僕は死んだ
僕は死んだ。
理由は覚えてないけど、死んだのは分かってる。 だって今、死後の世界に来てるんだから。
死後の世界にさらに入り口があって、そのき行列に並んでるとこです。たぶん世界中の死んだ人が次々に集まってるんだろうなぁ。ものすごい人数です。
まだうっすら入り口が見えてるだけでそそこで何してるのかも分からない。天国と地獄の仕分けでもされてるんだろうか? それとも次に何に生まれ変わりたいか希望でも言ってるのかな?
やっと僕の順番。
受付の神様?天使?が僕に喋りかけてきた。
「ここは初めてですか?」
う~ん? 初めてじゃない人もいるの?? それは転生がやっぱりあるって事なのかな? とりあえず僕には前世の記憶なんてないから
「たぶん、初めてです」
「そうですか。ここは死後の世界です。これからあなた専用の個室に案内します。そこに毎日提供して欲しいものを三つお答えください」
死後の世界って、意外と事務的。三つって、かなり重要な気がするぞ。その三つ以外は毎日は提供されないって事だろうからなぁ。
「その三つは途中で変更出来るんですか? その三つ以外で毎日提供されるものはあるんですか?」
我ながら鋭い質問した気がするけど、受付の人はそんな質問には慣れてる様子。
「途中変更は出来ません。その三つ以外に提供されるものはありません」
かなり厳しい制限だぞ…。ひょっとして、ここは地獄なのか??
「その三つは何でも良いの?」
「はい。どんなものでも構いません」
「いつまでに返事すればいいの?」
「あと約30秒以内です」
はぁ!? なぬーっ!! そんな一生を左右するような問いにあ30秒??
まぁ、死んでるから一生には左右されないのかもしれないけど。 もう本能優先の望みを言う方がいい!
「じゃ、毎日豪華な食事と日替わりでエッチさせてくれる女! あと毎日一億円!!」
「了解いたしました。それではあちらへどうぞ」
えっ!? 了解なの??
入り口の受付を済ませて、俺専用の個室へと案内された。
「この扉をくぐれば、もうこちらに戻れません。良いですか?」
ん~? 嫌って言えるのか?




