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第二話

 お父様に姫騎士になる許可を出していただいたあとに私は冒険者になるために冒険者ギルドへと向かった。


もちろん身分を隠してだが····


流石にドレス姿だと痴漢野郎に襲われる可能性があるため革の防具を着け冒険者ギルドへと向かった。


しかし良く見ると帝国の町並は何も変わっていない。それはそうだろう、お父様が皇帝としての仕事をやっていたから今でも穏やかで平和な国になっている。

私も次期皇帝としてこの国を平和にするために頑張らなきゃいけないのか···複雑な気分だ。

本当なら私の妹に挙げたいけど···帝国の決まりを放棄することはできないし、そもそもこのアズガルド帝国の王族には男がいないのだ。それは何故なの? もし私に兄や弟が居たら何かしら変わっていたかもしれない。

 でも、今はお父様を見習わないと駄目ね。

もちろんお父様は私にとっては尊敬に値する人であり、同時に憧れでもある。

まるでどこかの王国の国王とは大違いだ。

おっと危ない危ない、他国の悪口を言ってしまった。

まあ、直接口で言ったわけではないが今のは皇女としては考えてはいけないことだったな。

 さて、私がそう考えているといつの間にか冒険者ギルドに着いてしまった。


「ここも変わっていないのね」


そう呟きながら冒険者ギルドに入ると誰かが声を挙げた。


「あそこにいるのはアイラ様じゃないか?」


「ホントだ!アイラ様だ!」


何故気づかれた!? まさか!?


「銀髪の髪を下ろしているのはアイラ様しか居ない! まさか冒険者ギルドに来ていたとはこれは光栄だ!」


やはり私の髪の色が原因だったか···確かに銀髪の髪をしているのは王族しか居ない。トホホ···

そして私は恥ずかしくなり両手で顔を覆ってしまった。




「すみません···身分を隠せると思っていましたので···」


さっき起こった騒ぎにより私はギルドマスターの部屋へと案内され話し合いを始めた。


「うちのギルドの冒険者達が本当にすみません‼️」


ギルドマスターは土下座をしながら謝ってきた。

これじゃ私が悪いみたいになるじゃない。

気にしてはいないがこちらも謝っておこう


「いえ、問題ありませんわ。

私も身分を隠していたとはいえ、この様な騒ぎを起こしてしまいこちらこそすみません。」


私は謝ったが···ギルドマスターは「そんな!皇女様が謝るなんてとんでもない!」という感じになり冒険者ギルドで起こった騒動は終わったのであった。


すみませんギルドマスター····冒険者になりたいんですが。

読んでいただきありがとうごさいました!

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