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「光属性・・・?んな属性の奴なんて見たことねーよ!レア属性じゃねーか!!」

「レアなんてもんじゃないよ。光属性は闇属性と対をなす原始属性で、イディアジュ・ローと言われて、他の如何なる属性をも凌駕するものなんだ。

そんな属性を持っていれば、即、王国管轄となるスーパーレア属性だよ。」


属性とは、一部の魔導士が生まれながらに持っている属性である。

アリシア王国では、全ての国民が3歳の時に「魔力調べ」を受けるが、それと同時に「属性」も調べられる。


しかしながら、「属性」は全ての魔導士が持っているものではなく、多くの魔導士は「属性なし」である。

「属性あり」の魔導士は非常に珍しいので、即座に王国の戸籍に登記され、そのレア度に応じて王国管轄のリストに加えられる。

もし、光属性のようなスーパーレアの属性であれば、3歳で親元から引き離されて、「楽園」と言われる王国管轄の場で教育を施されるであろう。


なお、魔法には色々な属性があるが、それは魔導士の属性が「なし」であったとしても使用できる。(もちろん属性が異なっていた場合も使用可能。)


ただし、「属性」がある魔道士が自分と同じ属性の魔法を使う場合は、強い相乗効果を生むため、「属性なし」の魔導士と比べて、非常に強力であり、少ない魔力で大技を出すことができる。


「属性」がある者はその希少さゆえに貴族であることが多く、ロランの家門であるバルモア家は代々「風属性」の魔道士を輩出することで有名な名門である。


「んじゃあ、ロランは風属性なんだね。」とアデル。

「うん、そうだね。」

「はーすげーーー!『属性あり』の魔導士なんてかっこいいな!」とリュー。


リューの言葉を聞くと、ロランは少し影のある笑みを浮かべた。

「全然すごくないよ・・・。僕なんかよりずっと・・・。」


その瞬間、大地を轟かす黒影の声が響き渡った。


3人とも振り返って、声の方角を見つめる。


黒影が大きな口を開けると、再び魔力を凝縮させた黒い焔を吐き出そうとしている。


「逃げろ!」ロランの叫び声で、3人は無我夢中で逃げる。


次の瞬間、3人の方向へ黒い焔が放たれた。


(クソ!!流石に逃げきれない。)

リューはあまりに巨大な炎に身震いしながら叫ぶ。


「ロラン!アデル!防御魔法使えるか?俺の『声』でなんとか焔を弾くから、弾ききれない分は、お前たちが防御してくれ!」


「わかった!」アデルとロランも叫ぶように返答する。


『焔よ、消えろ!』とリューが魔力を込めて叫ぶ。


アデルとロランは二人でできる限りの防御魔法を使う。


巨大な黒い焔は3人を襲いかかる。


リューの「声」と二人の防御魔法のおかげで、なんとか焔は防いだが、

強い魔力の持つ攻撃で、3人はバラバラの方向へ弾き飛ばされる。


3日間が終了するまで、残り65時間。


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