1.死にました
「ああ、俺死んだのか」
気が付くと何もない真っ白な空間に立っていた。
俺こと熊谷 綾斗は、
いたって普通の高校生だった。
まあ過去形なのは死んじゃったからね。
終わったことは仕方ない、せいぜい死後の世界で探検でもしみるか。
「そこのお方」
急に後ろから声をかけられる。
誰もいないと思っていたからビックリしたねー
「はい私ですか?なんでしょう」
誰であろうと失礼の無いようにという祖父からの言いつけを守り
綾斗はいつも人と話すときは敬語を使っていた。
「突然ですが私は女神です」
「そうですか、私これから人と会う約束をしているので失礼します」
なんかやべー人にあった気がする。
めっちゃ綺麗な人だけど急に自分が女神って
「そんなこと言ってもここは神界なので私とあなたしかいませんよ?」
本格的にヤバくなってきた。
だって誘拐だぜ、さらには監禁だぜ。クレイジーじゃん
「あなたの目的はなんですか?」
早く逃げないと高校に遅刻するんだが
「目的も何も、あなた死んでるんですよ?」
は?何言ってんの?俺が死んでるの?なんで
「ああ、そういえばそうだったな···」
なんか虚しくなってきた。死んでんのに誘拐とか、
死んでたら誘拐も何もないし。
「なぜ死んだのか教えてもらってもいいですか?」
「あ、はい」
そこからは過去に時間を巻き戻す。
〜30分前〜
俺はいつもどうりに学校へ登校していた。
家から学校までは20分程なので毎日歩いて登校していた。
いつもどうり、横断歩道を渡っていたら暴走した大型トラックがこちらに向かって走ってきた。
いち早く気づいた俺は周りにいる人たちに注意を促した。
これで事故はないだろうと思ったが、腰を抜かした女子生徒が道路の真ん中にへたりこんでいた。
その子に向かって叫ぶと足が動かないと言う。
女子生徒とトラックの間はもう数十メートル程
一か八かの勢いで俺は女子生徒に向かって走り出す。
周りの声なんか関係ない。俺はその子を助けるために走る。
その結果女子生徒を突き飛ばし、トラックの範囲から、
遠ざけることが出来た。しかし俺はそうはいかない。
トラックとの間もう1メートルも無い
しかし後悔はない。人を自分で助けたい。
その夢は叶った。もういいかな。
そこで俺の一生は幕を閉じた。
以上俺の出来事でした。チャンチャン
「と、まあこんな感じでした」
いやー俺も良くやったね〜
話を聞いていた女神様は下を向いている。
「あのー」
そこで女神様は、バッと顔を上げた。
「だいへんだったんでずね」
なんと号泣していた。
「他人を助けるために自分の命をなげうつなんて
簡単にできることではありません」
立派ですと褒めてくれる女神様
いやー女神様に褒めてもらえるなんて
「しかし本当に後悔はないんですか?」
んー
「あるとすれば、もっとたくさんの事を
経験したかったてとこですかね」
まあ高校生で死ぬとは思わなかったからなー
「分かりました。ではあなたを転生させたいと思います!」
転生?どゆこと?
「あなたを違う世界に送ります!」
ホーそんな事できるのね
「そこは、魔物のいる危険な世界ですが
剣や魔法もあるとてもロマンあふれる世界です!」
それは楽しそうだな······待てよ
「しかし俺は剣すら持ったことがない
さらには魔法なんてものは無かった
生き抜くのはきついんじゃないか?」
すぐ死んだらロマンもクソないしな
「そこは大丈夫です
私があなたにあったステータスを組むので安心しください」
そうかそうか良かった
「それでは貴方の今のステータスを測ります」
多分めちゃくちゃ弱いな
「おでこをくっつけてください」
意外と近いぞこれは。緊張する
「はい、お終いです。では確認するので
<ステータス>と言ってください」
「ステータス」
さーてどれどれ
熊谷 綾斗 くまがや あやと LV1
種族 人間族 16歳
体力 10000
筋力 10000
魔力 100000
俊敏 10000
器用 10000
スキル
変身 LV MAX
魔法素質 LV MAX
世界辞典 LV MAX
剣術 LV MAX
拳闘術 LV MAX
吸収 LV MAX
鑑定 LV MAX
称号
異界の住人 時空神の友
持ち物
異界のシャツ 異界のズボン 異界の靴 異界のカバン 異界の剣
これ強いのかな?




