第7話・メインとオチ
次の日朝からSNS最後の手段YouTube!
何をするかと言うと神様という立場を使ってみた。
要するにテンソに大塚の歴史を話させてみた。
『元大塚の神様が大塚の歴史を語ってみた』
「よく見たな!ワシが大塚の神テンソじゃ!これからお主らに大塚の歴史を聞かせてやろう!よく聞け、昔大塚はなー」
その内容は大学教授より詳しく、未だ謎とされていた部分も語り勉強にもなり、それを見た目の良いロリッ子が語るのだ。
バズらないはずがなかった。
そしてテンソは調子に乗った!
「フフフッさぁ行くぞ!ランバーの元へ!」
「行ってどうするの??」
「今やワシは大人気ゆーちゅーばー!ワシは頭が良い!それに比べて彼奴は歌って踊ってるだけ!勝った!彼奴が踊ってる所で隣で歴史を語ってやるのじゃ!そしてワシの知性に心奪われた彼奴のふぁんがワシの信者になるという事じゃ!」
聞くとバカみたいだが、しかし人気のYouTuberというのも事実!
もしかしたら・・・!
「はーい!今日はこの大塚で今人気のYouTuberのテンソさんが来てくれたよー!実はテンソさんと私は大親友で〜一緒にこの大塚を盛り上げて行くよー!」
大歓声が上がった。
「おい!誰が大親友じゃ!」
体良く利用されてしまった。神の座を奪おうとしたら逆に中途半端な人気を獲られてしまったのだ。
家に戻り泣くテンソ。
「うわーー!!悔しいーーー!なんでこうなるんじゃー!!」
「ご近所迷惑だから!」
「何言うとんじゃ!大塚はどこでもご近所じゃ!」
「お前が何言ってんだ」
「次じゃ次!考えるのじゃ!」
「もう〜分かったよ」
まだまだ神の座を奪う戦いは続きそう。
私の幸せはいつになるやら。
終わり