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「思考だけでハッキングできる俺が、AI支配社会で学園無双する」  作者: マロン64
クラス別対抗戦開始!

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第四十六話 A02対A03の試合二戦目 榊友斗視点→現在→観客席視点

『さあ第二試合が始まります!』

『A02クラスからは久我トウマ、A03クラスからは秋葉ミナの登場です』




「第一試合は鷹森ユウゴが勝ったけど、第二試合はどうなるかな」

「わたくし、A03クラスが勝つと思いますわ」



 A02_ファン:第2試合も勝っちゃえ!


 A03応援:一勝一敗に持ち込むぞ!


 観測班:リンク率測定開始!



 今回のリンクフィールドは森林が生い茂る里山の中のフィールドのようだ。


『今回のリンクフィールドは里山ですね。このフィールドはどんなメリットがあるでしょうか?』

『そうですね。遮蔽物が多く、身を隠しやすいので一度敵を見失うと一方的に攻撃されてしまいます』


 観客席に戦う二人の声が聞こえてくる。



 久我トウマは恐るべき速さで敵に迫る、電撃使いだった。

「——俺の電撃に叶うものはなし。行くぞゼクス」

「了解した。あくまで心はクールにだぞ」


 一方秋葉ミナは落ち着かない様子で自身のナビAIに語り掛けていた。

「アイリーン。これ相性めっちゃ悪くない⁉」

「大丈夫だわ。一手しのげば私たちに有利になるわ」

「ええ? 本当に?」

「ええ“マジ”よ」



 今回のリンクフィールドは相当範囲が広い。だが開始地点は相手と5メートルほどしか離れていない場所だ。


 友斗は考える。これはどう見ても久我トウマの有利だが……。


「今回のリンクバトルは速攻で勝負が決まるかもな」

「久我トウマは、電撃使い。絶対A02クラスが勝つ」

「でも、秋葉ミナの情報は出ていませんわ」

「僕は秋葉ミナが勝つと予想するね」


「俺様も秋葉ミナを警戒するぞ」

「何故、でありますか?」

「うん。まあエデュケーター情報で私はわかっているが。まあ試合を見ればわかる」



「お互い、より良いリンクバトルを! 試合開始!」

 審判のコバルの声が響く。


 久我トウマが電撃戦を否、電撃的に早く攻撃を仕掛ける。

「――喰らえ! ライトニング・パス!」

 一瞬轟音が響き、全身が雷を纏い、秋葉ミナの反応できないスピードで移動する。



 A02_ファン:キャー! これで二勝目よ!


 A03_ナオ推し:フフフ、ミナちゃんを舐めないでね。


 観測班:お互いのリンク率がすぐに七十%を超えただと!



 秋葉ミナのアバターを久我トウマが貫いたように見えたが……。

ポンッ!


 秋葉ミナのアバターは音を立てて、木の丸太に変化する。

 久我トウマは一瞬呆ける。

 その後、秋葉ミナの立っていた場所に落とし穴が出現する。


 久我トウマは踏み抜いて落とし穴に落ちてしまう。

「アイリーンの言ったとおりだね。すぐに仕掛けてきて落ちちゃった」

「罠使いの我らは一手しのげば勝ちなのだ」


 秋葉ミナとアイリーンの声がどこからか響く。

 秋葉ミナとナビAIのアイリーンは罠使い。数回だけ使える身代わりアバターとそこから罠を展開し、相手を陥れる戦い方だ。


「クソッ! やられた……!」

久我トウマは悔しそうに拳を握る。

 電撃で落とし穴から出ようとするが底なし沼に変わった罠によって出られない。自身の電撃でダメージを食らうほどだ。


「白兵戦なら負けちゃうけどね~」

「我らの戦い方は一味違うのだよ」

「正々堂々、かかってこい!」

「残念だけど、君のナビAIごと封じてるから私たちの勝ちだね」

「これが、我らの“正々堂々”じゃ」



「このリンクバトル、そこまで! 秋葉ミナの勝利だ!」

 審判のエデュケーター・コバルの声が響き、第二試合はA03クラスの勝利となった。


 校内チャットは荒れている。



 A02_ファン:あんな勝ち方許せない!


 A03_ナオ推し:フフフ。勝てばよかろうなのだ!


 観測班:俺としてはリンク率を高めあう展開が良かったのだがな。まあ一瞬でお互い七十五%を超えていたからよしとしよう。


 一般生徒:まさに”電撃戦“だったな。でもちょっと肩透かしだな。



「今回はすぐに試合が終わったな」

「ちょっと、つまらない」

「わたくしはいいと思いますわよ? 実際罠を使わないと秋葉ミナの勝利はありませんでしたから」


「この後の二v二にも出てくるだろうね」

「俺様たちは当たらないが……。警戒せねば」

「私たちの相手はどこになる、でありますか」

「それはくじ運しだいだぞ」


 口々に感想を話し合う中、三戦目の二v二に進行が移る。



『次は三戦目の二v二対戦だよ!』

『登録メンバーは四人ですが、一v一の戦いに出ていた選手が出ても大丈夫です』


『おっと~! A02クラスからは鷹森ユウゴと牧瀬アミナ、A03クラスからは御影ナオと秋葉ミナの登場だ~!』


『牧瀬アミナは音使いで、遠距離からのサポートが得意な選手ですね』


「なるほど。秋葉ミナの罠を警戒して、遠距離型の牧瀬アミナを選んだのか」

 友斗は頷く。


「リンクフィールドも重要だね」

「二v二では一v一で使われたリンクフィールドのどちらかが出るみたい、であります」

「俺様はコロッセオが見たいが……」

「どちらが出ても面白いと思うぞ。エデュケーター的にはな」


 ショウとユノとレオとエミリアは楽しそうに談笑している。


『さあ、今回のリンクフィールドは一v一で使われたコロッセオか里山どちらかが出ます!』


 実況の南雲ミサキの声が響き、コロッセオか里山のリンクフィールドが交互に映される中選ばれたのは……。


『里山リンクフィールドです! これはA03クラスに有利な展開か~!』

『秋葉ミナの活躍は目に新しいところです。これは目が離せません』



 里山は広いリンクフィールドと遮蔽物が多いのが特徴だ。故に隠れやすく、一度秋葉ミナの身代わりの術を使えば二人とも隠れながら戦える。


 会場の熱気が再び膨れ上がる。

 

 楽しくなってきたな。秋葉ミナの罠と、鷹森ユウゴの攻撃力。里山という複雑なフィールドで、どんな戦術が炸裂するのか。 友斗は身を乗り出して、リンクフィールドを見つめた。


 A02クラスとA03クラスの戦いはどうなる⁉



小説をいつも読んで頂きありがとうございます。面白かった、また読みたいという方は高評価やブックマークをお願いします。作者の励みになります\( 'ω')/


⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎を★★★★★にしてくださると作者が大変喜んで更新頻度が増えるかもしれません。よろしくお願いします。

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