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Progress2 「能力と種族」

前回初登場の人物・前回情報を公開された人物


霧灯(むとう) 珠明(しゅえ)

純粋な心を持った完璧な人間。主人公。男の中では身長がかなり小さい方。


音坂(おとさか) (けん)

霧灯珠明の親友で同じく氷室陽依の親友。3人は長い間仲が良い。霧灯珠明の純粋さを素晴らしく思っている。


氷室(ひむろ) 陽依(ひより)

友達が多いクラスの中のリーダー格。頭はあまりよくない。


??? ???

霧灯珠明の前に突然現れた大きな傷を負っていた少女。正体は不明のままどこかへいなくなってしまった。


??? ???

謎の少女を襲った犯人。通り魔。

「やっぱりすげえ!やりたい放題できていいなあ!」


「いや、よくはないけどそんなにー。しかも現実だなんてとてもじゃないけど考えられないなー。」


「どこかの異世界じゃあるまいし、って言いたいところだが、これが現実だよな。でも、これって言わない方がいいんじゃないのか?」


「そうなのかな…?」


「普通に考えてみればだが、こんな力を持ってる奴がいることを身の周りの人に喋るもんじゃないんじゃないのか?」


「みんなは驚くかもしれないけど…。いーや、そうだよね!(みんなが調和した世界。こういう力を持つ人っていうのは他にもいるのかいないのかは分からないけど、僕が目指すみんなが紡ぎ合う世界ならいつかは嫌なことからも逃げてはいけなくなるよね…。)」


「俺は知っちゃったからもうどうしようもないから、これ以上は広めないようにするぞ。」


「僕は周りにこの力で干渉しないように気をつけるよ!」


「驚くだけで済まないこともあるかもしれないしなー。この力、きっと知られたらニュースに出回るくらいの代物だ。俺もその力について触れる時が来たら気をつけなきゃならねえよな。」


「でもごめん研!僕は、この素晴らしい力を少しだけ試してみたいから!知られないようにするから、許して!」


「それくらいはいいんじゃないのか。神がなんの気まぐれでくれた力かもわからないが、その力は珠明のもんだしな。俺が口出すことじゃなねえよなそれは。」


「わかったありがとう!いろいろ試してみるよ!」


ーーー3日後・昼休みーーー


「ねーねー研!」


「どうした珠明?」


「いろいろこの3日間で試してみたんだ!」


「お、試してたのか!」


「まず、僕ができることは少しだけだけどわかったよ!今のところちゃんとわかってるのは自分を透明化させられる力!」


「自分を透明にできる、か?ああ、この前もそうだったな!」


「2日前のことなんだけどね。」


ーーー2日前ーーー


「とりあえず試すとは言ったけどー!やっぱ心の中で思えばいいのかな?(透明化!)本当に透明化した!ってこの前もここまでわかってたっけ!(自分自身を透明化するっていう力かー!これなら、人助け、できるかな!)透明人間の力、他にも何か能力があるのかなー?でも、これがあれば十分か!」


ーーー現在ーーー


「おお、そういうことがあったのか。「今のところ」つったのはどういう意味なんだ?」


「僕の予想だけどね!この能力はきっとまだ他にも使い方があると思うんだ!」


「そうなのか。やっぱりまずは色々解明してみるべきだよな。」


「透明人間って不思議な感覚だと思ったけど、自分の姿は薄くだけどしっかり見えるし、ただ見えないだけでそこに実際にいるのと何も変わらないっぽい!」


「透明人間って物体をすり抜けたりとかできねえのか!」


「多分だけどー無理だと思う!今言ったように見えてないだけで実際はそこにいるからさ!」


「できねえか!できたらあんなことやこんなことが…。じゃねえ、でもやっぱこんな神の力みたいなもんは扱うのが難しいみてえだな。」


「僕はでも、この力素晴らしいと思ってる!人を助けられるんだから!」


「(こんな能力手にしてもこんな思考かよ!世界屈指の純粋さんには頭が上がらねえよ本当。同じ男でどうしてこんな思考できんだよ!?)まだわかんねえ力ってのはまた、日常的に使って解明してくのか?」


