強制的に巨乳にさせられるイラスト世界【1000文字未満】
都道府県が神絵師に支配された。彼らが描くイラストによって、人々は変わる。
そんな時代でも修学旅行はある。ある女子学校が京都に行くことになった。生徒達はワイワイと新幹線で騒ぎ、思春期恒例の騒音となっていた。
「京都ってどんな絵師が支配しているのかな? 楽しみ!」
「あんまり期待しないほうがいいよ。うちの絵師って、あんま特徴のない絵柄なんだから」
二人の少女が話し合う。先に話したのはロングの子。もう一人は貧乳に悩むショート。話の通りか、外見的特徴はない。
新幹線はトンネルに入り、暗闇が窓を制覇。抜けると、緑にまみれた地平線。
そんな景色を楽しむ暇もなく、生徒達は苦しみ始めた。
「い、痛い!」
ロングの少女が胸を抑える。呼吸が苦しい。耐えきれず、上着を脱ぎシャツを脱ぎ、ブラだけになる。それを咎める余裕は他の生徒にもない。みんな胸を苦しませていた。
少女は気付いた。胸が膨張している。ブラがはち切れそうだ。
この地域は、巨乳フェチの絵師が支配しているのだ。
ショートの子もスポーツブラを外す。するとFカップの胸が露になった。だが官能はどこにもない。呼吸を整え、肩にかかる重さへ苛立つ。
「む、胸が大きくなってる」
「重い……」
元々巨乳だった生徒はさらに大きくなりOカップになっていた。重量に脂汗をかく。乳房がさらけ出された空間に、淫猥はない。ただ肩こりがあった。
「こんな大きさのブラなんてないよ」
「どうしよう。このままじゃ変なところ見られちゃう」
焦っていたが、またトンネル。抜けると、今度は縮小を始める。生徒達は安堵の息。ショートの子は後ろ髪が引かれる思いだ。確かに苦痛ではあった。だが胸は大きくなれたのだ。
空気に晒した貧しい胸を見下ろす。今度は股が苦しい。
トンネルを抜けると、ふたなりフェチ絵師の地域だった。