7、六花メンバー3
樺恋はというと…
樺恋
「薫梨先生、お邪魔します。」
樺恋は唯澄の家に遊びに来ていた。
薫梨
「えぇ、ゆっくりしていってくださいね。」
唯澄
「え、樺恋!?」
樺恋
「ん?」
唯澄の後ろから誰かが出てきた
???
「唯澄、あれ?あ!クラス会長っすよね?」
???
「へぇ〜。唯澄くんは、会長はんと仲良しなんか。」
樺恋
「誰?」
???
「え…。同じクラスなんすけど!」
???
「えげつないなぁ〜。」
唯澄
「樺恋は興味ないことは覚えてないからな。」
???
「そうなんすか。あ、俺、聖条呉羽っす!同じクラスで、サッカー部所属っす!よろしくっす!」
聖条 呉羽
年齢:15歳 高1
部活:サッカー部部員
その他:
チャラい感じ
〜っすという喋り方
両親は有名なサッカー選手である
特待生として淡雪にきた
唯澄と仲良くなった
???
「うちは、朧栗花落言います。あぁ、女やのうて男なので間違えんとってな。バレー部所属や、よろしゅう。」
朧 栗花落
年齢:15歳 高1
部活:バレー部部員(MS)
その他:
関西弁が特徴的
兄のことは尊敬している
おっとりしているが頭がきれる
感情の起伏が乏しい
長い髪の毛を横で三つ編みをし、束ねている
試合の時や運動をする際は、後ろでポニーテールしている
樺恋
「そう。よろしく。唯澄。」
唯澄
「あぁ、トレーニングか。もう少し待ってて。」
樺恋
「わかった。じゃ、朧くんと聖条くん…またね。」
樺恋は、リビングで待っていた。
唯澄たちはというと…
呉羽
「唯澄!会長どどうゆう関係なんすか!?」
栗花落
「あぁ、それ、うちも気になるわぁ〜。」
唯澄
「幼馴染。漣家、月城家、水篠家は隣り同士だからな。母親たちは共同でダンススタジオ経営してるから、子供は全員社交ダンス踊れるぞ。」
呉羽
「そうっすか。」
栗花落
「で、トレーニングってなんなん?」
唯澄
「樺恋の目は特別だからな。基本、樺恋が3家の子供のトレーニングつけてる。日付が被ると柳樺さんとか麗さんが代わりに行くことが多いな。」
栗花落
「そうなんや。それ、うちも参加してもええ?」
唯澄
「樺恋に聞かないとわからないな。呼んでくる。」
唯澄が部屋から出た。
唯澄
「樺恋、栗花落と呉羽が一緒にトレーニング参加したいらしいけどいいか?」
樺恋
「質問とあれ、大丈夫なら…。」
唯澄
「わかった。部屋きて。」
薫梨
「唯澄、おやつ用意しますか?」
唯澄
「大丈夫。」
唯澄の部屋では
唯澄
「樺恋の質問を受ければ大丈夫だってよ。」
呉羽
「質問ってなんすか?」
樺恋
「100mダッシュをするとしたら、何本連続で走れる?」
呉羽
「30本すね。」
栗花落
「25本ってとこやな。」
樺恋
「シャトルランは?」
呉羽
「128っす!」
栗花落
「124やな。」
樺恋
「足、見せて。」
呉羽・栗花落
「あし!?」
唯澄
「樺恋の目は特別だから、見せてやってくれ。」
呉羽と栗花落が立って、足を見せた。
樺恋
「聖条くんは膝、痛めてる。ちゃんとケアすべき。朧くんは、最近足首捻ってる。少し、痛みがあるはず。うん、上脱いで。」
呉羽と栗花落は樺恋の発言に言葉を失っていた。
唯澄
「樺恋…。言葉が足りてない。上を脱ぐことで、素肌を見ることができる。服越しよりも素肌をみた方が正確なデータがとれるから上を脱げと樺恋は言いたいんだ。」
樺恋
「そう言ったつもりだけど。」
唯澄・呉羽・栗花落
「言ってない!・言ってないっす!!」
呉羽と栗花落が上を脱いだ。
樺恋
「聖条くんは、筋力が足りてない。朧くんは、腕痛める可能性あるからフォームの改善が必要。今日のトレーニングは私と一緒に走ってもらう。今から行く公園の外周が1kmだからちょうどいいと思う。」
唯澄
「要するに、基礎体力づくりだな。」
呉羽
「会長も走るんすか!?」
唯澄
「樺恋はどの種目でもトップになれるほど運動能力高いからな。」
その後、みんなでトレーニングをした。
公園にて…
呉羽
「も……もう、無理っす!!!!」
栗花落
「も、もう、走られへん。」
唯澄
「はぁ…はぁ…きっつ!!」
樺恋
「はぁ…はぁ…疲れた。」
栗花落と呉羽は寝そべってへばっていた。
唯澄は、膝に手をつき肩で息をしていた。
それに対し、樺恋は少し息が乱れている程度だった。
樺恋
「ペース、速かった?」
呉羽
「速いっす!!」
栗花落
「速すぎやろ。」
唯澄
「言っておくが、樺恋ならいつもより遅く走ってるからな。」
呉羽・栗花落
「はぁ!?」
樺恋
「あれ?」
樺恋がみた方向に帰宅中の兄たちの姿を見かけた。
耀
「樺恋。何してるんだ?」
樺恋
「トレーニング。」
耀は樺恋に近づくなり、タオルで樺恋の汗を拭いた。
水翔
「唯澄。」
唯澄
「樺恋にトレーニングつけてもらってた。」
水翔
「そう。で?そこの2人は?」
嶺
「なんや、栗花落もいたんか。」
栗花落
