ここまでの登場人物③
滝上夏音
主人公にして語り手、ドラム担当。12年前からドラムをしていたが、とある出来事がきっかけで一度辞めている。高校卒業直前に音琶と出会い、大学で再びバンドを組むことになる。
人間嫌いで目つきと口が悪く、よっぽどの事が無い限り人のことを信用しないが、音琶と付き合いだしてからは彼女を大切にしていこうという気持ちが芽生え始め、少しずつ変わっていこうと努力しつつある。
酒は全く飲めないはずだが、例外もある模様。音楽の知識の深さからドラマー以外の部員からも頼りにされることがあるが、あまり快く思ってない。
ライブをする時に我を忘れる傾向があるが、原因は自分でも良くわかってない。謎の多い音琶のことをもっと知りたいと思っている。
夏休みの間だけ音琶と同居生活を始める。家事スキルが非常に高いため、音琶から頼りにされている。金にうるさい。
音琶のおっぱいが大好きで、たびたび視線が寄ってしまうが、音琶に指摘された時は誤魔化しちゃうムッツリ野郎。
上川音琶
メインヒロイン、たまに語り手。ギター、ボーカル担当。夏音の高校卒業ライブを見て共にバンドを組む決意をする。ギターの腕前は非常に高いが、自分では満足していない。
経歴には謎が多く、自分からそれについて話すことはほとんどないが、少なくとも3年以上前からギターを始めており、指導者らしき人物がいた模様。バンドマンの父を持ち、夏音に初めて話しかけた原因の一つだったりする。
黒髪ツインテでかなりの巨乳の持ち主、夏音の注目の的になっている。明るい性格だが、たまに何か思い詰めたような表情をすることがあり、何か重大なことを隠していることが窺える。ぽっちゃり体型をやや気にしているがそれはまた別の話。誕生日に夏音からリボンをもらい、それからずっと髪飾りとして使っている。
初ライブの日に夏音に告白し、付き合うことになってから良好な関係を続けている。
池田結羽歌
メインキャラの一人、ベース担当。たまに語り手。初心者だが経験者の夏音や音琶も認めるほど真面目で、真剣な表情でベースを弾く。夏音とは同じクラス。典型的なたぬき顔に明るい茶髪ボブ、痩せ型に低身長と、非常に可愛らしい容姿の持ち主、というよりは貴重なロリ枠。しかも優しい。妹が居る。
人見知りが激しく、責任感が強い。涙もろい。怖い人が苦手だったが、その性格は変わりつつある。酒は飲めるが強くない。飲み会の度に潰れ、音琶に部屋まで送られている。そのことでたまに音琶とぶつかってしまうことがある。
ベースを始めてから様々なバンドの曲を聴こうと心がけており、成長速度は速い。琴実からベースボーカルを目指してみてはと言われたことがあったが、楽器を演奏しながら歌うのは難しいと判断している。
日高奏
夏音の友人で同じクラス。入学式の時に夏音に声をかけ、それ以来授業の席はいつも隣。一度軽音部に入部したもののすぐに辞めてしまう。
辞めた後も夏音とは関係は良好で、どこかに出かけることもしばしば。人当たりが良く、夏音の良き理解者。モールのゲームセンターでバイトしている。
立川千弦
夏音と同じクラスの女子。キャラが若干音琶と被っている。最初は結羽歌と二人で授業を受けていたが途中から結羽歌と共に夏音と日高の隣に座ることになった。
バンドには興味があるが、入部することはできなかった。その後は夏音、結羽歌、日高と共にどこかに出かけることがあり、良好な関係を築いている。カラオケでは常に高得点を叩きだしている。
日高と共に夏音達のライブを見に行ったことがある。
高島琴実
ベース担当、自称結羽歌のライバル。結羽歌とは同じ高校でテストの点数を競っている内にライバル意識するようになる。難のある性格でプライドが物凄く高い。
結羽歌とのいざこざが何とか解消され、それ以降は高校時代と同じように良好な関係を築いている。同じベーシストとしてライバル意識を持っていることは変わりないものの、結羽歌を応援しており、自分自身も頑張ろうという気持ちが今まで以上に芽生えている。
