表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【台本版】魔王の缶詰()の作り方  作者: ジータ
最終章 最終決戦
124/138

124 邪神復活

124 邪神復活



ナナ「イヤアアアアアアアアアアア!!

   うまーるさん! うまーるさん!

   今、治癒の魔法をかけるから!!」


 うまーるの胸に突き立てられた

魔王の左腕は背中を突き破り貫通し、

地面は血で染まる。

 胸からの出血は緩やかで、ほとんど無い。

 即死であった。


魔王「邪魔ばかりしおって!!

  こうなったら、全てを消し飛ばす。

  どんなになっても、

  我だけは、時間をかければ再生する。」


 魔王は新たな魔石を取り出し、魔力を込める。

 魔石が禍々しいオーラを放つ。

 いち早く魔王の企みを察知した、

こまちゅが叫ぶ。


こまちゅ「自爆をするつもりだ!

    取り押さえ、魔石を取り上げろ!!



 近くにいたゴリアシ、フレームアイ、

アッチが駆け出す。


魔王「もう遅い!! 終わりだ!! ぐっ!?」


 魔王の手の中にあったハズの魔石が消え、

魔王の右腕に矢が刺さっている。

 崩れた魔王城の方から人の声がする。


ナーガ「うわぁ。 コレは売れそうにねえな。

   漏れ出てるオーラがヤバすぎだべよ。」 


オニオ「危機一髪だったンゴ?」


 マーボーは懐かしい2人の姿を見て涙する。


マーボー「ナーガ、オニオ! 生きてたか!!


魔王「ぐぬう……。 返せ!!」


 魔王は剣を抜き、ナーガに斬りかかろうとした。

 そのとき、黒い影が魔王に飛びかかる

 それは、うまーるの兄マヌルだった


挿絵(By みてみん)


 マヌルは魔王を押し倒し、首を絞め電撃を放つ。


マヌル「マハルポージャ!! 

   俺の人生をメチャクチャにしただけでなく、

   よくも妹を!!

   俺の妹が! お前に何をした!!!」


魔王「ライガ!! 自我を取り戻したか。

  

  我を殺しにきた者を殺して、何が悪い!

  俺の妹が! ハルが!!

  お前ら人間に何をしたあああ!!!」


 マヌルは魔王軍に拉致されてから、

一切自分の情報を話さなかった。

 魔王からライガと名付けられ、

魔王軍関係者からはライガと呼ばれていた。

 忠実な配下とするべく、

レイドやディエヌにより記憶や自我は封じられ、

肉体を改造されていた。


 魔王はマヌルの胸に剣を突き立てる。

 マヌルが吼える…


マヌル「ぐはっ。もう雷への耐性が。

   封印の勇者、いるのだろう!

   早く封印しろ! 俺が持たない!!

   俺もろともでも構わん!

   早く封印しろ!」


 マヌルは光の精霊により、

だいたいの事情を聞いていた。

 ナナはマヌルの言葉で落ち着きを取り戻す。

 ヨーリー、レイカ、ソナらが駆けつけ、

うまーるの治癒を代わる。

 駆けつけた者達は、

うまーるの傷を見て険しい表情になる。

 懸命に治療を続けるも、

生体反応が無いため、傷が修復しない。


 ナナは、うまーるから受け取った空き缶を

握りしめ、魔力を込める。


魔王「許さぬ。決して許さぬ。

  こんな理不尽が、まかり通ってたまるか!

  幾星霜かかっても必ず復活する。

  貴様等に有利な世界など認めぬ。

  必ず壊して創り上げる。理想の世界を!!」


 魔王は缶に封印された。


 うまーるの治療にあたる者達から、

諦めの声が漏れ始めた、そのとき。


「これは!?」

「うまーるさん!?」


 うまーるのポーチから眩い光が溢れ出す。

 うまーるのポーチが宙に浮き、

中から光る触手のような物が溢れ出し、

うまーるの体を包み込む。

 光る人形がポーチを開き、這い出る。

 それは、うまーるが大切にしていた、

呪いの人形【あんみつ】だった。


「お姉ちゃん。

いままで大切にしてくれてありがとう。

……。返すね。」


 あんみつの、

うまーるを包む輝く髪から眩い光が迸る。

 みるみる、うまーるの傷が塞がっていく。

 そして目を開く、うまーる。


 うまーるは、胸元で横たわる、

あんみつに気付き抱き締める。

 以前のように力を吸われるような脱力感はもう、

感じない。


うまーる「あんみつちゃん。助けてくれたんだね。」


「うまーるさん!」

「うーちゃん! もう、ダメかと思ったじゃない!」



 ナナ、レイカ、ヨーリーなど、

うまーるの周りに集まっていた人々に

もみくちゃにされる、うまーる。


セイジ「まだ終わりでは無い。アレを見るのだ。」


クラリ「最後の戦いですよ。」


 セイジが魔王の左腕を指差す。

 魔王の指に嵌められた

邪神の指輪から闇の魔力が漏れ出す。


アッチ「治癒の魔法が使える者!

