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気づいたら転生してた。

のんびり続けていきたいと思います。

「ぅうん...」


なんだか周りがうるさい。なんかイベントでもやってんのかな?

こっちは絶賛睡眠中だってのに...昨日徹夜したせいで寝不足なんですよ。少しはこっちのことも考えてくれませんかね..いやまぁ本当はそんな遅くに寝た記憶はないんですけどね。喧騒のせいでだんだん眠っていた頭が覚醒していく。


「おい、起きろガキ。ったくなんで俺が子守りなんかしなくちゃなんねぇんだ..」


ん?ガキ?え、待って?俺どんなとこで寝てんの?

小さな子供がいる所で俺寝ちゃってるんですか?それ俺絶対不審者扱いされてますよね?

機嫌の悪そうな中年男性の声から発せられた予想外の言葉に俺は目を開き、慌てて上体を起こし辺りを見回す。視界の先には小汚い石の壁、一目でほとんど掃除されていないとわかる石の床、部屋の奥の一角にはおそらくトイレをするところであろう臭そうな場所。そして部屋の一面に広がる鉄格子。


「やっと起きたか。ガキが手間取らせやがって。おら、飯だ。」


未だに思考が定まらない中鉄格子の向こうから衛兵のような姿をした人が鍵を開けて入ってきて、

そのまま黒いパンとジャーキーのような干し肉、少し大きめの木のコップ(どちらかというとジョッキに近い)を置いて床に置き愚痴を吐きながら(自分の?)牢屋であろう場所から出て行った。


「...一体どうなってるんだ?」


そう口に出さざるを得ないほど頭が混乱している。

今の状況が全く理解できない。なんで自分は牢屋に入れられているんだ?まだ夢でも見ているのか?それとも誰かにドッキリを仕掛けられているのか?

とりあえず夢かどうかを確認しよう。頬つねる。痛い。腕つねる。痛い。夢じゃないかぁ..

じゃあドッキリ?誰がこんなリアルなドッキリを仕掛けたんだ?

そんなに友達多くないし、思い当たるやつもいないしなぁ..

まぁなんかご飯をもらった訳だしそれでも食べますかね。どうせこれドッキリか何かだろうし細かいことは食べてから考えればいっかぁ。というか喉が渇いてるから早く水が飲みたい。


俺は置かれた食事を自分の寝ていた場所の近くまで持ってくる。もちろんテーブルや椅子はないので

床に座ったまま食べることになる。本当に凝りすぎじゃないか?このドッキリ。

この木のコップもアニメとか漫画とかでよく見るようなやつだし。


...なんか違和感を感じるなぁ。食事取りに行ったときとかなんか視線が低かったような気がしなくもないような...うーん..この牢屋が広く作られてるのか?それとも寝起きだから変な勘違いでも起こしたのかね?しかも手に持った食事も重く感じたし。寝すぎでおかしくなったか?

まぁ悩んでも解決しなさそうだしとりあえず水飲もう。そうしよう。

俺は木のコップを手に持ち、軽く眺める。本当にアニメとかで見たことあるようなのだ。いやほんとに作りこみすごいですね。抹茶を飲むときのようにコップを回して異世界気分を堪能する。そして水を飲もうと口元にコップを近づけたとき水面に知らない子供の顔が映る。


「え、いや誰?この子供?」


黒髪、黒目で少し目つきが悪い小さな子供の顔。顔や髪は少し汚れているが結構顔立ちは整っている。俺は慌てて天井を見るが水面に映った子供はいない。まぁいたら逆に怖いんですけどね。天井に張り付いてたら心臓飛び出るわ。ん?じゃあ映っているこいつは一体誰なんだ?


「いや...まさか..ね..」


自分でもないと思いながらも体をまじまじと見る。

今まで見たこともないようなみすぼらしい服。小さな手に短い脚。頬を触ると自分のものとは思えないくらいに柔らかい。..スゥ...


「...いやどういうこと?」


そう声に出さざるを得なかった。


この作品を見つけそして読んでくれた方に最大の感謝を。

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