第十八話
やっと出来たが文章が短いです。
謁見の間
「「お父様、おはよう御座います。」」
「ああ、おはよう。」
お父様も色々と大変そうだな。
だってお母様がニコニコと笑みを浮かべて居るもん。
多分、あれは何かあったんだ・・・何か無ければお父様があんなゴリラみたいな顔になるわけない。
「うむ、何か言ったか? アイラよ?」
「いいえ! 言ってません!」
此処はなんとか黙らないと駄目だ。
じゃないと挽き肉にされる!!
「姉さん、顔に出てますよ。」
エミリー! 貴方は余計なことを言わないでちょうだい! わたしが酷い目に有ったらどうするつもりよ!
「ほう、アイラよ・・・今日はあの王国の連中が来るからお前が迎えに行け。」
えっ? 来るの?
あの馬鹿勇者達が?
「あの~、それって勇者達が来るということでしょうか?」
「そうだ。」
もし、そうなら私のアイリスちゃんが取られるかもしれない・・・それを避けなければ。
と言うよりお父様はどうやって勇者達が来ると知っているのだろう?
「それとお父様はどうやって勇者達が来ると知っているのでしょう?」
「そうだな・・・教え鳥という鳥が教えてくれたのだ。
ついでに勇者達の事は国民も知っておる。
もちろん、国民達も石は投げずに暴言を言わずにと伝えておる。
まさかだと思うが・・・お前は知らなかったのかね? お前に教え鳥を送った筈だが?」
知らなかった・・・昨日は色々とあって何も知らなかった。
「まあ良い、もうそろそろ付くと思うから迎えてくれ。」
「はい。」
本当は嫌だがな・・・何故あんな馬鹿勇者を迎えなきゃ行けないのか解らんね。




