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『 Legend of the wars  』   作者: 桐生清一
聖エルベリア教皇国軍所属編
58/100

§第十二章 高貴なる我らの血潮よ永遠なれ 7 §

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆7◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



「!! おお!! ミネルバにベイル!! 無事だったのか!! ……お、お前たちは……」


土民の村では、二人が帰ってこない事に不安を抱きつつも、村に残っていた土民軍の者たちがいた。ハーヴィスとミネルバ、ベイル、部隊長、セリスタの兵士長がいた。他の兵士達は土民の村の手前で待機となっている。


「と、父ちゃん、ごめん……ごめんよ!! 」

「おじちゃん、ごめんなさい……」


二人の子供はベイルの父の姿を見て謝った。ハーヴィスはベイルを抱きかかえたまま歩き出し、ベイルの父に彼を託した。そして、ハーヴィスは頭を下げるとベイルの父に話しかけた。


「私の名前はハーヴィス=リューンと申します。できれば、村の長老様とお話したいのですが、よろしいでしょうか」

「……うちの息子とミネルバを連れてきてくれた恩人だ……無下にはできんな。しばし待っておれ」


ベイルの父はそう言うと、長老を連れてきた。長老は少し慌てながらもハーヴィスの前に出た。そして、ミネルバの前に着くと思いっきり彼女の頬を叩いた。しばし呆然としていた彼女だが、痛みを感じボロボロと涙を流した。


「この、馬鹿者が!! 」


「!!! 」


長老はミネルバを怒鳴りつけると、彼女を抱きしめた。そしてこう言った。


「村の皆がどれだけ心配したと思っとるんじゃ!! 」

「ご、ごめんなさい……ごめんなさい!! 」


二人は抱き合って泣いていた。そんな中、ベイルと父は何故怪我をしたのか話をしていた。


「そうか、このハーヴィスに助けて貰ったのだな。……ありがとう。この件だけは感謝しておく」

「……ええ」


二人は微妙な立ち位置で話をしていた。しばらくすると、長老とミネルバの再会が終了し、事は本題に入った。


「さて、見たところ、ソナタたちはエルベリア軍のようだが? 」

「はい、私達は聖エルベリア教皇軍の者でございます」


長老は完全に警戒モードである。今まで全く交渉もしてこなかった輩が今更何をしに来たのだ? とも言いたげな表情だった。完全に出遅れているハーヴィスにはこの交渉はきつかった。


「そうですね、取り敢えずは……あ、とっと」


足元を見ると、あの狸がハーヴィスに懐いて足元をスリスリしていた。ハーヴィスはこの狸を抱きかかえると本題に入り直した。


「申し訳ない。回りくどいことは言いっこなしで、この道を通していただきたい」

「……できない。と言ったらどうなる? 」

「通して貰うまで、交渉を続けます」


ハーヴィスのこの言葉を皮切りに交渉が開始された。が、ほぼ一方通行だった。そして、土民側の条件も聖なる山を登頂したら考えるという無理難題を出し、そんな時間はないというハーヴィスの主張により、平行線となった。


「どうしても無理でしょうか? 」

「無理だ。我々にも面子がある。貴殿の申すとおり、ローヴァス帝国と話を付けている。そんな中で我々が主張を裏返す。そうしたらどうなる? 我々の村自体が壊滅してしまう」


彼らの申すことは最もである。そんな中、ハーヴィスはしれっとこう言った。


「じゃあ時間もないですし、聖なる山を登る方にしますか」


「え!? 」


全員がそう言った。長老に至っては無理難題をふっかけているということを分かっていながら条件を出していた。それは誰でもいいから聖なる山を登れば、条件を飲んでやるということだった。しかし、ハーヴィスの言った言葉に、口をポカーンと開けて思考停止をしていた。ハーヴィスは淡々と言う。


「ここの山は聖なる山、この聖なる山に続く道、それは” エルバランコ・デ・トントス ”愚か者たちの渓谷。つまりは、愚か者たちは聖なる山に行くことができないということですよね。なら、私はミネルバと結婚致しましょう」


「な、何だと!! 」


周りにいた者たちは更に驚く。なんという事を言うのだと皆は思っていた。そんな中、ミネルバは頬を赤く染めて言った。


「え!? ホントに!? 嬉しい!! 」


そう言うとミネルバはハーヴィスに抱きついた。そんな彼女の頭を優しく撫でる。全員魂が抜けたような表情になっていたが、長老たちは当然拒否をした。


「そ、そんなことこちらが了承しなければ問題はない!! こら、ミネルバ離れなさい!! 」

「やだやだ!! 私、ハーヴィス大好きだもん!! やだぁ!! 」


村人とミネルバ、ハーヴィス彼らはもみくちゃになりながら暴れる。そんな中、一人の少年の言葉で全員が止まった。


「待ってくれ!! 」


声の主を見ると、ベイルだった。彼は痛む足を引きずりながらも、長老とハーヴィスの前に来た。ミネルバは村人に引き剥がされムスッとしていた。


「ぼ、僕が聖なる山に行く!! だからミネルバとの結婚はなしだ!! 」


 ベイルは痛む足を無理やり直立させ長老に嘆願した。立っているだけで既に滝のような汗が出ている。見ているだけで痛々しい。ベイルはあまりの痛みに泣きながらも頼み込んだ。その姿に、一人の男が立候補したのだった。


