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検証と神様のポンコツ疑惑

次の日も先日同様に兵士に連れられ魔獣狩りのために森へと向かう。ただ昨日とは異なり俺は自分の足で歩いて進んでいる。そう身体強化が出来るようになったのである。

ガルフに魔力が操作できるようになったと言ったら大いに驚かれ天才だと言われた。当然のことである、ガルフの3ヶ月でも大分早い方らしいのにたった1日で出来るようになるのはもはやすごいを通り越して異常だ。それでも天才だと言っていつも通り(まだ出会って2日だけど)接してくれるのはすごく助かる。何を言いたいかというとガルフさんマジ良い人だわ。


ガルフが良い人なのを再確認できたところで俺は今とある検証をしている。それは自分がどれくらい魔力を持っているかだ。魔力は使うことで量も少しずつ増えたり、魔力の操作が上達し少ない魔力で今まで同様の力を発揮したりできるがやはり保有魔力量が重要視されるらしい。魔力を多く持っていればその分長く身体強化することが出来るし強力な魔法を放つことが出来るからだ。ちなみにソースはガルフ、歩きながら色々教えてくれました。そういう訳で自分の限界を調べるべく今身体全体に魔力を巡らせ身体強化をしている。全身に魔力を巡らせている理由はもちろん足だけに魔力を集中させることも可能だろうが今後戦闘するときには全身を強化して戦うだろうと考えたからだ。強化しながら歩くと普段歩いているときよりも体が軽くなったように感じ、数時間歩き続けても大丈夫なほどに疲れを感じない。というか体が軽すぎて今すぐに走り出したい気分だ。まぁ兵士の人に何されるか分からないからしないんですけど。


「大丈夫か?クロ。あんまり無理はすんじゃねぇぞ。」


「大丈夫だよガルフ、全然疲れてないし。」


ガルフが心配そうに話しかけてくる。あ、そうだ。ガルフにこの世界の神様的存在について聞きたいと思ってたんだ。何故か字が読めたり、すぐに魔力を操作できるようになったりするのはおかしい。おそらくこれらは転生したときの特典にちがいない。


「ねぇガルフ、この世界に神様っているの?」


「ああいるぞ。エレイナ様っていう女神だ。」


「そのエレイナ様以外に神様はいないの?」


「ああ、いないぞ。ちなみに俺らが向かっている神聖森あるだろ?あれの名前の由来はエレイナ様からきてるしな。」


「どういうこと?」


「遥か昔に大陸の中心にエレイナ様が降り立って世界に恵みを与えた。そのおかげで森が広がり、川などどができ、大地に魔力が宿った。だから大陸の中心から広がるこの巨大な森を神聖森って言うんだ。まぁ魔力が濃いせいで魔物が生まれたって話だけどな。中心に近づくほど魔力が濃いから魔物もその分狂暴になってるらしいぞ。」


エレイナ様...恵み与えすぎでは?魔力多すぎて魔物発生したとかさすがに笑えないんですけど。しかも今ガルフ大陸の中心から巨大な森広がったって言ってたよな?


「ねぇ大陸の中心から広がってるって言ってたけどどのくらい広いの?」


「ああ確か大陸の6,7割は森って聞いたな。だからほとんどの国が森を囲むように位置してるんだよ。」


えぇ...でかすぎない?もしかしてかもしれないけどその神様結構ポンコツなのでは?


「魔獣がいるのに森を囲うようにしてるけど大丈夫なの?」


「ああ、基本魔獣は森の外から出ないんだ。中心から遠ざかるほど魔力が薄くなるからな。それに基本でかい街なんかは海の方とか森から遠いところにあるからな。」


「でもここも大きい街だよ?」


「多いってだけだよ、ないわけではない。少ないけどな。」


「でも森に魔獣が出ると移動が大変そうだね、森の中を通ると危ないし。」


「その通りだ、クロは賢いな。だがさっきも言ったがは森の外側は魔力が薄いから強い魔獣も出ない。だから道を作ったり視界を確保して通りやすくしてるんだよ、俺らが通ってる道もその一つだ。まぁそれでも真ん中を突っ切ることは出来ないから多少ましになるってレベルだけどな。」


なるほどね、だから舗装されてるし視界が確保されているのか。話しているうちに森が近くなっていたため今歩いている地面や周りを実際に見回す。これなら馬車も通れるだろうし、魔獣の接近にも早めに気づけそうだな。そうこうしているうちに昨日と同じ場所に到着した。約30分全身に魔力を巡らせてもまだ魔力が尽きそうな気配はないし転生特典で魔力量が多めになっている可能性は高そうだ。転生特典もそうだしガルフと出会えたのも神様のおかげな気がするしお祈りみたいなのを習慣にしてみるのもいいかもしれない。


「では昨日と同じ時間にここに来る。遅れるなよ。」


そう言って兵士がもと来た道を戻っていった。それぞれが準備を始め、森の中へと進んでいく。そんな中俺はガルフを引き留めとあるお願いをする。


「ガルフ、今日から僕も戦いたい。」

この作品を見つけそして読んでくれた方に最大の感謝を。

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