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グペロ大灯台攻略 その2

先陣を切ったのは月下である

スケルトンの群れがバタバタと倒れていく

「はははは。いいざまだな!」

月下のテンションが上がっていた

スケルトンの群れも弱すぎるわけではないのだが月下に一撃で粉砕されていく

ここでは大量虐殺によって死んだ騎士達の怨念が籠って力が強化されていたスケルトンであったため

今まで手を出していなかった

だが今や月下が騎士のスケルトンを圧倒しなぎ倒していた

群れのリーダーらしきスケルトンが現れても月下はなんともなく倒してしまった


「ふむ。アクアの修行の成果は現れているようだ。一撃で粉砕出来なければどんどんつかえてやばくなるところだった」

月下は高笑いしながらアクアがいるであろう方向に顔を向けていた

「次はサヤだな。刀技をみっちり鍛えられたみたいだし、その成果がでるといいな!」

月下が爽やかスマイルを送ってきた

ピュイアに見られたら絶対何か言われるであろう爽やかさだ

普段の根暗っぽい感じがないので爽やかな好青年にしか見えない

「刃こぼれもせんし、いくら斬っても血糊もつかんし我が切れ味はよかろう?」

不変が両手を腰に当てて自慢気に言ってくるので無視するサヤ

「次は私だな。どこまでやれるか試すとするか」

サヤの口角が上がっていた

目も輝き軽やかなステップを踏めそうであった


そして一番の変化は舞闘姫ぶとうひめというユニークスキルを習得したことであった

魔法防具のひらひらした布装備が、元々踊り子のような格好をしていたのでそれに沿った形で習得出来たのである

パッシブスキルで、疲労が蓄積しにくくなり、攻防一体のようなスキルである


「さあて舞おうか!スケルトン共!」

サヤが「うおおおおお!」と咆哮を上げると一気にスケルトンの群れに突っ込む

そして舞う度にスケルトンが吹き飛び攻撃はひらひらと回避している

スケルトンに刀であるため相性が一見悪そうだが、それでもやはり月下同様一撃で葬っていた

特筆すべきはスケルトンには無効であるが、原住民ならば見惚れて動けないであろうサヤの舞いであった

モップル洞窟のときも原住民を虜にしかねないほどの動きであったがより一層洗練されたのだ

だが月下も戦闘能力しか見ておらず

不変は胸が大きいほうが好みらしく範囲外であったため残念なほど今の観客で虜にされる者はいなかった・・・

そうこうしているうちにサヤもリーダーを撃破し終えてしまった


「次は不変だな。基礎だけみっちりされてたみたいだが、どうなんだ?」

サヤがそう言うと不変は頷いた

「かなり体が軽い。ぎこちなさもなくなった。基礎なぞどうでもいいと思っていたが、あやつは教える?見抜く?のが得意なようだったな。クママ達も見てもらえば多少は伸びる余地がでそうなぐらいだよな?」

不変がそう言いサヤを見るとサヤも頷いた

「そうだな。ただ本来は後方支援が得意なクママに、近接戦闘はからっきしのノッホだから別にいいのかも知れない」

サヤがそう言うと不変はなるほどといった感じの顔をしていた

そこに月下が割りこんできた

「クママか。あれでも全力ではなさそうだったぞ?とは言っても俺には勝てなかっただろうがな。なんせあいつは魔法を唱えようとしなかったからな」

月下がそう言うとサヤも不変も唖然とした

「クママが攻撃魔法を使えるなんて、聞いたこともなければ使ったところを見たこともないぞ?」

サヤがそう言うと不変も頷いていた

「だがクママは使える。なかなか底が見えないおもしろいやつだ。ノッホも魔力だけに関してだけなら相当だからな・・・」

月下が何か思い出したのかまた笑いだした

「まあ、我出撃するぞ!」

不変はそう言いゆっくりと歩みを進めた

スケルトン達が一斉に襲いかかるが、攻撃は神々しい鎧の前に弾かれるだけであった

そして燃えていくスケルトン達

パッシブスキル「炎鱗」の効果であった

不変はただ歩くだけ、そして跡に残るのはスケルトン達がいたであろう燃えカスのようなものだけだ

そして今度は炎鱗を止め、不変は軽く殴りだした

サヤそして月下にも匹敵するほどの速さである

基礎がしっかりしたことで得意ではない格闘でも凄い速さになっている

手も神々しい鎧で覆われているためある種凶器にもなる

「ふむ。前とは比べ物にならんほど速くなってるな。どれもっと速く動いてみようかな?」

不変はそう言うと軽くジャンプし始めた

そして空中から盾を出すとそれでスケルトン達を殴打し始めた

「剣もいいのだが、盾技を繰り出してみないとな。アクアですら我の攻撃は怖いといい、まともにやりあってくれんかったからな」

不変はそう言うと哀しい顔をしてみせた

「はあ・・・。いいから速く片付けなさいよ!」

サヤに怒鳴られ不変はショボンとするが、頷いた

「では不変いざ参る!」

そう言うと高速戦闘へと切り替わった

不変が動いた後には残骸しか残らない、そして消えていくスケルトン達

「どうだ!見たか。わははは」

不変が軽やかに言うがサヤは溜息をついていたが、月下は楽しそうな顔をしていた

「不変よ!ベルゼより近接戦闘は上そうなポテンシャルだなお前!ここを攻略したらちょっと一戦しないか?」

そう言った月下の口角は上がっていた

「おお。それはいい提案だ!よしさっさとここを洗浄してしまおうか!わははは」

不変は上機嫌でそのままリーダーも殲滅した


変わり替わりに灯台をどんどん昇っていくサヤ、不変、月下

修行の成果も上々であった

そして中腹に差し掛かったところで一同が足を止めた


「チッ。なんだあのでかいのは!?」

サヤが思わず唾を吐いたあいて

スケルトン達が組み込まれた巨大なスケルトンがそこにいた

「スケルトンを取りこんだスケルトンのようだな。一撃はきつそうだな」

月下がそう言うのも納得であった

右手に持った剣も巨大であり、左手に持っている盾も巨大であった

「不変!引きつけ頼むぞ!」

サヤは既に走って後ろに回り込みつつあった

巨大スケルトンも気付いたように顔を後ろに背けようとするが、不変が攻撃を繰り出してきたので顔を戻していた

そこに月下の一撃が左足に炸裂した

だが、思っていたより弱かったのかそのまま不変に剣を振りおろす

不変は受け止めた

受け止めた不変の足元にヒビが入るほどの一撃であるが、不変はまだ余裕そうであった

そして背後に回っていたサヤが刀不変を抜いた

「舞刀の型・壱」

そうサヤが言うとサヤは舞っていた

そして舞いと共に高速で抜刀して斬っていた

スケルトンが思わず声にならない声を上げた

そして膝をついt

そこへ間髪いれず月下が攻撃を繰り出す

顔面はそこまで強度がないのかヒビが入る

そして不変は剣を力で弾き返すと盾で盾を殴打して吹き飛ばしていた

「巨体でも我の方が力が上のようだな。まあこいつスカスカだしなあ」

不変がつまらなさそうに声を上げる

「オイ!まだ終わっていないぞ?ん、様子が変じゃないか?」

サヤがそう言ったときだった


巨大スケルトンが変貌を遂げ始めていた

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