表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/8

あとがき

 沢山ある小説の中からこの作品を見つけてくれてありがとうございます。短い連載でしたが、無事に完結することができました。


 この作品のテーマは「自分らしくあることの難しさ」です。そもそも、「自分」とは何かを主人公である「愛人まなと」はわかっていなかったのです。どうありたいか。何をしたいか。それがわからないまま人生を終えるのは、私にとっては「不幸」なことなのです。性同一性障害を題材にしてはいますが、伝えたいことの本軸はそこです。また、愛人まなとは性同一性障害という特質を持ちつつ、それを活かすことも隠すこともしていませんでした。


 「女の子になりたい」その願いが叶えられたとき。愛人まなと美人みとに自分の身を預けて、自分から動くことを完全にやめようとします。しかし、男として生きても女として生きても、どちらにせよ「いじめ」という問題は存在するということ。それを知った愛人まなとは、やっと己で動くことを決心します。美人みとは、目的もなくただいじめられていた愛人まなとを導くために『貴方に最高の幸運を』という本から出てきたのです。やるべきことが定まること。それが、愛人まなとにとっての「最高の幸運」であると思ったからです。


 では、その本を勧めた「伏見ふしみ」という女店員は何者か……そして、宗次郎そうじろうおじいちゃんの言う「火の始末」に関しての言動。実は関係があるのですが、あとはご想像にお任せします。




 令和元年 10月24日(木)

最後まで読んでくれてありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