「ダメだ……ベイル、私が行こう!! 」


ベイルを抑えて前に出た男、それはベイルの父だった。睨むようにハーヴィスを見ながら、彼は立候補した。怪我をしている息子には無理をさせたくないという、親の気持ちが優ったのだろう。


「お、お前……」


長老は驚いていた。ベイルの父親、彼は、この土民族において、一番山登りが得意な漢だった。聖なる山を登るのも苦ではない。つまりは、彼が行けば、ハーヴィスの交渉は成功してしまうのだ。ハーヴィスは長老に膝まづきながら話した。


「長老殿、私達は、エルベリア軍とは違う軍でございます。私たちの目的は、今、この渓谷を陣取っているエルベリア軍を壊滅させることにあります」

「な、なんじゃと!? 」


長老はハーヴィスからの予想外の言葉に返す言葉がなかった。その時、ミネルバが、自分たちの仇を取ってくれる事を補足した。長老は思案顔で俯いていた。


「私に策があります。ここを通して頂けるのでしたら、エルベリア軍を壊滅させてご覧に入れましょう。そして、エルベリアの教皇様、そして、ローヴァス帝国、両軍から、皆様と関わりを持たないことを約束させます」


「…………」


長老は黙っていた。ローヴァスと自分たちで両天秤にかけているのだろう。ハーヴィスは長老に内密で話したいことがあると伝え、人払いをした。護衛には内容を知っている部隊長殿と副隊長殿だった。しばし、ハーヴィスからの話を聞いたであろう長老は、皆を改めて集めると、一言発した。


「これから我々はハーヴィス殿の意向に従い、全面的に協力する」


土民たちはざわつき始めた。皆顔を見合わせて、色々話している。その時、各部隊からの伝達が来た。伝達は動物を使っているのだが、その伝達に来た動物たちは様々なモノたちであった。鳩、犬、猫、鷹……そして戦場から来た伝達役の乗ってきた馬など、いろんな動物が土民の村へと集結した。


「え、みんな伝達の動物を統一しなかったんだね……」


ハーヴィスは驚きつつも、彼らの伝言を受け取った。そして、その伝達文を読んだ後、長老に渡した。その文を読んで、長老はため息をついた。


「ハーヴィス殿、お主は愚か者ではないようじゃな……さっき言った通り、そなたは有言実行を成し遂げたの……」


そう言うと、村にいる土民に、自分たちが仕掛けた罠は全部防がれた旨を伝えた。全員信じられないという表情をしていたが、目の前にいる動物たちが、証拠となった。気がつくと、村人達も皆、自分家のペットを持ち寄ってペット自慢を始めていた。戦争中なのだが、場は和んでいた。そんな中、ハーヴィスは改めて伝言を皆に飛ばした。その内容は交渉成功という情報と共に、各自、エルベリア貴族院軍の退路を封鎖するように改めて伝達した。エスラーには橋の基礎工事を開始するように伝える。包囲が始まり次第一気に組み立てれるように準備しておくのだ。


「長老殿、協力に感謝する。戦闘後は必ず両勢力から不戦の意を取ってきます」

「わかった。ワシらの軍も指を咥えて見ているわけにはいかん。協力する」

「……感謝します」


そう言うと、ハーヴィスは老人軍の一人に言伝を残し、ローヴァス本陣を急襲したのだった。その後、ミネルバ達を襲った男たちは縄でふん縛られたままだったのだが、昼頃、一人の男に助けられた。その男はフードを目深に被って表情が見えない。しかし、彼は迷いなく男達に近づき、ハーヴィス達が貴族院を裏切る旨を伝え、驚く彼らに情報の拡散を頼んだ。そして、彼らにはいくばくかの路銀を手渡した。彼らは金のため、憎むべきハーヴィス達を倒すために、自軍へと戻っていったのだった。



「よし!! 予定通り五本峯の中心の街道を進んでいけ!! 」


ベルナルド総大将はそう言うと、街道に行く将軍として、アーロン議員を派遣させた。自分たちは十万の兵士、そしてアーロンの軍隊七万人、合計で十七万の大軍になる。これだけいれば、余程のことがなければ負けることはないだろう。そうタカを括っていた。かつての敗戦を全く省みることすらもせず。