   こちらを頼む! 危険な状態だ!」


 倒れたマヌルに寄り添う、

アッチ、ゴリアシ、フレームアイ。


クラリ「さて、私も一仕事しましょうかね。

   あの奇跡の雨の後では、

   みすぼらしくて恥ずかしいですけどね。


   光魔法【大天使の祝福】」


 クラリの体から眩い光の魔力が迸り、

その魔力が集まり、まるで天使のような形になる。

 天使が弾け、優しい光が降り注ぐ。


 降り注ぐ光は、範囲内の怪我人の傷を癒し、

疲労回復や魔力回復の効果を付与する。

 倒れていたレスベラとクルムが目を覚まし

起き上がる。


 邪神の指輪から勢いよく、

ドス黒い煙のような瘴気が噴き出す。

 瘴気が集まり禍々しい、

ランプの魔神のような

太ったオッサンの姿へと変わる。

 その大きさは、身長約40メートルは

あろうかという巨体であった。

 高さ30メートルの生命の樹が、

その魔神の肩より下である。

 ドス黒い煙は空を覆い、

朝焼けの空が夜のような漆黒の闇に変わる。


セイジ「古の邪神エタニナル。

   やはり復活してしまいましたか。

   女神の眷属が集結しています。

   共に戦ってくれるようです。」


クラリ「女神様は、これを予見していたのですね。」


 邪神が口を開く。

 その声は深淵から響くような低い声であった。


邪神「感謝するぞ。女神の眷属どもよ。

  最高の美味なる絶望であった。

  その礼に、貴様等も我の糧としてやろう。

  絶望を捧げよ。」


 邪神が変形し、

イケメン悪魔のような姿に形を変える。


 ケンチョーが誇る、物知り大臣・タスクが現れ、

解説を始める。


タスク「邪神は7つのチカラを持つという。

   この形態は色のチカラだ!

   洗脳、操作に気をつけよ!」


 邪神の体から、闇の魔力で作られた

無数のコウモリが溢れ出し、人々に襲いかかる。

 人々はこれに武器や魔法を用いて抗う。


「ダメだ!剣などの物理攻撃が効かない!」

「魔法で対処するんだ!」


 コウモリに噛まれた人の顔色が

死人のようになり、味方に襲いかかる。

 連合軍は大混乱に陥る。


 そのとき、空に光の粒が集まり、

巨大な魔法陣を創り出す。

 その様子を見た、

うまーるが懐かしさに涙を流す。


うまーる「蛍さんなんだよ。

     蛍の精霊様が、

     助けに来てくれたんだよ。」


 光の魔法陣の前に浮かぶ、

光の精霊が魔法を放つ。


精霊「光魔法【天照】」


 降り注ぐ光の魔法により闇のコウモリは消滅し、

操作された人は術から解かれ、倒れる

 光の精霊は、傷の癒えたマヌルの体に入り込み、

マヌルと一体化した。

 体から溢れる雷を纏ったマヌルは、

雷切を握りしめ、邪神に飛びかかる。


マヌル「伏雷」


 邪神の足元から頭までを

一気に駆け上がるマヌル。

 頭を蹴ると、

左足を蹴りのように振り下ろすマヌル。

 足から特大の雷が放たれる。


マヌル「鳴雷」


 激しく帯電し、滞空するマヌル。

 マヌルが手に魔力を集中すると、

戦場に散らばる鉄製品が引き寄せられ、

大きな槌のようになる。


 マヌルは大槌を邪神の顔に向けて放つ。

 殴られた邪神が、たたらを踏む。


 マヌルは再び雷切を両手に握りしめると

巨大なアーク放電が現れた。

 キムスケとアルベルトが

雷の魔法をマヌルに落とし、加勢する。


マヌル「雷光鞭!!!」


 マヌルが雷切を降り降ろすと、

アーク放電が邪神の体を焼き切り、

邪神の体が3枚おろしになる。


 力を使い果たしたマヌルは着地のあと、

仰向けに倒れ込む。


「すげー!!!」

「うまーるの兄ちゃんかっけえ」


 連合軍から歓声が湧く。

 邪神が形を変える。

 巨大な蠅のような形になる。


タスク「この形態は痛みのチカラ。

   異形の眷属を作る疫病を振り撒くぞ!」


 邪神の体から粉のような物が吹き出し、

連合軍に降り注ぐ。


 そのとき、1匹の空飛ぶ火竜が現れ、

火炎ブレスで粉を焼き払う。

 火竜の顔はボコボコで、涙目になっている。

 そして空から花火ナイアガラのような

火の粉が降り注ぐ。

 火竜の背に乗っている者が叫ぶ。


スプライト「間に合った! 

