日常の些細な1コマ
ある日、ハンバーガーを買いにいく。
最近はカスタマイズもできたりするところもあったりする。
(渚)
何食べるかな?
おっテリヤキあるやん、これにしよう。
へー、カスタマイズができるんだ、見てみるか?
そこに記載があった"テリヤキソース無し"
(渚)
・・・は?
テリヤキバーガーのテリヤキソース無し?
それ、何バーガー??
意味分からぁぁぁん!
別の日、スーパーで惣菜を買う。
焼売とチヂミを買ってみた。
(渚)
おっ、タレが付いてる。
これかけて食べるんだ……
そこにあったのは"餃子のタレ"
(渚)
へっ?"餃子のタレ"?
いや、餃子は買ってないんですけど??
えっ?これ?えっ?……
ある日。
(渚)
久しぶりにコロッケ食べたな。
どれにしようかな?
これなんかよくない?
"北海道男爵コロッケ"。
おお!名前が良い!"かぼちゃ"
・・・は?
"北海道男爵コロッケ(かぼちゃ)"
??
えっ?かぼちゃのコロッケ?ジャガイモのコロッケ?えっ?
と、とりあえず買ってみよう。
なかなかチャレンジャーだな、渚(笑)
食べてみた結果……
(渚)
これ……ジャガイモとかぼちゃを混ぜてある。
そういう意味?男爵コロッケ(かぼちゃ)って……
そうきましたか……いや、まぁ、美味しいけど……
気を取り直してコーヒーショップに行ってみる。
(渚)
えーっと、アイスコーヒーでも飲むか。
メニューを見てみた渚。
えっ?エスプレッソ アフォガート フラペチーノ?
ダーク モカチップ フラペチーノ?
(渚)
あ、あのぅ、アイスコーヒー……
(店員)
コールドブリューコーヒーですね?
(渚)
??あのぅ、普通のアイスコーヒーで……
(店員)
コールドブリューコーヒーですね。
(渚)
それでいいです……
(店員)
サイズはどれにしますか?
(渚)
Lサイズで。
(店員)
ショート、トール、グランデ、ベンティがあります。
(渚)
・・・はぁ……
(店員)
ショート、トール、グランデ、ベンティがあります。
(渚)
一番大きいので……
(店員)
ベンティですね。
(渚)
そうなの?
(店員)
はい。
(渚)
ならそれで……
ペットボトル1本分はあるんでは?
というデカいのが出た。
(渚)
ま、まぁ、アイスコーヒーだし、良いか……
昭和世代には分からんのだよ!40年代生まれだよ!1970代生まれだよ!分かんねぇ〜よ!!
良いじゃん、サイズなんて、S、M、L、LLで!
なんなら、小、中、大、特大でも良いやん!日本人なんだし!(涙目)
またまたある日
(女)
ねぇ〜、ちょっと愚痴聞いて!
(渚)
どしたん?
(女)
酷いんだよ!
(渚)
そうなん?
(女)
彼氏からね、"お前、彼氏いないの?"って聞かれた、酷くない!
(渚)
そ、そっか……そうなんだ……
ネットのネタで見た事はあったけど、実際聞くと絶句するよね。
なかなかセンシティブな問題だ。
そしてある日……
(老人)
アンタ、ズボン破れてるで。
(若者)
あっ、これ、ダメージジーンズなんです。
(老人)
だから破れてんやろ?縫ったげよか?
(若者)
いやだから、これはこうゆう柄で……
(老人)
派手に転けたんやな、ズボン買うお金無いんか?
(若者)
いや、これ結構高いんですよ?
(老人)
アンタ騙されてるわ、破れたズボンが高い訳ないやろ、ボロボロやん。
(若者)
いや、だから……
まぁ、70代以上には分からんと思うぞ。
クレーンゲームにて……
(客)
おおぉぉぉっ♡
ああぁぁぁっ♡
イクイクイクぅぅぅっ♡
あぁ〜……イかんかった……(ため息)
卑猥な事と勘違いされるから、やめようか。
中古の原付を買った。
すると……
(知人)
これってよく見かける形よね、色もだし。
間違えないように、何か印を付けとくのも良いかもよ?
