プロローグ
「悪いがテメェをこのパーティーから追放する。」
追放だと? 何故そんな馬鹿げたことをするんだこのバカ勇者はそれに何ニヤニヤしているんだよ。
今俺の目の前でニヤニヤしている奴は勇者召喚から呼び出された転移者らしい、こいつの名前は確か、ゴトウ・カズマという名前らしい。
はっきり言えばこの男はイケメンの癖に色男でよく女性の冒険者や騎士などを連れてくるんだよな。
本当に良い迷惑だ。
それに加えこいつの横には俺の幼馴染である剣聖のシラという蒼い長い髪を下ろした少女と賢者のエレナという紫色の肩まで届く髪を密編みにした少女が並んでいた。
二人とも凄い美少女なんだが、今はこいつらに対してはもう愛は冷めている。
おそらく俺を追放して勇者とエッチなことでもをするつもりだろう。
あと勇者、お前は何人女を連れてくれば気が済むんだよ。
「追放ってどういう意味だ? 何か不味いことでもあったのか?」
流石に理由を聞かなきゃ始まらないから俺はカズマに何故追放されなきゃならんのだと聞いてみた。
すると勇者カズマはああそうかやはりかと思うような言葉を返した。
「それは俺のハーレムパーティーにお前が邪魔だからだよ! それにお前の幼馴染は俺に惚れているんだぜ! 良いだろう羨ましいだろうWWW」
ああそうか、こいつはハーレムとやらを作る気らしい確かにその後ろにはこの国の王女であるエルザ王女がいるからな。
その王女もこいつにメロメロらしい···良い迷惑だ。
なら仕方ない、俺はこのパーティーから出ていこう。
「分かった···この勇者パーティーから出ていくよ。」
俺が出ていこうとすると? 国王様が立っていた。
「ちょっと待て、お主は···いや貴様は勇者パーティーだけでなく我が娘である王女エルザと人類の希望である勇者カズマを貶めようとしたな❗️ 貴様にはこのオズワルド王国から追放する‼️ 分かったならさっさと出ていけ‼️ もうお前の悪評は国民に知れ渡ったている‼️ もう二度と我々の前に姿を見せるな‼️」
ああそうか、王様も国民も勇者の仲間だったのか、それにこのパーティーは最初から仕組まれていたか、なら出ていこう。
俺が出ていく時、勇者の表情が勝ち誇ったように嘲笑っていた。
俺は国王様の命令でこの国から出ていった。
途中、国民達から物凄く激しい罵倒発言や石などを投げられつけられ俺はこの王国から出ていった。
実は俺はまだあいつらにまだ正体を明かしていない。
俺のいや、私の正体は隣の帝国の皇女だからだ。
読んでいただきありがとうこざいました! 面白いかな?と思ったらブックマークと下のポイント評価をお願いします!