告白
だらだらとした進行です。だれか読んでくれないものかなぁ。
そこで準は
「ふうっ」
と息をつくと少し冷めたコーヒーを飲んだ。
話がひと段落ついたと思った仁紀は疑問に思ったことを口にした。
「警察には届かなかったんですか?殴ったり、家荒したりするのは犯罪ですよね?」
その瞬間、準の大きい目がさらに大きく開かれて、怒気を孕んだ声で言った。
「警察なんて!警察なんて信用したくありません…。」
最後は尻すぼみになり聞き取りにくかった。仁紀は依頼人の過去には関わらないと決めていた。なのでここでも敢えてなぜ警察を信用したくないのかは聞かなかった。何も言ってこないと思ったのか、準が
「依頼を受けてもらえますか?」
と聞いてきた。
「もちろん」
その言葉を聞き、準は安堵した表情を浮かべたがすぐに端正な顔に戻って、
「お願いが2つあります。」
と言った。
「なんですか?」
「信じてもらえないと思えますけど、殴られて目を覚ました時から耳が…」
そこで一呼吸置いて意を決したように言った。
「耳が他の人より数倍もよくなってたんです!」
「信じますよ」
「え⁈なんでですか?普通は信じませんよ?」
「じゃあ嘘なんですか?」
「ほんとですけど…どうしてそんなに簡単に信じられんですか?」
「依頼人の言うことは信じる。これがモットーですので」
「はぁ」
準は分かったような分かってないような声を上げた。
「それでもう1つというのは?」
「あの…そのストーカーが捕まるで…ここに泊めてほしいんです。」
「へ?」
今度は仁紀が驚かされる番であった。
次はちょっと前進のはず。