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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

自由な私。

作者: 磯崎カナタ

みなさんこんにちは磯崎カナタです。

初投稿です。

主人公の日記のような作品になっておりますー。

ぜひごゆるりと〜

両親が敷いたレールの上を走り、自分の気持ちを押し殺して生活していました。

だけど嫌だという感情はなく、先生からは褒められ、友人からは尊敬され、いいことだらけでした。

このまま県内の有名大学に行き、運命の人と出会い

結婚し子供を育てていく、そんな人生すら思い描いていました。


でも今私がいる場所は違います。

東京、新宿駅前。天気は雨。手元には3万円と

楽器ケースに入れたギターのみ。

私は家出をしてしまったのです。

家出を決意した理由はいくつかありますが一番大きな理由は友人との出会いです。


実は高校でとある友人に誘われて私は軽音部に入部

していました。

そこで出会った友人と仲良くなり親友になりました。

その友人は変わっていて、学校の成績が悪く生活態度も良くない。所謂劣等生でした。

そんな友人とひょんなことから親友になり、友人が

ボーカル私がギターでデュオを組んでいました。

友人の歌声はとても繊細で、でもその中にもはっきりと意思がある。聞いてる人に歌の持つ意味を心地よく伝えることができる。そんな歌声の持ち主でした。

そしてその友人に

「2人でデビューして。世界中に私たちの歌を届けよう。」

という提案をされました。

私も友人の提案に賛同し、両親に夢を伝えようとしました。

しかし、私は両親に伝えることができませんでした。今まで両親の言うことをずっと聞いてきた私には、自分の意見を両親にどう言えばいいのかがわかりませんでした。


翌日、友人にこのことを話した時、友人から平手打ちをされました。

一瞬何をされたのかわかりませんでしたが、

「私の夢のことバカにしてるの?」

という一言にひどく傷つき、自分を罵倒したくなりました。

友人は真剣に夢を叶えようとしているのにも関わらず、両親に話す程度で尻込みをしている私にひどく

腹が立ったのでしょう。

友人にとても申し訳なくなりました。


その日の夜、私は両親に夢について話す覚悟を決め

両親に将来、友人と音楽活動をしていきたいという

気持ちを話しました。案外話してみると思ってた以上に言葉がすらすら出る事に少々驚きましたが。

ですが、両親はこれを認めませんでした。

お前は教師になるんだ。お前のような人間にそんな夢を叶えられるわけがない。現実を見ろ。諦めろ。

その他沢山のことを言われました。私は珍しく感情的になってしまい、生まれて初めて父親を右手で殴りました。なぜか心地が良かったです。

そして、私はギターと財布を持ち、制服のまま家を

飛び出しました。流れるように私は友人の家へ向かいました。私の計画ではこのまま友人と一緒に東京へ出る予定でした。

ですが友人の家へ訪ねるとそこにはいつも明るい

はずの友人が、両腕の力が抜け落ち天井から吊り下がっていました。

私は何が起こっているのかを理解できず、口を開いたまま、瞳孔を開くことしかできませんでした。


ここから先のことはあまりはっきりとは覚えていませんが、友人の母親の悲鳴、野次馬の声、パトカーの音。それらの音を背にして私は東京に向かう電車に乗り込みました。


そして今に至ります。

午前4時。新宿駅前。外は大雨。

思いつきの家出だったので、私はもうびしょ濡れです。正直言って、不快です。でもその不快感が

今の私にはちょうどいい。防水加工の楽器ケースで

良かったと心底思います。


これからどうしようか。

そう悩んでいたら、雨があがり、夜が明けました。



読んで頂き誠にありがとうございます。

初めての作品でドキドキでしたがこれからも短編をちょくちょく上げて文章力鍛えていきたいと思います。

長編にもトライしてて、まだプロット段階ですので作者の成長のためにもみなさんもコメントお待ちしております!


一見暗い作品に見えますが、私は夢を持つもの全員に向けたメッセージをこの作品に残したつもりです。

伝わっていると本当に嬉しいです。

ここまで激しくありませんが、自分の体験も少しだけ入れましたー!


後書きも読んでいただいて本当にありがとうございます!またどこかでお会いしましょう。

磯崎カナタ

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