 街道を進むアーロンは七万もの大軍が進む姿を満足げに見ていた。しばらく進むと、落石避けのスノコが見えた。しっかりしたスノコは多少の落石では落ちない作りになっており、この道を通る商人達の安全を常に保証している存在だった。商人達が、その安全をより確実なものとするため、土民達に、通行料を払い、スノコの管理をしてもらっていた。ここのスノコの構造は土民が一番よく知っている。


「アーロン様、前線の兵がローヴァスを発見したそうです。各員ローヴァスに突撃を開始しました」

「うむ、ワシが着く頃には、ローヴァス軍を倒しておくように」


そう伝えると、彼はのんびりと待機していた。その矢先だった。視線の先のスノコが軽い爆破音がこだました。その音に合わせて、スノコが落ちていく。そのスノコには大量の石が乗っており、それが、アーロンの指揮する貴族院軍に直撃した。その信じられない光景をアーロンは呆然と見つめていた。すると、ものすごい勢いで貴族院軍が本陣に向かって走り出した。逆走を始める彼らは川の流れの如く、アーロンの乗る馬車を引きずっていく。そして、中にいたアーロンもその人波に流されそうになった。そして、耐え切れなくなった馬車は横転、そのままアーロンは本陣へと流されていった。しばらくするとローヴァス軍が馬を捨て、歩兵状態で貴族院軍を追い詰めていく。貴族院軍の本陣前は大混戦となった。人の流れが大きなうねりを巻き起こし、まるでひとつの生き物が、獲物に食らいつくような光景であった。丁度時間が昼を過ぎた頃、貴族院軍の中に恐ろしい情報が流れた。


” ギルト、ハーヴィスの軍が貴族院軍を裏切った ”


それにより混乱に歯止めが掛からなくなった。逃げ惑う貴族院軍をローヴァス軍は虐殺していく。あまりにも一方的すぎた。そして、逃げ惑う人間たち、しかし、逃げ道はない。小高い丘に作られた本陣は孤立し、退路がなかった。西側は道が崩落し、東側は森が炎を吹き荒らし、正面にはローヴァス軍、逃げる場所は南東にある一本の道だった。慌てて、傭兵達は逃げるのだが、その退路には、ギルトのエルベリア正規軍がいた。傭兵達の中には、ギルト、ハーヴィス軍は裏切ったという情報が蔓延し、彼らは引き返していった。それと同時に、ギルト軍は、敵が来たときの為に、迎撃態勢のまま待機と伝えていたため、ギルトの軍は自分たちを攻撃すると勘違いした。それが彼らの恐怖心と、情報の信ぴょう性を更に高めた。


「うわあああ!! 俺たちはおわりだ!! 」


その声と共に、貴族院軍は一方的とも言える虐殺と逃げ道のない地獄の戦場のもとに、数を減らしていった。


「ベルナルド殿……もう我々は……」


アーロンの言葉にベルナルドは豪華な机に拳を叩きつけた。手に痛みを感じる。


「グアッ痛い……ここまでなのか。くそぅ、ハーヴィスの奴め、我々を裏切るとは……この恩知らずめが!! 」


正直、ハーヴィスは彼から、恩を受けた覚えはないのだが、ベルナルドは自分たちと話をするだけでも、下々の者たちは恩を感じなければならないという、歪んだ思いを持っていた。


「もう、ダメです。早く、家財道具を持って逃げましょう」


ベルナルドのいる天幕は貴族院の議員が全員集結していた。もう指揮も何もない、真っ先に本陣の中に逃げ込んでいた。彼らは逃げる準備を始めた。そして、準備が終わると天幕の外を見る。目の前ではローヴァス軍が本陣に向かって徐々に侵攻している姿が見える。慌てて天幕の中に逃げ込む。