「目立たないようにしきゃだし!あんま使わないようにするよ!」


「いざっていうときに身を守るくらいならいいのかもしれねえけどな。珠明の使いたいように使えばそれでいいだろ!」


「しゅ〜え〜。何話してるの。」


「なんでもない!」


「いや面白そうなの話してたじゃ〜ん。」


「なんもねえよ!陽依には関係ねえ男子だけの会話だぞ!」


「うわ〜研のいう男子の会話は遠慮しとく〜。どうせまた覗きの話でもしてたんでしょ〜。」


「そんなのはしてねえけどな!?」


「僕も遠慮しとくー。」


「何言ってんだ!そんな話してなかっただろがよ!?(ついていけねえよ!)」


「あ、ごめん研!昼に行きたいところあるから他の人と行動して!」


「お、おう。(珍しいなあいつ。)」


ーーー図書室ーーー


「(図書室とか、ほぼ初めて来た!だいぶ広いし変な本多いらしいから透明人間に関する本でもないかなって思ったんだけど!)」


「君みたいな頭よくて人気者な人が来るっていうのは珍しいんじゃないかい?霧灯くん?」


「あ、えーと…。」


「え、名前、もしかしてわからないのかい?(かっこつけて話しかけたけどまさかの認知がもらえていなかった。所詮僕はこの程度ということか!?)」


「あ、思い出したよ!たしか隣の組の…。」


「やっぱりわからないかい?」


「そうだ!芥川くん!」


「知っててもらえたかい。(僕のことを認知してもらえている!)その通りだよ。僕は芥川那由多(あくたがわなゆた)だ。アクタとでも呼んでくれたまえよ。僕は入学してから図書室に長い間こもっているんだ。」


「あんま知らなかった!というか、僕のことはわかるんだね!」


「も、もちろんさ。君みたいな人気者が来るということは何か、用があってきたのではないかい?」


「あ、なんか本が読みたくて!」


「頭がいい君はやはり本を読むのかい?」


「今日は気分だよ!」


「僕は学力は君に劣るが世の中のバラエティな知識は君より知っていると思いますがね。(秀才さんにも、勝てる部分があることが嬉しいぞ!)」


「怪異図鑑でも読もうかな!」


「(何!?頭がいい人はこういう本を読んでいるのか?それとも、この本で何か勉強の知識が学べるのか!?)」


「(あ、あった!)透明人間の怪異…。」


「あ、透明人間の怪異かい?僕も話には聞いたことがあるよ。」


「アクタ知ってるの!」


「(もしかして、頼られている!?)そ、そうさ。透明人間の怪異というのはみんなが思うような人間が透明になるただの怪異として知られている。だが、僕の見解からするとこれは怪異ではなくて実在する可能性もあると考えているんだ。」


「そ、そうなの!」


「そうさ。この本を見たまえ。」


「何これ、「人間の種族」の本?」


「そうだ。この本には種族についてのことが書いてある。これを見たまえ。」


「不明な力を持つ種族「インビジブル族」?」


「この種族に関して言えば最近になって目撃されたものではないらしい。」


「そんな昔から?」


「インビジブル族は名前の通り透明で見えない種族という意味を持っていてね。透明になる力を持つと言われているんだ。しかし、実際に拝めるわけでもなければ言い伝えみたいなものだ。100%いるっていうのも考えにくい。」


「アクタ、すごいね。」


「ぜひ僕を褒めたまえ。」


「早口すぎて聞き取るの大変!」


「(そこかい!?くそっ!流石は友達に囲まれている陽キャ、早口はまずいことをしたか!?)すまないね、面白い話題になるとどうも早口になってしまうんだ。許したまえ。」


「面白かったし大丈夫!(実は、世界の中でも知られてる力だったのかも…?「インビジブル族」か…。どんな種族なんだろう?僕のこの能力をインビジブル族は持っているということかな?難しい!でもいつか会ってみたいな!)」


