初めての魔獣狩り 上
明日下の方投稿します。ブクマ感謝です!
先ほどまでいた場所は門に近いらしくあまり街の風景を見ることなく門の外へと出た。ガルフによると森までは約30分ほどの距離を歩くことになるらしい。裸足で歩いていて辛くないのかと尋ねたところ
「魔力で足裏だけ強化してるから大丈夫だ」とのことらしい魔力があるのに興奮を隠せなかった俺はそのまま魔力についても質問した。どうやら魔力は量に差異はあれど皆生まれつきにもっているものらしい。属性はよくある感じで火、水、風、土が基本の4属性で光、闇、雷、氷が希少4属性の8属性ともう1つ属性がありそれは皆が使える無属性の魔法らしい。魔力を込めたり、身体強化をしたり、練習すれば物を少し綺麗にできたりするらしい。
「ちなみに俺は火属性な」
そう言って右手を俺からは離して指先からマッチほどの火を出してくれた。攻撃で使うような火を出すには詠唱が必要になるがこのくらいなら無詠唱でも大丈夫らしい。ラノベ等で魔法に対して憧れがあったため生で魔法を見ることが出来とても興奮した。実際に見てみたら自分もやりたいと思う気持ちにブレーキを効かせることなどできず魔法を使えるようになる方法を食い気味にラルフに聞いた。
「適性がないと属性魔法は使えないんだ、ちなみにその適性診断は魔法具がないと出来ない。つまりクロにどの適性があるかわからないと今みたいに魔法は使えないんだよ」
めちゃくちゃテンション下がりました。どれくらい下がったかというとご褒美に買ったお高いアイスを家族が間違えて食べてしまったときに並みに下がりました。そんな俺を見てかガルフは無属性なら使えるようになると言ってくれた
「まずは魔力を操作できるようにならなくちゃいけないがそれができれば俺が今やってるような身体強化ができるようになると思うぞ。」
めちゃくちゃテンション上がりました。俺もう身体強化極めます。先ほど以上に食い気味に魔力操作の方法をガルフに尋ねる。そんなに引かないでよ。
「まずは体内の魔力を感じ取るところからだな。そこから魔力を意識的に巡らせたり、一か所にとどめることが出来れば身体強化はすぐできるようになる。」
身体強化は魔力を体に巡らせたり、ガルフが今足裏に集中させてるみたいにすれば自然となるらしい。結構簡単そうで助かった。
「まぁ魔力を完璧に操作出来るようになるには大分時間がかかると思うがな。ちなみに俺は3か月かかった。」
それを聞いて簡単そうという考えが揺らぎました。3か月か..結構長いなぁ...それまでガルフに文字通りおんぶにだっこされるのはちょっと申し訳なさすぎる気持ちが湧いてくる。出来ればすぐ使えるようになれればいいけどそこは努力するしかないか。
最後にどうして魔力を全身に巡らせないのか聞いたところ「そんなんしたら歩くだけで魔力切れるわ」と言われた。言われてみればそうだと聞いてから気づいた、がラノベをたくさん読んでいたため認識に違いがあるのは仕方がないと思うの。
魔力についての説明をしてもらっているうちに森の手前にある人の手によって馬車が通れるように舗装されたであろう道に到着した。ガルフ曰くここはもともと森であったが木々を切り倒して作ったらしい。ここら辺は魔物も弱いのしかでず多少の護衛をつければ一般人も安全に通れるらしい。他にもいろいろ聞きたいことはあったが目的地に到達してしまったため話は兵士の声によって中断される。
「お前ら、着いたぞ。帰りも迎えには来てやるからその時はここら辺にいろ、わかったな。それと素材や魔石などはこの袋につめろ」
そう言っていくつか袋を置いて踵を返す。さぁ魔獣狩りの時間だ。ゲームみたいだとワクワクする心と魔獣という未知に対するそして死への恐怖が混ざり心臓の音が全身から感じられるほどにうるさくなっている。深呼吸を繰り返しなんとか落ち着こうと試みるが中々上手くいかない。すると突然後ろから肩を掴まれる。
「落ち着け、クロ。お前に戦わせることは多分無いからそんなに気張らなくても大丈夫だぜ。」
そう笑いながらガルフに言われ緊張で強張った体や思考が少し柔らかくなる。そうだなあまりガチガチでいても良いことないしもう少しリラックスしよう。
「うん、ありがとガルフ。」
ガルフにお礼を言い、まずは辺りを見回してみる。どうやら他の奴隷の人達も本格的に動き出すらしく3~5人ほどでグループを組み始めている。ガルフにグループを組まないのかと聞いたが
「ここら辺の魔獣なら必要ないから大丈夫だ。」
と答える。強い(確信)。もうホントかっこいいです、ガルフさん。
どうやらある程度グループ分けが終わったらしい。奴隷の中でも比較的身長の高い男が皆に向かって声をかける。
「とりあえずここらへんの魔獣を狩っていこう。怪我には十分注意しろ。それじゃあ各自行動を開始してくれ。」
自分たちを含むグループが森に入っていく。死なないようにしなきゃな、ガルフがいるから大丈夫だとは思うけどね。
この作品を見つけそして読んでくれた方に最大の感謝を。