結羽歌の妹である実羽歌とも高校時代からの付き合い。
泉鳴香
ギター担当、初心者。音琶とは仲良くなるものの、楽器に対するすれ違いが生じてからは一定の距離を置いている。満足のできる演奏を探して練習中。
琴実と同じバンドを組むことになった。本気を出すときに後ろ髪を短く結ぶ癖がある。以前組んでいたバンドが解散してから琴実とはギクシャクしており、解散後は夏音とバンドを組むことになった。
桂木淳詩
ドラム担当、初心者。良くも悪くも真面目で、与えられた課題は必ずこなす性格であるが、たまにやらなくていいことまで余計にしてしまうほど。ライブでPAを担当することになった。
夏音ほどではないが酒には弱く、先輩から飲むように言われても躊躇うことが多い。鳴フェスの最終日に結羽歌をバンドに誘い、共に組むこととなる。
大津光
アコギ担当。中学生の時からしていた弾き語りは現在も継続中、寡黙な性格で何を考えてるのかわからないことが多い。
音琶からボーカルの指導を頼まれ、2人で練習することになり、歌うときのコツを教えた。
湯川武流
ギター担当であるが、ボーカル、ベース、ドラムも出来る模様。積極的に人に話しかけるが敬遠されることもしばしば。経験者でギターの腕前は高いものの、自分勝手な演奏のせいで周りに迷惑をかけることがほとんど。
浜中鈴乃
ギター担当、副部長の2年生。ギターの技術は高いがプレッシャーに弱くミスが多い。弟と妹が居る。サークルの裏側を夏音、音琶、結羽歌に話し、警告を促す。
後輩とのやり取りを茉弓に勘付かれ、証拠を押さえられてしまう。鳴フェス最終日の深夜、サークルのグループLINEを退会した。
島野榴次
ドラム担当、2年生。鈴乃とバンドを組んでいるが、技術はそこまで高いというわけではない。
戸井茉弓
ベース担当、2年生。鈴乃とバンドを組んでいる。
表向きは面倒見の良い先輩を演じているが、鈴乃のやっていることに勘付いてからは夏音をバンドに誘ったり、結羽歌と鈴乃の会話を盗聴するなど、彼女の企みに近づこうとしていた。
とうとう証拠を掴み、鈴乃を副部長の座から降ろしてしまう。
大野杏兵
ボーカル、ギター担当、2年生。鈴乃とバンドを組んでいる。
夏音や日高達と同じクラスを専攻しているため、一度過去問を夏音に渡した。
亀田浩矢
ベース担当、3年生。ライブ時の照明も担当している。話し方や態度からして慈悲が感じられず、少なくとも夏音や結羽歌からは苦手意識を持たれている。
茉弓と付き合っている。酒好き。
岩内兼斗
ドラム担当、3年生で留年している。酒癖が悪く、誰かに迷惑をかけても悪びれる様子は全くなく、自分を正当化ばかりする。留年することを何とも思ってなく、むしろ音楽ができる時間が増えることに歓びを感じている。
部長
ギター担当、本名不明。サークルの部長で厳格なイメージがある。留年している。酒好き。
小沢聖奈
ギター担当、4年生。兼斗、浩矢、部長とサークルのエース格とも言われるバンドを組んでいて、何度かライブハウスでのライブに誘われて出演している。
長らく就活中であったが、サークルに顔を出すようになる。後輩の動向を面白がって見ている。酒好き。
洋美
ライブハウスXYLO BOXのオーナー、年齢不明。人当たりの良い性格で、バンドマンの顔は一度会ったら忘れない。胡散臭いところもあったりする。
音琶の履歴書を持っているため、音琶の過去を知っているのは確実である。当時高校生だった音琶のことを実の娘のように可愛がっている。
川西悠来
音琶と同じクラスの女子。ジャズ研所属でドラム担当。音琶達のライブを見に行った。
池田実羽歌
結羽歌の実の妹で高校一年生。結羽歌とは正反対の性格をしていて人懐っこい。結羽歌曰く可愛く、目元がそっくり。琴実曰く結羽歌より胸が大きい。お姉ちゃん大好き。
姉と同じ大学に通う為に早くも受験勉強を始めている。成績は学年一位レベル。作者のスピンオフ作品の主人公だったりする。




