詩 夢フルーツ
掲載日:2026/07/30
「いくら健康のためとはいっても、食べたくない」
「甘い物は食べたくない」
「だからあーんなんてするな」
夢の中に 果実が一つ
だだっ広い空間に 「ある」もの食べ物
私すらいないその世界
口が開いて 待ち構えている
それは何を示しているの?
混沌は訪れてもかまわない
なにもなさすぎて退屈だから
いっそ世界を壊してしまえ
そういえば「ふえる」のは果物だけ
ではないのね
心だけが存在して
私と果実を向き合わせる
私は一体どうすればいいの?
体もないから触れることもできない
「おのれ、熱で動けない体になんて拷問を」
「こら、うさぎさんリンゴを口に近づけるんじゃない」
「夢に見るだろ! 俺のようなクールでかっこいいキャラに甘くて可愛い物を近づけるな!」