(本人)
そうやね、それ良いね。
(知人)
でしょ!
で……
(本人)
印かぁ……せっかくだ、"嫁"にしよう!(注:二次元大好き、嫁多数)
そして第1夫人のステッカーを見つけた。
(本人)
これを貼ろう。
うーん、右に貼ると左も要るよなぁ……
前も欲しい、これ、前に貼ったらカッコよくない?
後ろも欲しいかな。
アマ●ンをポチッとな。
数日後……
(本人)
来た来た!
あれ、後ろのはずのが大きい。
なら後ろのボックスの蓋に貼ろう。
後ろが寂しいなぁ……
そうか、ヘルメットの後頭部に貼ろう。
へへへ、嫁だ、嫁だ(よだれ)
で、完成した。
(本人)
……はっ!……あっ!……
いっ、痛い!……痛い!痛い!痛い!(悶え)
ヘルメット後頭部、車体左右に嫁のメイド姿、前にはパーカー姿の嫁と足元には名前入り。
後部ボックスの蓋にはデフォルメされた嫁のメイド姿(笑)
(本人)
やっちまったああぁぁぁぁぁ!!
以前、所有していたクルマでも、給油口の場所にとある特務機関(社会現象にまでなった某アニメの特務機関)のマークを貼った。
当時の知人に"ボンネットは?"の一言で、ボンネットサイズに相応しい特務機関マークが貼られた。
後ろに"ドライブレコーダー撮影中"は常識だが、せっかくだ、特務機関仕様にした。
クルマのオーナーなんだからと、某大人気のゲームの中の嫁のシルエットに"トレーナー IN CAR"と書かれたマグネットステッカーを後ろに2種類貼っていた。
めちゃくちゃ目立った。
通りすがりのお子様がガン見したり指を指して喜んだ。
"見て見て、***"とキャラクターの名前を呼んでいたお子様も居た。
信号に止まった時、後続車の助手席に乗っていたお子様が"見て見て"と言わんばかりに運転席の親の身体を叩いて喜んでいるのがルームミラーで確認できた。
"二度あることは三度ある"まだ二度目だ、まぁ頑張れ(笑)
過去に、あるフリーマーケットで"猫耳メイド"と"狐耳巫女"をやったのはノーカウントか?
ちなみ男だが、男だからこそ"漢気"を前面に押し出したネタが必要ではないか!(おい)
とある知人の話。
(知人)
あゝ、もうお金もなくなった。
クルマとドライブが趣味だったけど、もうできないな……
無趣味になっちゃった……悲しい(涙目)
(知り合い)
ねぇ、本は読まないの?マンガとか。
(知人)
あゝ、読まないよ、面倒くさいし興味ない。
(知り合い)
そうじゃなくて、"ライトノベル"っていう、気楽に読める小説があるんよ。
堅苦しい文学小説じゃなくて、色々な話があって面白いよ。
(知人)
へぇ〜、そうなんだ。
(知り合い)
タダで読めるサイトあるから紹介するよ。
何百万って数の"ライトノベル"がタダなんよ。
有料ならアレだけど、タダだから試してみたら?
騙されてたと思って、見てみてよ。
どうせタダなんだし。
時間あるでしょ?
(知人)
そうだね、一回見てみる。
で、数日後……
(知り合い)
どうだった?
(知人)
面白い!これなら読める。
めっちゃ面白い。
(知り合い)
でしょ。
結果、どハマりした。
しかし、これでは終わらない。
(知り合い)
ねぇ、これが製本されたの読んでみない?
(知人)
えっ?同じでしょ?
(知り合い)
それが違うんだなぁ〜(ニヤッ)
製本される時、編集されるのよ。
それで削除されたり、それで話を繋げるために修正されたり、作者の気分で加筆されたりするんよね。
全く同じっていう作者も居るけど、そういう作者も居るから面白い。
(知人)
なるほど。
で、買ってみた。
(知人)
えっ?あの話、削除されてる!で、こんな風に繋げたんだ。
あっ!この話の間にこんなイベントあって、話が増えてる、なるほど!