「いたらダメなんか?唯澄くんの家に遊びにいってたんよ。」
梓騎
「あ?これが、妹か。」
樺恋
「誰?」
唯澄
「樺恋!3年生の先輩だから!!」
樺恋
「だって、知らないし。」
嶺
「あははは。知らへんのか。」
梓騎
「俺らを知らないってどうゆうことだ?」
耀
「あぁ、樺恋は興味ないことは覚えないからな。」
栗花落
「あぁ、会長はん。こっちが朧嶺ゆうてうちの兄さんやね。一応、生徒会の議長やっとるんよ。で、隣の先輩は九頭龍梓騎先輩や。水泳部の部長さんで、生徒会庶務やね。」
樺恋
「ありがとう。」
耀
「で?」
呉羽
「聖条呉羽っす!サッカー部に所属してるっす!よろしくお願いしまっす!!」
栗花落
「改めて、朧嶺の弟で栗花落言います。バレー部に所属しとります。よろしゅう。」
その後、みんなで帰宅した。
優華
「あら、人数が増えたわね。」
梓騎
「お邪魔します。」
嶺
「お邪魔します。」
水翔・唯澄・栗花落・呉羽は水篠家にいった。
耀
「母さん、こいつら今日泊まるからよろしく。」
優華
「わかったわ。どこで寝てもらおうかしら。」
樺恋
「私の部屋かそうか?」
樺恋は一人部屋である。
耀
「樺恋、いいのか?」
樺恋
「うん。耀兄のベットで私が寝ればいいから。」
耀
「あぁ、助かる。ありがとうな。樺恋、先に風呂に入るといい。」
耀は、樺恋の頭を撫でていた。
撫でられた樺恋は笑みを浮かべていた。
樺恋
「わかった。」
耀が樺恋に甘々な光景をみた梓騎と嶺は大変驚いていた。
佳翔
「嶺と梓騎だ〜。この光景普通だから〜。慣れてね。」
海礼
「れん。」(樺恋に抱きついた。)
樺恋
「みゆちゃん、お風呂入るからその後ね。」
柳樺
「何が、その後なの?」
樺恋
「ストレッチ。」
柳樺
「ほんと、よく海礼の言いたいことがわかるわね。」
樺恋が風呂から上がって、海礼のストレッチを見て、全員でご飯を食べた。
樺恋の部屋
樺恋
「私のベットは耀兄使って。布団敷いておいたから二人で使ってください。あ、ものに触らないで。」
耀
「わかってる。棚とか開けないから心配するな。いじるとしてもテレビと机くらいだろ。」
樺恋
「わかった。おやすみ。」
耀
「おやすみ。」(樺恋の頭を撫でた。)
嶺
【耀のこないな姿見たことあらへんなぁ〜。驚くのにも慣れてきたわぁ〜。】
梓騎
【おもしれぇ。耀のこの姿ウケるな。見慣れてきたけど。】
それから、月曜日となり…
帰りのHR
響紀
「漣と水篠は放課後、代表会議あるから大会議室に行くように。持ち物は全部持って行け。よし、HR終わりな。部活に励むように!挨拶。」
号令係
「起立、気をつけ、礼。」
全員
「さようなら。」
大会議室 代表会議
唯澄
「椅子にクラスの紙が貼ってある。」
樺恋
「うん。」
それから10分後、全クラスの代表が揃った。
耀
「揃ったみたいだな。今日は2回目のクラス代表会議を始める。1年間顔ぶれが変わることはほぼないだろう。1年は初めての参加だな。今期の生徒会メンバーを一応紹介しておく。」
時雨
「神流時雨と申します。生徒会庶務を務めさせていただいております。2年Aクラス、フィギュアスケート部に所属しております。よろしくお願いいたします。」
梓騎
「九頭龍梓騎、3年A-1クラス、水泳部部長、生徒会庶務だ。」
紫
「神々廻紫と申しますわ。生徒会書記を務めさせていただいております。2年Aクラス、フィギュアスケート部に所属しております。よろしくお願いいたしますわ。」
笑琉
「3年A-2クラス、天鬼笑琉です。男子テニス部の副部長で生徒会書記です。よろしくね。」
音緒
「2年Aクラス、陸上部所属、生徒会会計を務めてる艸楽音緒だ。よろしく。」
明希
「3年A-1クラスで男子テニス部部長、生徒会会計を務めてる明神明希です。よろしく。」
初音
「紅露初音と申しますわ。生徒会議長を務めさせていただいております。2年Aクラス、社交ダンス部所属です。よろしくお願いいたします。」
嶺
「朧嶺いいます。3年A-1クラスでバレー部部長を務めさせてもろうてます。あぁ、役職は生徒会議長やね。みなさん、よろしゅう。」
水翔
「水篠水翔です。3年A-2クラス、陸上部所属です。役職は生徒会副会長を務めています。よろしくお願いします。」
耀
「知っていると思うが、3年A-1クラスの漣耀だ。サッカー部部長で生徒会会長を務めている。以上が今年度の生徒会役員だ。では、会議を始める。」
会議が終わり…
耀
「樺恋、唯澄は残れ。」
樺恋・唯澄
「はい。」
他全員が出て行った。
水翔
「さっき、議題に上がったけど六花のメンバーの候補に関しての話だよ。」
耀
「樺恋、メンバー候補の選定を頼む。」
樺恋
「現在の一覧表は?」
耀
「あるが、それを見ないで決めてもらいたい。」
樺恋
「2日間あれば全部回れる。」
耀
「一人で回ることはするな。水翔と唯澄と回れ。」
樺恋
「わかった。」
それから2日間が経ち、生徒会室