     しかし、なんだこれは?

     よくわからんが、ラスボスなんだろう?

     これは、やりがいがあるな!!」


 飛竜を蹴り、降り立つスプライト。

 火竜に乗る、ちまきが魔力を練る。


ちまき「これは焼きがいがあるでし。

   残念ながら食えそうにないでしけどね。

   ん?」


 トカゲのような姿の、

燃え盛る火の精霊・サラマンダーが現れ、

ちまきの体に入り込み一つとなる。


ちまき「これはいいでし。

   チカラが溢れるでしよ。

   いくでし。

   【全力どらごんぶれす】」


 張り手のように掌を突き出す、ちまき。

 ちまきが放つ火炎放射が、

邪神を呑み込み丸焦げにする。


 邪神が形を変える。

 最初の形態に近いが、少し細く引き締り、

マッチョな姿に変わる邪神。


タスク「暴食。コイツはチカラ押しだ!」


邪神「すり潰して肉団子にして喰らってやろう。」


 邪神は、ゆっくりと拳を放つ。

 レスベラとスプライトが邪神の拳に斬りかかる。


レスベラ「ぐおおおお!! 止まらねえゾ!!」


スプライト「マズいな。

     このままじゃ多くの人を巻き込む。」


 狼狽える2人を見て、

うすらわらいを浮かべる邪神。

 わざとスピードを抑えた拳で押し、

人々の絶望感を食らおうとしている。


 マーボーは伸びる突きを邪神の拳に突き立てる。

 少しだけ、拳の速度が落ちる。


マーボー「くっそ重いぜ。修行が足りなかったか。」


 押されるマーボー。

 オレダ王が現れ、マーボーの槍を掴む。


オレダ王「手伝わせてくれ。 

    よくぞ、

    ここまでの状況を作り上げてくれた。」


マーボー「生きてたか。助かるぜ。

    俺の槍は、強い魔力で伸びてなおかつ

    強度も上がる。

    絶望を押し返してやろうぜ!」


こまちゅ「チカラ自慢はマーボー殿の槍を握れ!」


 ゴリアシ、フレームアイ、ヘンゼル、エッジ、

アッチ、ドワーフの銃士達がマーボーの元に集結しカグヤを握り、魔力を込める。

 その様子を見た

スプライトとレスベラも参加する。


レスベラ「いいね! 

    一回、握ってみたかったんだよナ!」


スプライト「綱引きのようなものか?

     力を込めると伸びるのか。面白い。」


 邪神のパンチの速度は落ちたが、

まだ止まらない。


「俺に負けるまで負けんじゃねえ!」


 マーボーに敗れた、魔王軍・武の四天王

クマーが屈強な配下を引き連れ、

皆でマーボーの槍を握る。


マーボー「いいじゃねえか。気張れよ!」


 邪神の拳が止まった。

 小人のような見た目の、大地の精霊ノームが

現れ、ナナの体の中に入り、一つになる。


ナナ「わたし!? わたしなの!?

  よーし! やってやるわよ!!」


 ナナが地面に手をつくと、

巨大なゴーレムが土の中から現れた。

 高さ50メートル。邪神より一回り大きい。

 ゴーレムが振りかぶり、邪神に殴りかかる。


邪神「こんな大振りの、鈍重な攻撃など。 ん!?」


 邪神は避けようとするが、足元の異変に気付く。

 邪神の足元が泥のように柔らかくなり、

邪神の足を捕らえている。

 巨大ゴーレムのパンチが邪神の左頬を捉える。


 ぶっ飛んだ邪神に虹色の龍が噛みつき、貫いた。

 七星流転を掲げ、ドヤ顔のレスベラ。

 