これは面白い!
そして数日後……
(知り合い)
こうなると、コミック化されたの気にならない?
今度は挿絵だけじゃないから、編集だけでなく、意外な発見があるよ。
自分のキャラの姿がイメージと違ったりして。
(知人)
気になるね、買ってみる。
確かに違った。
微妙に違ったり、これか!って発見があったり。
(知人)
おっ!このキャラ、こんなイメージしてたんだ。
自分のイメージとは違うなぁ……
このキャラはこうか!イメージ通りだ。
やっぱ、これだよね!
なんだこれ、挿絵と全然違う。
よく作者、OKしたよな(笑)
そして数日後。
(知り合い)
あの話、アニメ化されたよ!
今度は放送枠の30分に1話をまとめないといけないから、また違ったりするよ!
(知人)
なるほど、見てみる。
そして。
(知人)
なるほどな、あの話は回想とまとめて、ここに持ってきたか!
あれ、あの話、無くなってる?アニメにするなら、あの話にした方が良いと思うけどなぁ……
おいおい、肝心な始まりがオープニングの歌の中で出てきて、本編で全く触れてないやん。
それで済ますかぁ〜(爆笑)
後日……
(知り合い)
どうだった?
(知人)
いやもうねぇ……
(知り合い)
でしょ、でしょ!そうなんよ、それがあるんよ(笑)
しばらくして……
(知り合い)
あの話好きって言ってたけど、どのキャラ推し?
(知人)
推し?
(知り合い)
好きなキャラの事だよ。
好き度合いで、推し、彼氏彼女、嫁旦那ってなるんよ。
(知人)
ならあれだね。
もう健気で一筋で、主人公の鈍感度には腹が立つ。
(知り合い)
そこまでハマれは嫁だね。
分かる分かる!あのキャラハマるよねぇ。
私なら彼女かな。
(知人)
じゃ、あのキャラは俺の嫁だね。
(知り合い)
そうそう、それで合ってる。
で、またしばらくして。
(知り合い)
あのキャラ、嫁って言ってたやん、これあげる。
誕生日プレゼント。
(知人)
えっ?良いの?ありがとう!
せっかく貰ったキーホルダー、ちょっと恥ずかしいけどキーに付ける。
数日後……
(知り合い)
あっ、あのキーホルダー、使ってくれてるんだ、嬉しい。
(知人)
嫁だし、せっかく貰ったから、ありがたく使わしてもらってるよ。
(知り合い)
ありがとう。
すると、他の二次元好きの知り合いからも貰う。
知らないうちに、キーに何個か付いていた。
そのうち……
(知り合い)
ねぇ、タペストリーって知ってる?
(知人)
タペストリー?
(知り合い)
タペストリーってね、好きなキャラのこういうのを壁や窓に飾るんよ。
(知人)
へぇ〜、カーテン代わりにもなるよね。
(知り合い)
そうそう、それに部屋も明るくなって、精神的にも幸せになるよ。
(知人)
へぇ〜、そうなんだ。
じゃあ、買ってみて、飾ってみようかな?
(知り合い)
絶対後悔しないって、保障するよ。
(知人)
分かった。
早速、買って飾る。
(知人)
なるほどな、これは良い。
部屋も明るくなるし、なんか幸せ。
そしてトドメ。
(知り合い)
ねぇ、抱き枕って知ってる?
(知人)
知ってるよ、今使ってるし。
(知り合い)
なら、話が早い!
抱き枕にカバーあるでしょ?
(知人)
あゝ、洗えるようにね。
(知り合い)
そのカバーにね、キャラが書かれているのがあるんよ。
私も使っていて、毎日彼氏と一緒に寝てるんだ。
(知人)
へぇ〜、面白い!
