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南西戦争 ルシファー陣営vsヴァンパイア陣営 その6

不変対サタン

一歩も引かぬ戦いが幕を開けていた

剣を持った不変はさすがに強かった

サタンの両手斧を盾で受け止めすかさず剣を振るう

剣は軌跡を描くだけで手元にあるように見えるがその実振っていた

身体能力に任せた一撃は居合のように速くサタンを狙った

サタンはぎりぎり避けるが、いつまでも回避できる代物ではないと悟った


「ふむ。そんなものか?やはりルシファーやベルゼブブからすると一回り劣っているようだな」

不変はさらりと言いのける

サタンも悔しさを滲ませるが当たっている

といった表情をしていた

ルシファーは未だに不変とサタンの戦いを高見の見物している

「ちっ。復活したてにミカエルはやはり重荷のようだね」

サタンは素直に弱さを認めた

だがサタンはこっそり逆転のチャンスを狙っていた

レヴィアタンの気配を感じたからだ

こっちに向かっているのがわかった

そしてマモンの気配が消失したのも感じた

「マモンの野郎失敗しやがったのか・・・?」

サタンはぽつりと漏らす

ルシファーはそれを聞き取ったのか頷いていた

不変も何かは感じていたようだったが、それがなんなのかまではわかっていないようだった

そしてまた攻防が始まった・・・



レイカは様子を見ながらルシファーの隙を窺っていた

不変は当初の予定通りルシファーとの戦いを避け、今はサタンと対峙している

問題はルシファーの隙がどう見ても見当たらないことだった

戦いが始まる前サタンに見つかる前もずっと探っていたが、ダメだった

不意をつけないことには勝負にはならない

そうレイカは思っていた


そんなレイカに危機が迫っていた

レヴィアタンがレイカの元へと急行していた

レイカは憤怒・嫉妬に関してずば抜けて高かった

レヴィアタンは探すのに苦労はしなかったのである


だがそんなレヴィアタンを狙っている者がいた

シュトリュである

マモンを倒すことに成功し、急いでレイカの元へと向かっていた


レイカも何かが迫っている気配に気付いた

そして身構えるとそこには女性が立っていた

「あら。私に気付くなんて雑魚ではなさそうね」

ハイエルフの姿であった

露出が多く、ハイエルフとは思えない服装であった

「誰だ!私は今気が立っている!後にしてくれないか!」

レイカはまたも邪魔が入ったことにかなりいらいらしていた

それがサタンの好物であるとは知らず・・・

「ふふ。あなたやっぱりいいわね。生け捕りにしようかしらねえ?そう思うでしょ。サタン」

どこかに向かって話しだす女性

「そうだなあ。そうしてくれると助かるかもね!」

サタンの声がどこからか聞こえてきた

「それとこっちの援護頼みたいからそっちさっさと片付けてよ!うわっと」

サタンのほうは不変が相手で苦戦していた

レヴィアタンもそれを察知したのか構えが変わった

「ふふ。あなたは大人しくしてなさい」

そう言った瞬間だった

ハイエルフの女性は後ろへ咄嗟に跳んでいた

「レイカ無事だったか。ごめんね。僕遅くなっちゃった」

子供の姿ではなくなったため僕は凄く違和感があるはずだが、そんな悠長な場面ではなかったので誰も突っ込まない

「助かったわ。雑魚は一切いないし、ルシファーは隙を見せないし・・・」

そう言ったところでレイカとシュトリュは身構えた

そして二人でレヴィアタンとの戦いが始まった



「どうした?先ほどの勢いはもうないようだが?我にそれで勝てると思っているのか?」

不変は首を傾げ、サタンに問いかけていた

サタンはダメージであちこちに傷を負っていた

「まさかルシファーと同等の力で復活してるなんてねえ。想定外で困惑してるのさ」

サタンがルシファーを一瞥するが、ルシファーは目をつぶっていた

先ほどまでは戦局をしっかり見ている様子だったが、今は違っているようだった

「まさか・・・?いや・・・」

サタンは何かを考えたが不変がそうはさせてくれない

不変はあまり考えるのが得意ではないのかあまり余裕をくれないからだ

そんな時、レヴィアタンから連絡が来た

先ほどのヴァンパイアの生け捕り作戦だった

怒りが原動力であるサタンにとってあのヴァンパイアは格好の餌であった

「まあ、まずこのミカエルをどうにかしないとなんだけどね」

不変に勝てる自信は全くなかった

この数分全くといっていいほど攻撃が通じていない

神々しい鎧が両手斧を弾き返し、刃こぼれしはじめていたほどであった

この両手斧もドワーフ製で悪い物ではない

それでも、通じないのだ

サタンは舌打ちした

召喚とは違っていたため、武器がないのである

ルシファーや不変のように長い間こっちの世界に居るわけでもないのだ

つい先ほどなのだ・・・

不変のほうを睨む

だが不変もまたルシファーを見ていて気付いていなかった

その様子に自らを鼓舞するように怒りが込み上げてくる

「くそおお!ルシファー貴様も手をかせえ!」

そう叫ぶとルシファーが目を開け

「ふん。武器もなければ勝てぬか?まあいいか。サタンもそろそろやばそうだし、せっかく受肉させてあげたんだ。もうちょっと役に立ってもらわないとね」

「ついに動く気になったか!ルシファー!かかってこい!消化不良だ!」

不変はもうサタンに目もくれずルシファーを見つめていた



その様子を見ていた者は二人からいつの間にか四人へとなっていた

いや六人になっていた

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