 邪神がまた、姿を変える。

 長い龍のような形になった邪神。

 自身の尾を咥え、♾️のような形をしている。


タスク「無限の魔力のチカ。魔法攻撃に備えよ!」


 クルムはヘンゼルに反魔の鏡を渡す。

 ヘンゼルが持つ、

イージスの盾の窪みにピタリとはまる鏡。

 ヘンゼルが魔法の障壁を展開する。


 人魚のような水の精霊ウンディーネが現れ、

ヨーリーとひとつになる。


 ヨーリーは魔法障壁に水を張る。

 貼られた水に、ほえほえ率いる

スカディ族が魔力を注ぎ氷の盾となる。


 邪神「氷の盾か。

   盾が消滅するまで炙り続けてやろう。

   炎魔法【終焉の火】」


クルム「炙られるのは、アンタだけよ。」


 反射された炎が邪神を黒コゲにする。

 邪神は姿を変える。


 双頭の鳥のような姿になり、

魔力を解放する邪神。


タスク「強欲のチカラ、スキルを吸われるぞ!」


 大きく息を吸い込むような仕草をする邪神。

 スキルが邪神に吸われ、スキルが使えなくなり、狼狽える人々。


 堕天使のような姿の闇の精霊・ジェイド

が現れ、ナーガと一つになる。


ナーガ「なんかよくわかんねえけど、

   アイツから奪えばいいんだべ?」


 ナーガは右手を突き出すと、

邪神の体から光が噴き出す。

 吹き出した光が、

スキルを奪われた人々の体に入り込む。


 風の精霊シルフが現れ、レイカと一つになる。

 レイカは風の魔力を仲間に分け与える。

 風と火のスキルを持つ者が

一斉に邪神を攻撃する。


レイカ「いっけー⭐︎」


 邪神の体が三たび黒コゲになり、

巨大な鎌風により、まっぷたつに切断された。

 2つになった邪神の体は、

それぞれ別々に形態変化する。


 タスク「ヤギの頭に

    コウモリのような羽を持った姿。

    憤怒の形態か。


    牛の角に

    髭を生やしたオジサンのような姿。

    これは怠惰の形態。」


 邪神の目を見た者達が、

次々と邪神の魔力を浴びてしまう。

 魔力に当てられた人々は

いきりたち、あるいは脱力し塞ぎ込む。


 怒る者が、ふさぎこむ者に暴力を振るう。

 戦場は再び大混乱に陥る


 耐性のある聖属性能力者が

必死に動き回り、暴動を収めようとする。


 クルムの持つ子守貝が輝き出し、

光のレーザーがフロを指し示す。


 クルムはフロの元に行き、フロに話しかける。


クルム「アナタ、これを打破できるのね?」


フロ「ほにょ〜。こんな大勢は無理だにょ。

  待ってね、天使さんに聞いてみるにょ。」


クルム「天使?」


 フロは目を閉じ集中する。

 独り言のように、ナニカと通信を始める。

 フロはクルムから子守貝を借り、

イカリングの元へと走る。


 フロは怒り狂うイカリングの鼻の穴をめがけ、

ピースの形をした右手を突っ込んだ。

 イカリングは正気に戻った。

 正気に戻ったイカリングに子守貝と、

自身の魔法具である、〈ナースのお仕事〉を渡す。


クルム「何をしてるの?」


フロ「これでいいにょ。天使さまのお導きにょ。」


 イカリングは首から子守貝を下げ、

ナースのお仕事を握りしめる。

 ナースのお仕事が機関銃のような形に変わる。

 狂喜乱舞したイカリングは

辺りに聖属性ビームを乱射しまくる。


イカリング「あーっひゃっひゃっひゃっひゃっ!」

      

 クルム「なにこれ……。」


 ビームを喰らった錯乱状態の人々が、

次々と正気を取り戻す。


 雪女のような姿の、氷の精霊・フラウが現れ、

ゼットと一つになる。


 枯れ木と老人が融合したような姿の、

森の精霊・ドライアドが現れ、

こまちゅと一つになる。


 こまちゅは蛇比礼を握りしめ、

薔薇の蔦を絡ませる。

 それは今までの金鞭と違い、6本に分かれ、

竜の頭ではなく狼の頭となっていた。

 3本の鞭がそれぞれの邪神目がけて放たれる。


こまちゅ「ケルベロス・ヘレボロス」


 ゼットが、こまちゅの鞭に魔法を付与すると、

鞭は氷を纏った。

 3頭の巨大な白き狼に噛みつかれ、

凍結する2体の邪神。


 凍結された邪神は、

鞭の締め付けにより粉砕した。

 破片が集まり、

元の太ったオッサンのような姿に戻る。


タスク「傲慢のチカラ。不死と再生の邪神。

   これは、過去に女神が

   壮絶な戦いの末に封じたが。

   どうすれば……。」


「いつまで、こんなのが続くんだ。」

「あきらめるな!  

絶望感はヤツのチカラになるぞ!」


 諦めの声が漏れ始める中、

皆を鼓舞する声も響く。


邪神「これまで上手くいって、

  “なんとかなるかもしれない”と思うたか?

  その希望からの急転直下。

  その絶望こそが、我の最高の糧となる。

  さあ、捧げるがよい。」


「ポンゲエエエエエエェェェェェェェ」


 ナナ、レスベラ、クルム、うまーるが

懐かしい鳥の鳴き声を察知する。

 ずんだが現れ、ナナの肩に乗る


ナナ「ずんちゃん。」


うまーる「元気そうで、よかったんだよ!」


レスベラ「どこ行ってたんだよ!」


クルム「このタイミング。まさかね……。」


 不思議な何かを感じたナナは両手を差し出す。

 ずんだがナナの肩から、掌へ飛びうつる。

 ナナの浄化の光で、〈ずんだ〉が光り輝き、

巨大な光の柱となる。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