何も無いよりなんか良いねぇ。
(知り合い)
でしょ!毎日彼氏と一緒に寝るんだよ、もう幸せ!
(知人)
なら、それやってみる。
(知り合い)
絶対お勧め!
で、ついに買う。
(知人)
これは賑やかになって良いなぁ。
なるほどね!
そして今では、部屋は窓には嫁達のタペストリー。
ベッドをダブルベッドにして嫁の抱き枕を2本!
(知人)
にゃあたん、コン吉、おやすみ♡
挟まれて寝るようになっていた。
日によっては、目覚めたら抱きしめていた。
ハマった。
(知人)
もう三次元なんて興味ないな。
女なんてつまらん。
魅力もない。
それに比べて嫁達は、もう、なんて愛おしい♡
あぁあ、ハマるを通り越して沼った。
(知人)
あっ、これ、コスプレ衣装あるやん!
部屋着なら大丈夫だよな。
早速、買って部屋着にした。
……もう戻れないな、底なし沼にどっぷりだ。
(知り合い)
二次元にようこそ。
二度と戻れない沼の世界へ(ニヤリ)
環境って、怖ぇ〜な(怖)
ある動物園にて。
アルパカの檻があった。
一ヶ所だけ大きく空いていて、顔が出せるみたいになっていた。
檻には1頭だけ居た。
完全にお尻をこちらに向け、窓から外を眺めているようだ。
檻に近づく。
全く反応しない。
(男)
これ、ここだけ大きく空いているけど、どういう事?
(女)
多分、顔だけ出せるんじゃない?
一応"触れ合い広場"の一角だし。
(男)
でもあれじゃあなぁ……
そして、その空いている檻の真正面に立った。
すると、アルパカが振り返った。
あぁ?仕方ねぇ〜なぁ〜と言わんばかりに立ち上がり、ダルそうに歩いてくる。
そして、"ぬっ"とそのスペースから顔を出した。
(男)
えっ?
(女)
触らせてくれるんじゃない?
そう言うと、女は顔を撫でた。
"ぬぬっ"と今度は男の方に顔を出してくる。
そしてピクリとも動かない。
(女)
触ってあげてよ。
(男)
あ、あぁ、そうだな。
男は顔を撫でた。
するとアルパカは顔を引っ込め、ダルそうに戻って行き、元の場所に戻ってお尻を向けて座った。
そして"さっさと行け"と言わんばかりに尻尾を3回振った。
(女)
・・・。
(男)
・・・は?
すると後ろから家族連れがやってきた。
空きスペースに立つと。
あぁ?またか?はいはい。
と言わんばかりにアルパカが振り返ってやってきて顔を出す。
母親が触る。
(母)
偉いねぇ、来てくれたの、ありがとう。
アルパカ、無視。
小さな子供は怖がってなかなか触らない。
でもアルパカはじっと待っている。
(父)
ほら、待ってくれてるよ、ありがとう。
アルパカ、無視。
勇気を出して手を伸ばす娘。
そこへ"ぬぬっ"と首を伸ばしたアルパカ。
怖がって手を引っ込めた娘。
アルパカも首を引っ込める。
(母)
ほらほら大丈夫だから。
母親が触ろうとすると……
(アルパカ)
ぶふふふふん!
威嚇しながら首を振って抵抗する。
そして娘の方をじっと見て動かない。
勇気を出して手を伸ばした娘。
アルパカに触る。
するとアルパカはゆっくり首を動かし、撫でさせる。
そしてそっぽを向いて、元の場所に戻って行くが……
(娘)
ありがと♡
するとアルパカは……
(アルパカ)
ぶふふん♡
首だけ振り向いて、優しく返事して元の場所に戻り、お尻を向けて座る。
そして尻尾を3回振った。
(女)
・・・ぶっ!(笑)
(男)
スレたアルパカやのう(爆笑)
これで良いのかアルパカよ、それで良いんだアルパカよ。
なんと営業上手なアルパカなんだ!凄ぇ〜な!
意外と日常にネタってあるよね、面白いものだ。