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死後の世界

 「扉くぐらずに元の世界に戻る事も出来るんですか?」

 「生きては戻れませんが、恨みごとある人に化けて出たりは出来ますよ」


 あの幽霊って存在、そういう感じだったのかぁ。とりあえず化けて出たい人はいないから、まぁいっか。


 選択肢がない僕は扉を開けて中に入った。


 真っ白で何もない場所。ここで何したらいいんだろ?

 天国って、花畑があって、天使がいっぱい飛びかってるイメージあったのに。



 とりあえず歩いてみる。かなり広い気がするけど、何もなさ過ぎて距離感が分からない。

 しばらく歩いても何もないから引き返す。


 ん? 何やらあるぞ。そこに行ってみたら札束が積み上げられてる! 言ってたアレか!? これが毎日もらえるのか!? 天国最高じゃないか!


 とりあえず5束位を手に持って、店を探しに行った。

 途中、薄々思ってたけど、死後の世界って店はもとより通貨なんてないんじゃ?

 しばらく歩いてみたけど、やっぱり店なんてない。それどころか本当に何もない。

 ここで何をしたらいいんだろ?


 ちょっと不安になって、元の扉の場所か帰ってきた。でも、扉はなくなってる。代わりに窓みたいなのがある。よく見ると貼り紙してある。

 『窓越しに係の者に質問出来ます。ただし、三回までです。三回質問したら自動的に消滅します』

 ふむふむ。分からない事だらけだけど、うかつに質問するのは止めとこう。


 明らかに三つの欲しいものの中でカネは必要なかったなぁ。でも、あと二つは明らかに必要だし、生きる?かてになるはず!

 って、考えてる間に豪華料理出てきた! テレビでしか見た事ないような豪華料!

 早速食べ始める!


 ん…? 美味しい気はするんだけど、なんか違和感あるぞ?

 全く食欲ない。死んでるからか? 死んでるから食べる行為なんて必要ないのでは?

 ほとんど手を付けずに残してしまった。おなかすくまで置いとこう。


 何時間位経ったのだろう? 全く腹減る気がしない。 何もする事ないから、寝て待ってみよう。


 目を閉じてから何時間経ったのだろう? 全く寝れる気がしない。死んでるから寝るなんて行為は必要ないんだろうか?


 カネも食事も必要ない世界…。でも、あとは女がある!

 ぶっちゃけ何もなくても毎日女が居てくれたら何にもいらないもんね!


 そろそろ登場してくれてもいいような? ベッドも布団も風呂もないけど、エッチさせてくれるんだから何でもいいや♪


 あ! 向こうから誰か来る! 女だ!

 しかもめちゃ可愛い!

 死んで良かった! 毎日こんな女がエッチしにきてくれるんだから!


 僕はもちろん笑顔で歓迎。


 「はじめまして!今日はよろしくお願いします!」




 …ん? なぜ無視?

 と言うか無反応。


 本当に僕とエッチしに来てくれたんだろうか?


 『エッチさせてくれる女』って頼んだから、会話等の付加はなくてエッチのみなのかな?


 「今からエッチするけど、いい?」


 …。やっぱり返事はないけど、これしかする事ないんだから、エッチしちゃおう!

 嫌がられても誰も居ないんだから平気だし。


 とりあえず、いきなり胸を揉んでみた。抵抗する様子なし。これはエッチしてOKだな!

 これだけ無反応なんだから、マグロ状態は確定だけど…。


 そんな事より、今、全く感情が高ぶらない自分にビックリ。今からエッチするのに全然興奮しない。

 一瞬不安がよぎる…。死んでるんだから性行為の必要性がなくて、精神にそういう部分が削除されてるのでは?


 そんな不安を確定させる要因をすぐに見つけれた。

 …がない。僕のチンチンがない!


 死んでるから性行為も放尿行為も必要ないんだろうか??


 僕は何も出来ないまま、女が帰っていくのを呆然とただ見つめてた。


 

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