第十四話
更新が遅れて申し訳ありません。
それと戦闘描写は下手ですのでご了承ください。
訓練所へと案内した後にすぐに更衣室に入って決闘の準備をしているが装備について悩んでいた。
「何にした方が良いかな? やっぱり革装備でいった方が良いかな?」
どうしても装備について悩んでしまう。
早さに特化した革装備にするか、守備に特化した鉄系の装備にするか、どちらにするか悩んでいた。
そして関係あるかどうか分からないが必ずしも決闘にはルールが存在する。
一つ目、決闘者以外の者が横槍を入れないこと
二つ目、決して人を殺めないこと
どちらかのルールをひとつでも破った者は罰則が下されるだろう。
まあ、どういう罰則かというと、一つ目を破ると強制的に世界で最も高い山に登らせられるという奴だったかな?
少なくとも罰としては一番軽いものだった気がするな。
そして、二つ目のルールを破るとこの訓練所の防衛システムが作動して、人を殺めようとした者は容赦なく永遠刑に処されるだろう。
前にも説明したと思うけどもう一度説明するわね。
永遠刑はこのアズガルド帝国で最も重い刑罰になっており、殺人または冤罪などで罪を擦り付けたりする者には永遠の地獄もとい永遠刑になる。
内容は確か、年を取らずに永遠に何もない空間に閉じ込められるモノらしい。
この刑罰が使われたのはイズモ・ハーライスとグレン・ウェストという極悪人がこの刑に処されている。
この二人については触れないでおこう、物凄くヤバイ奴らだから。
さてと、あちらの青の勇者様はもう準備出来たみたいだし、こちらも出てくるとするか。
「いつも通り革の防具を着けるとしようかな? ドレスアーマーも良いけど、やはり革だな。」
私は革装備に決めつつ、私は準備を終えて訓練所の広場へと向かった。
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「逃げずに来たことを誉めてあげるよ。」
コウキ、随分と調子が良いではないか。
逃げずに来たことを誉めてあげるだと? 戯けが、お前はいつから貴族なったつもりだ? それとそのドヤ顔はやめろ! 無償に殴りたくなるだろ。
しかし、これは決闘······皇族が卑怯な手を使うと一瞬で信頼を失うからな。
「ふん、当たり前でしょ。
皇族である私が出ないと皇帝なんて務まらないわ。」
少し言い方が悪いかもしれないが、別に皇帝になる気はない。
まあ、そんなこと言ったら私の首が飛ぶかもしれないし、注意しなければ
「へぇ、お前は革の防具と鉄の剣で戦うのか?
ほら見ろよ、俺だったら鉄の鎧と神剣を持っているんだぜ? それでどう勝つんだよ?」
あ~、うん······そうかあれですか······自分は勇者というチート職業だからお前なんかに負けないというイキっている奴ですか。
「それは見てからのお楽しみです。」
私は不機嫌そうにコウキにこう言うとコウキは私が口調を変えたことに少し驚いていたがすぐに笑みを浮かべて煽ってきた。
「急に敬語になったな。
どうしたんだい? 怖気ついたのか?
無理に戦わなくても良いんだよ?」
ふざけるな。
誰が逃げるものか。
「そうね。
では、始めましょうか?」
「そうだな。」
すると審判者が「位置について、武器を構えといてください。スキルの使用は問題なく使ってください。」と声をかけて、それを聞いた私とコウキは位置につき鉄の剣を構え、コウキは神剣を構えた。
よく考えてみれば神剣を持っているコウキが有利かもしれないが私も負けるわけにはいかない。
仮に負けたとしても後悔などしないし、絶望することもない。
"負ける"という概念は決して悪いものではない。
例え負けても次頑張れば良い、例えまた負けても諦めなければいつか必ず勝利は訪れる。
そう、諦めなければ問題ないのだ。
私はそう思い込んで、目を閉じ、口を開いて息を吸って、吐いて、自分を落ち着かせて目を開き真っ直ぐとコウキの姿を改めて見始めた。
すると審判者が「始め!」と叫び、先に動いたのは青の勇者コウキだった。
「うおおおおおおおおおおお!!」
コウキが突進してきて神剣を上から下へと振り下ろして来たが、すぐに横に避け、コウキの腹を革のブーツを履いた足で『絶対最速』のスキルを使って蹴りつけた。
そしてコウキはその攻撃を遮断することが出来ていたようだが、衝撃までは殺すことは出来なかったらしく、壁にぶつかった。
ガシャーンッ!! という何かが崩れる音が聞こえたが、コウキにとっては大したことないような表情をして、私を睨み付けた。
ちなみに『絶対最速』というスキルは最速で移動する他にも武器として使用できる他、自身の身体の一部をを強化して攻撃力を高めることが出来る。
するとコウキが「降参するなら今の内だよ。」と煽ってきたが無視して高速でコウキの後ろに回り、回し蹴りを放った。
それに反応するかのようにコウキは神剣で防御した。
しかしこれも『絶対最速』のスキルで身体の一部を強化しており、攻撃を受け止めることはできるが衝撃までは受け止めることは出来ない。
そもそも衝撃を受け止めるには無理がある。
衝撃を受け止めるにはもうこの世には無いかもしれないけど巨神と古代兵器くらいの存在でなければ受け止めることは出来ないだろう。
私がそう考えているとコウキが衝撃に耐えられずにふらついているがすぐに体勢を整えて、神剣を私に向けた。
そして彼はスキルを発動させた。
まあ、ここは待ってあげよう。
スキルの発動の途中に邪魔なんてしたら卑怯者だし、待ってあげよう。
「光れ! 天に溢れる希望の女神よ! 我に古の大地に広がる楽園の剣を照らしたまえ!」
詠唱、長!! 今時こんなに長い詠唱が流行っているのかしら? 私には分からないわね。
それにどう考えても中二病だっけ? そんな人達が考えそうな詠唱ね。
「闇よ! 光によって砕け散れ!! 天神剣!!」
名前のセンスの無いなこれは、うん理解したよ。
しかも、天神剣って何? 私たちが信仰しているのはフレイヤ様だけど? 天神って、神話の中の話だけどフレイヤ様の夫の神名だったよね。
と言っても、避けないとダメだよね? 態と当たっちゃダメだよね? 別に私はドMではないよ。
そして私は転がるように横へとローリングをして避けて、コウキの顔面を殴り付けた。
するとコウキは後方へと吹っ飛んでいき訓練所の壁を貫通して、それから煙でよく見えないが止まって気絶したようだ。
すると審判者は「勝者アイラ・アズガルド!!」と叫び、観戦していた者達は拍手した。
それと審判者よ、私を呼び捨てにしたな? 別に怒っているわけではないが次は気を付けてほしいな。
良し、これで面倒なことは無くなったからお母様にステータスをもとに戻して貰おう。
読んでいただきありがとうございました!
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