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新しいハウス

ブクマ感謝です!!

初めての魔物狩りから帰り、魔石や他の戦利品を兵士に渡すと先日までいた牢屋とは違う結構大きめの平屋の前に連れてこられた。今後は奴隷の人全員で生活していくことになるらしい。

説明があるのかなと思ったがガルフや他の奴隷の多くの人は自分よりも前からここで生活していたため兵士の人から中を説明されることはなく、明日も同じように魔獣狩りを行うとしか言われなかった。

そういえば牢屋に他の人いないなぁとは思ってたけど全員こっちいたんですね。少し疎外感を感じながら今後生活していく場所を眺める。...一目でわかるけどこの平屋すごいボロボロだな。牢屋は牢屋で嫌だけどここで暮らすのもちょっとやだなぁ。棒立ちで眺める俺にガルフが何か気づいたようにこちらに話しかける。


「そういやクロこっち来るの初めてか、ざっと説明するからついてきな。」


ガルフの説明によると入ってすぐにはご飯を食べたり時間をつぶしたりするための場所らしい。コップなどが置かれた棚や食料が入った袋があり、木製のテーブルや椅子、その他道具が煩雑に置かれ、生活感満載の部屋となっていた。そして次に奥の方に行くとタオルのようなものがいくつも床に置かれている部屋があった、寝室らしい。まぁ個室がないのは当たり前か...き、きつい...

トイレの場所やその他生活するのに使う場所を説明してもらい最後に井戸の場所を説明された。いやまぁちゃんと家だし多少家具あるだけいい方なんだろうけどプライベートも何もないままずっと生活するのきつくない?


「ついでに体洗っとくか、ちょっと待ってろ」


そう言い残し家の中に入ったと思うと桶のような物とタオルを持って帰ってきてそのまま水を汲み始める。


「ほれこれで体洗え、他の奴らもすぐ来るだろうから早めにな」


...あの桶渡されて体洗え言われてもどうすればいいんですか?どうしたものかとガルフを横目で見ると頭から水をかぶっていた。時間をかけて他の人に迷惑をかけるのも嫌なので仕方なく俺はそれに倣い水をかぶる。いや冷たいよ...水だから仕方ないけど。風呂に入りたい...そんな贅沢絶対に出来ないだろうけど。体を洗い終えた後は先ほど紹介された集会所のような部屋に行きガルフがテーブルと椅子を隅の方に寄せてくれたのでそこに座る。またここで少し待ってろと言われたため座って待っていると食事と水を持ってきてくれた。


「ちなみに飯はあそこの棚にあるから自分で取ってく感じだ。量はパン、干し肉それぞれ1つずつだ。コップもあそこの棚にある。コップのどっかに印か名前が彫られてたりするから他の奴のを持ってかないように気をつけてな。お前のはなんも印が無いから後で俺がつけてやるよ。」


何から何まで本当にありがとう、ガルフいやガルフ様。でも今ご飯食べたい気分じゃないんですよね..

未だにホルノラビットを殺したときの言い表せないような気持ち悪さが残っており食欲が全く湧いてこない。でも食べないと今後に響くしなぁ...覚悟を決め物を拒む胃袋に水と一緒になんとかパンと干し肉を流し込む。無理やり流し込んで食事を終えた後ガルフにこの後は何かあるのかと聞くと


「特になんもない、適当に喋ったりして時間潰したら寝るだけだ。あぁコップは自分で洗えよ、それと寝る場所は基本固定だから空いてる場所に寝てくれ。」


「あ、忘れてたコップ貸せ」


言われたとおりにコップを貸すとナイフでコップの下の部分を削っていく。さっき言ってた印をつけるみたいなやつかな。なんかかっこいいのになったりしないかなぁ。


「ほれ、分かりやすくしといたぞ。」


少しの期待とともにコップを見るとそこにはクロと書かれていた。いやまぁなんとなく予想はついてたけどね。ん?というか俺今文字普通に読めたぞ...?いや勘違いかもしれないし一旦ガルフに聞いてみよう。


「ねぇガルフ、これなんて書いてるの?」


「クロって書いてあるぞ、これならすぐわかるだろ?」


「..そっか、ありがとガルフ。」


「おうよ」


やっぱ俺文字読めてるんですけど?異世界に来たときの特典か何かか?もしそうだとしたら初手奴隷とかいう最悪なこの状況を先に何とかしてほしいんですけど。


ガルフに名前を書いてもらったコップを洗い、他にすることもないので少し早いが寝室に入り幸運にも角の1つが空いていたためそこにタオルを敷いて横になる。そういえば魔力を感じ取れるようになれば魔法が使えるようになるってガルフ言ってたな。まだ時間もあるし練習してみるかぁ。

目をつむり深呼吸をしながら自分の体に意識を集中させる。すると今まで感じたことのない熱を体の中心部から感じる。ん?これが魔力なのかな?もしそうだとしたら結構あっさり感じ取れたけど...

魔力を感じ取ることが出来た気がするので次はそれを体に巡らせることが出来るか試してみる。...うん多分出来てる気がする...血液とは異なる何かが体中を巡り体がポカポカしてくる。ガルフはこれで身体強化できるようになるって言ってたけどさすがに今は試せないよな...

というかやっぱり俺に何か異世界転生特典ついてきてますよねこれ。魔力を感じて操作できるようになる速度が尋常じゃない。これは神様的なのがやってくれたのかな?この世界の神様事情知らないし明日ガルフにでも聞いてみよう。巡らせていた魔力を止め瞼を閉じる、すると睡魔が突如として襲い掛かる。初めて魔力というものを使ったのと想像以上に魔獣狩りで疲弊していたらしい。そういえば俺の体5歳児だったわ..そんなことを思いながら僅かに残っていた意識を睡魔に手渡した。


この作品を見つけそして読んでくれた方に最大の感謝を。

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