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ベルゼブブ その7

部屋のDIYに夢中でした・・・

ベルゼブブは羽を拡げると高速詠唱を行っていた

一気に魔法陣が膨れ上がりそして上空へと放たれていた


サヤは上空を見上げて大きく口を開けていた


・・・はぁ?何あれ

サヤが呟く


そう呟いたサヤの頭上には巨大な隕石が現れていた


そんなサヤの気も知らずに満面の笑みでいたのがベルゼブブ

「にゃはは~。いっくよおぉ~~」

ベルゼブブが指を下に向けると一気に加速し落ちてくる


「これぐらいは我も出来たぞ?もっとも火属性だがなあ。あれは土属性だ。風属性で簡単に壊せるぞ?」

「ハァ?不変め!!簡単にいうけれどあれを壊すだと?それに私は魔法は不得意だ!」

例え魔法が使えてもあれを壊せるとは思えない

不変達の感覚が異常なのだとわかる・・・


こんなの日常茶飯事だったのだろうか・・・?

不毛の地にでもなっていたんじゃなかろうか?

そんな疑問を持ち考えたいところだが、頭上の隕石が気になってしょうがなかった


「ちっ。アスモ!適当に風魔法でも放て!」

「確かにあれを直撃はまずそうね。細かいのは砕いてね」

そう言うと二人は一斉に散る

アスモデウスもまた高速詠唱を行い、一気に魔法陣が拡がりを見せる

アスモデウスの前に風が収束し、そして上空へと放たれる

鋭く一直線に隕石に直撃すると一気に隕石が割れる

そして割れた隕石を今度はベルフェゴールが砕いて回る

もちろん全てを破壊出来るわけではないが、サヤの周りに落ちそうなものも片付けてくれていた

だがそこにこそベルゼブブの狙いがあった


「ちょっと背後がお留守じゃないかな?」

「なっ!?」

いつの間にかベルフェゴールの背後にベルゼブブが立っていた

羽が高速で動いていたのでそれで動いたとは思えるが実は違っていた


「テレポートだよ~?久々に見せたからね~」

「くっ」

声が聞こえたほうに拳を振るうが既にベルゼブブはいなかった


「こっちこっち~」

「ベルゼ。昔より強くないか?」

「うん~?どうかなあ~?ねえ~る~ちゃん~?」

ベルゼブブはルシファーの居場所がわかっているようであった

ルシファーが居た場所は・・・


「お見通しか。何そこのお嬢さんと一戦交えようかと思ったわけだが・・・」

ルシファーの目先には眠姫が居た

いつの間にか不変が察知していた場所とは反対の場所に移動しているようであった


「ルシファーもテレポート?なるもの使えるのか?」

「使えるな。と言っても、魔力の消費も激しいからな。あんなお遊びに使えるのは悪魔側ではベルゼブブとルシファー以外はいないだろうな」

「ナア?不変も使えたりしたのか?」

サヤの頭にはテレポートが使えればそれで一気に不意打ちが成立するのではないか?

そんな思いが浮かんだのであったが・・・


「我は魔力はそこまで高くないので無理だ」

サヤの安易な考えはいとも簡単に終わってしまった

まあそこまで甘くはないか・・・

サヤは眼前のラスボス的な存在を睨む

その相手はサヤに気付くとにっこり微笑む


「なぁんだ~遊んでほしかったんだね~。いいよ~いくよ~」

テレポートは使わないものの羽による空中の高速移動は脅威であった

あっという間にサヤの元へと辿り着く

そして意外な行動に出た


「ナッ!?抱きつくな!」

そうベルゼブブはサヤをハグしていた


「あはは~。あまり慣れてないみたいだね~。さあ楽しもうか!?」

ベルゼブブの左手からは魔法陣が作られたままであった

その左手にはベルフェゴールとアスモデウスの攻撃が吸収されているように見えた

そして右手に魔法陣が形成されていた


「サヤちゃんは魔法使わないの~?それならそれで僕も戦闘方法変えようかと思うんだけどね~」

「あいにく魔法は使えん。日本人はほぼ素質ないらしいしな。そもそも感覚がわからん」

そこまで聞いたベルゼブブは考える素振りを見せた

そして手を叩く


「それじゃ教えちゃおう!僕いい子!」

ベルゼブブが言った瞬間

サヤの意識は軽く飛んだ



「ノッホ!どうにか出来そうか?」

「今試してますぅ~。魔法は使えるみたいなのでこっちも完全に相手に吸収されきってないみたいですぅ~」

クママは少しほっとする

その時だった


「お!?やっと話せるようになったな。俺はベルフェゴール。お前の体で眠っていた大悪魔だ。お前らは昔魔王城に唯一辿り着いたパーティのようだぞ?だがそこで敗北し、見込みのあったお前とノッホという者の体にベルゼが仕込んだようだ。詳しくは知らん」

「ベルフェゴール・・・?怠惰の・・・?」

「そうだ。既に怠けたくなってきたのでな。というより少しお前に主導権を渡したい。少し作戦を考えたいのだ。アスモデウスも一緒でな。一時的にお前たちに体を貸そうではないか」

クママは顎に手を当て考える

悪い話ではないが・・・悪魔である・・・


「それは契約ということか?」

「そうだな。契約だな」

・・・貸そうか

それで契約はまずそうだな


「一時のみ貸してくれるのか?怠けていたくはないのか?」

「ああ。確かにそう言ったが、普段はお前の好きにしていいぞ」

・・・少し契約は緩くなったようだ

だが普段が気にかかる


「どういうときベルフェゴールに戻るのですか?」

「大悪魔会議とかそれぐらいだろうな。数年に一度ぐらいじゃないか?」

・・・本当に怠け者っぽいな

それと気になるのは・・・


「ノッホはどうなる?」

「ああ。あっちの幼女か。アスモは体を分離する予定だから幼女の体はまた死体に戻るだろうな。アスモが幼女の精神を連れていくかは不明だ。俺と違って怠けるつもりはないだろうからな。難しいだろう」

・・・くそっ

さっきまではノッホと会話出来ていたが今は出来ない

つまり向こうは向こうで話し合いが行われていると考えるのが妥当だろう

うまく交渉してくれよ・・・!

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