

みんなを起こして!!

大変なんだ!!!

ヌル兄ちゃんが皆を置いて戦いにいっちゃったんだ!」




 フロにより、眠らされていた主要人物が起こされた。


「私たちがすぐに後を追うわ。

魔王大陸の近くの海に転移する」


 ヨーリーは人魚族を率いて急いで転移魔法を起動する。


「あのうつけめ。

罠があるやも知れぬと、転移魔法は使わぬ予定であったがやむをえん。

準備が整い次第、転移魔法で魔王城前に突入する」


 酔いが覚めたこまちゅは、額に青筋を立てて配下の者たちに指示を出す」


 ヌルは魔王が居城を構える国に行ったことがなかったために船で行ったが、

各国の王族たちは魔王大陸に行ったことがあったために転移魔法で行くことができた。


 こうしてエルの機転により、人魚族はヌルPTが魔王海軍の強襲を受けている最中に

駆けつけることができ、また他の同盟軍は

昆虫軍団と飛竜軍団との交戦前に駆けつけることができたのであった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ーーエルの病室ーー



「以上が決戦の夜の顛末ですわ」


「なるほど。 それは大活躍でしたね。

そのときに魔王空軍を破った、

国連空軍が使った熱気球も

エル君のアイデアだとか」


「そうですわね。 あれはルーローさんや、

たくさんの方がお亡くなりになった

カスミガ砦防衛戦の戦死者を弔った【火送りの儀】で飛ばしたスカイランタンを見て

思いついたようですわ」


「死者が天までの道を誤らぬようにと送る、

あの儀式で使うランタンですね。

なるほど。 

あれの大きいバージョンだったのですね」


「まぁアイデアだけですけどね。

ヌルさんが設計して、

作り上げたのはドワーフの技師さんですわ」


「それでもたいしたものですよ。

それまで飛竜と戦うには、

弓か魔法しかなかったわけですし。

圧倒的に地上からの迎撃は不利でしたから。

革命的なアイデアです。


そこから『天才少が放つ綺羅星、絶望の闇を穿つ』

につながるわけですね」


「それも、たくさんの方々の支えがあったからですよ

決してあの子1人の功績ではありません」


「いえいえ素晴らしいですよ。

人々のために率先して動くなんて。

小さな村の発展から、世界を救う偉業まで」


 話を聞いていたエルが、絞り出すように話した。


「そんなね、立派な理由じゃないんだよ。

お母さんがたいへんだから。

少しでも助けたくて、作ったんだよ。

最近のことも、ルーローさんとの約束だし。

いつだってみんなに助けられているんだ。

ぼくはそんなに凄くないよ」


「なるほど。

奇跡を起こす天才少年を育てたのは

偉大な母親ということですね」


 話を聞いたヒミカが続ける。


「いえいえ。 この子は皆んなが育てたんです。

私の影響なんてほとんどありませんよ。

父親を早くに亡くして。

寂しい思いをさせてしまっておりますし」


「エル君の父親についても伺ってよろしいですか?」


「この子の父親は普通の農夫でしたよ。

ただ、新しい道具を発明したりしていましたね。

そういうところが、

この子は父親に似ている気がします。

この子が生まれてすぐ、村を襲った

土砂災害の中、行っていた人命救助の最中に、

二次災害に遭って。


そこから生活が苦しくなって。

でもあの人の人望のおかげで、

たくさんの人々に支援してもらえていたんですよ。

ただ、厚意に甘えてばかりもいられないので、

家業である粉挽きをこなしながら

家事をしていました。

そんな生活ですので、

あまりかまってあげられなくて。

寂しい思いをしていたと思います。

そんな情けない母親を

助けようとしてくれたんでしょうね。

賢くて優しい自慢の子です」


 ヒミカの話を聞いたエルが

感情的になり大きな声を上げる。


「お母さんは情けなくなんてないよ!

世界一頑張ってる世界一のお母さんなんだ!」


 エルの発言を聞いたヒミカは、

涙目になりながらエルの頭を撫でる。

 そしてエルの発言を聞いた記者が切り出す。


「天才少年はたくさんの人たちに育まれてきた。

でもキッカケとなったのは

頑張る母親の背中だったというわけですね。

全ての始まりは頑張るお母さんを助けたい。

という優しさだった。


【奇跡を起こす天才少年を育んだのは

偉大な母の背中だった】


タイトルはコレでいきましょう」





読んでくれてありがとう!


みんながいるから、僕は頑張れたんだよ。

これからも応援よろしくおねがいします!

挿絵(By みてみん)


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