「このインビジブル族だが、嫌われ者であったと記されているんだ。人間が持たない特別な力を持っていると同時に頭がいいことで人間からは嫌われているようだ。」


「そういうのって、よくない、よね?」


「どうしてそう思うんだい?」


「そんな違いだけで仲良くやれないのは違うって思うな僕は!」


「(なんだか少し怖い雰囲気を感じたぞ!?そんなに差別問題とかに厳しい人なのか!?正義感強くて頭もいい、こんな完璧な人間がいるのか!?)君の考えは素晴らしいじゃないか。ぜひそれを広めたいと僕も思うね。」


「ありがとう!あ、チャイム鳴っちゃった!アクタ、また今度!」


「ぜひまた来たまえ。いつでも待っているよ。(え、また来てくれるのか!?嬉しすぎるぞ!)」


ーーー放課後ーーー


「今日も疲れた!帰ろ研!陽依!」


「ごめん〜友達の家行くから今日帰れない〜。」


「ったく3日前もそうだったじゃねえか!」


「まあまあ、陽依の自由にさせてあげよう!」


「珠明がそういうなら俺は言うならいいけどよ!」


「帰ろー研ー!」


「珠明、結局今日の昼どこ行ってたんだ?」


「ちょっと図書室で調べ物!」


「まだ図書室なんて行ったことねえな俺!」


「そこでわかったことがあったんだ!」


「そうなのか!というか図書室の本にそんなん載ってるのかよ!?」


「そうそう、僕もびっくりしたけど!そうそうそれでー…。」


「あ、なんか落ちてんぞ。」


「本当だ!財布かな!」


「待て、静かに。」


「財布を無くしただと!ふざけんじゃねえよ支払いどうすんだよ!今すぐ財布見つけてよこせ!」


「やめてよこれ以上盗まないで!」


「珠明、こりゃやばいぞ。」


「(まずいよ!財布隠さなきゃだよね!でも中途半端に隠したらダメだし!えーと、えーと…。ああ、もう!僕自身じゃなくて財布が透明になればいいのに!)あっ…。」


「ん?おい!珠明!」


「あんちゃんたち財布知らないか?ピンクやつなんだが?」


「すいません!知らないです!」


「あ、ああ俺も知らないです。」


「ったくそうか。ここら辺じゃねえのか。」


「交番にでも行ってみたらあるんじゃないですかね!」


「こ、交番かよ。(くっそ、交番にはいけねえな…。)」


「行ったか?」


「行ったみたい!」


「ふう、一件落着…。じゃなくて!珠明、それ…。」


「うん!そうみたい。」


「やっぱそうだよな!?」


「財布が「透明化」した!」


「なるほどな。解明してい食って行ってた矢先に、大収穫したな!」


「透明人間になるための力かと思ってたけど、どうやら、「物体を透明化させる能力」もあるみたい!」


「これがあれば、なかなか汎用性が高いんじゃねえのか!」


「そうだね!大体使い方は掴めた!あ、でもこの物体を透明化させる能力もルールがあるだろうからちゃんと知っておかないと!」


「少しでも人助けできそうでよかったな!」


 ここから数日の実験によって透明化のルールをほぼ明確に理解した僕らだった。そして長い、甘い恋の匂いに包まれていくのだった。


ーーー→ continue to next story




前書きに書いている人物は、名前が出ている人物や、物語に登場する主要キャラクターのみです。なお軽い説明は人物像を思い出すやすいように記載しています。「前回情報を公開された人物」については、新たに名前が判明した、新たに人物像が判明したなどによって書き込まれます。1度登場した人物でも再登場することがありますのでご了承ください。

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