「め、目の前に既にローヴァスがいる……どうしよう!! 」


貴族院の面々は混乱し、誰が先に出るか口論を始めていた。そんな中、天幕を開く者たちが。ベルナルドたちが振り返ると。数人の傭兵だった。


「き、貴様ら!! 勝手に入るな!! 早く、ローヴァスの者共を倒してこい!! このグズどもめ!! 」

「……あんたら、この期に及んでそんな口が叩けるのか? おめでたいもんだ」


そう言うと、傭兵達は自分の獲物を取り出し、彼らにその獲物を向ける。その姿に貴族院の面々は顔面蒼白になる。ニヤリと笑うと、男たちは動き始めた。


「よし!! 奴らの金品を奪うぞ!! 奪ったらトンズラするぜ!! 」

「ヒッヒイイイィィ!! 」


男たちは貴族院の議員たちの前に躍り出ると、獲物を振りかぶり、彼らを惨殺した。そして、ひとり残らず殺害すると、彼らの持っていた金品、家財道具を持ち出し、逃げていった。天幕の中は彼らの死体の山で埋め尽くされたのだった。夕方、ローヴァス軍が大方の傭兵を潰し切ったところで、貴族院軍の本陣の天幕を開いたところ、議員たちの無残な姿があったという、検分したところ、貴族院の面々全員が殺され、持っていた金品が奪われていたとのこと。そして、ローヴァス軍が討伐した傭兵の中には、ベルナルドたちが持っていたと思われる家財道具や、金品などがあったと言われている。逃げ道のない傭兵たちは一方的な攻撃により全滅したのだった。途中、ローヴァスが本陣に入った時、森の中で爆発音がした。その音と共に、巨大な水柱が立ち、本陣にまでその水しぶきが飛び散ったという。それと同時に、森の炎は鎮火した。その水柱はハーヴィスたちが排水した鍾乳洞からのものなのだが、土民たちは神の怒りと恐れたという。後にこの戦いは、神の怒りに触れたと彼らの中で伝説となった。

全てを倒したローヴァス軍は丁度死体検分を開始し、貴族院の全滅を確認した。その後、彼らは、ハーヴィスの軍により、本陣が壊滅したことを知る。そして、エルベリア、セリスタ正規軍、土民軍に包囲された。

 ハーヴィス達が、ローヴァスの包囲に参加するとき、声が聞こえた。


「今回の戦いは我々の負けだ!! 早々に両軍兵を引きたい。この件了承してもらえぬか? 」


「笑止!! 我々はまだ戦う!! 貴様らの本陣も潰した!! 何故引くか 」


その声を聞いて、包囲は順調に進んでいることを確認する。そして、続々と自軍が集結していく。ハインツの水攻め脅迫の後、ハーヴィス達はラスコーの前に躍り出る。


「今回は、我々の軍が大敗した……ということで、お願いしたい。私達はこれ以上、あなたたちと戦う意思はない」



「うるさい!! ハーヴィス!! 貴様が、貴様がいつも俺の邪魔をする!! 」





そう言うと獲物を取り出し、単騎でハーヴィスに走っていった。兵士達が弓を構えるが、ハーヴィスは制した。彼は双剣を取り出すとラスコーに向かっていった。

ラスコーは槍を使って攻撃を開始した。ハーヴィスは剣で受け流す。だが、槍の力は思ったより強かった。だが、ハーヴィスは敢えて前に進み、彼の攻撃を捌いていく。


(さすが、ローヴァスの大将軍、一撃一撃、受けるたびに腕が痺れる……しかし、今精神的に優位に立っている今、行くしかない!! )


ハーヴィスは自分の腕に痺れが起きる中、出来るだけ涼しい顔で受け止め、避け、いなした。


「こ、この化け物があああぁぁ!! 」


全く手応えがない攻撃にラスコーはそう叫んだ。その時、ハーヴィスはギルトに言われた材料を下に話しかけた。


「貴方は守る剣を持っていないのか? 」

「どういうことだ……? 」


距離を置いて、息を整えつつ、ラスコーは答えた。ギルトの情報だと、ラスコーとマサムネは心で繋がっているようだ。


「貴方の大切な人が、貴方を待っている。なのに、貴方はここで死ぬ気か? 」


「!!! 」


ラスコーがひるんだ。ギルトの言ったことは間違いではなかった。それに合わせて畳み掛ける。ハーヴィスは剣を引いた。驚くラスコーの前で、ハーヴィスは頭を下げた。


「ラスコー殿、今回は我々の” 負けだ ”だから兵を引いて欲しい」

「 ……わかった」


そう言うと、ラスコーは不本意そうな顔をしながらも、素直に武器を収めた。ハーヴィスも収める。二人は見つめ合うと、目を離さずにお互い再戦を約束した。


「次こそ決着だ……」

「ああ、次は容赦しない……」


その時、ハーヴィスは感じた。彼も


” 自分の守りたいものの為に、今戦っている ”


と。だが、敵同士、敢えて言及しなかった。


「皆引き上げるぞ。帰ったら再訓練だ!! 」


そう言うと、ローヴァス軍は本国のある街道を歩いて退却していった。エルベリア軍に見送られながら……


ローヴァス軍が、街道の岩を乗り越えて、立ち去っていく。その姿をハーヴィスは見えなくなるまで見つめた。そして、戦いが終わると、全員の顔は笑顔で溢れた。今生きている。それを実感できる一瞬であった。エルベリア軍は今回の戦い負けた。しかし、後悔の念はない、むしろ清々しい気分になったのだった。



 エルベリア貴族院は議員が全員戦死ということで、消滅した。そして、その戦争の結果から、ハーヴィスはオスカーから予想外の事を言われたのだった。



第十二章END



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