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第16話 呂布との試合2

 俺はごろつきとの戦闘でつかんだコツ。なるべく地面から足が離れないようにすることを忠実に守りつつ、戦いを進める。足払いやスライディングが何度か成功したあと、徐々に決まらなくなる。


 足しか攻めておらぬから、上体への攻めが有効とは想うが、ただ、宙に跳んだところを狙い撃たれては、どうしようもない、それこそ、万事休すだ。


 しかし、この巨体で俺のスピードに互するのか。まったくこっちはスピードしかねえってのに。これじゃあ、どっちがチートか分かりはしない。しかし、それでこそ、最強とも言われる呂布奉先よ。


 そして、パワーで押され始めた。否応なく、俺は受けに回る。相手の蹴りが致命的にならぬよう、かわしたりブロックしたりするのが精一杯。


 何となく俺のスピードが増している気がする。いや、厳密に言うと、少し異なる。思考の一歩先を体が行っている感じ。これも少し違う。何と言うんだろう。絵だ。場面と言っても良い。そう、戦闘の一場面。マンガで馴染みの奴。体がそれの一歩先を行っている。まさに、そんな感じであった。


 ここで、俺はようやく自分の勘違いに気付く。自分で体を操って戦っていると想っていたが、勝手に体が動いている。ごろつき相手のときは、前者であったかもしれないが、今ははっきりと後者だ。それはそうだ。まともにケンカさえしたことのない俺だ。いくらチート級の運動能力を持つ体とはいえ、呂布と戦えるはずもない。恐らく、今、この体は緊急モードなり自己防衛モードなりに入ったのだろう。戦いながら、こんなことを考えることができるのも、そのおかげか?


 そして、一番の問題。俺はどうすれば良い? やはり、鍵は場面であろう。俺が体より先に場面を想い描くことができれば、恐らく俺は最速になり得る。

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