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グペロ大灯台攻略 その1

クママ達が首都にてゆっくりしているころ

サヤ達は修行を終えてグペロ大灯台へと来ていた

アクアはオーガの集落へ行くと言い、別れた


「・・・ここだ」

月下が言ったこの場所


グペロ大灯台は今や廃墟と化しており、スケルトン等の類が割拠している場所となっていた

灯台の名の付く通り、統一戦争前は灯台として活躍していた

だが今やその影はなかった

大灯台と言われるだけあってかなり大きな造りとなっていた


「ヘエ。ここが灯台ね。魔法で照らしてたのか?あ、いいや・・・」

サヤは月下に聞こうかと思ったが煩わしいので止めた

不変に聞いても仕方ないので頭を掻いた後、唾を吐き捨てた

「アクアさんに修行してもらったから、もう戻ってもいいと思うんだが?」

サヤがそう言うと月下が睨む

「・・・確かめるため」

相変わらず言葉が短い状態で理解しなければならないのはサヤにとって苦痛であった

「我も試したいぞ!特に我は基礎ばかり・・・」

不変も口を開いたが何やらブツブツ言い始めた

「チッ。制圧すればいいんだろ?原住民にでも開放するのか?」

サヤがイライラしながら言うと思わぬところから返事が返ってきた

「そうよお~。久しぶりねえ~サヤちゃん。うふふ」

ピュイアの声が聞こえた気がしてびっくりして振り返ると、そこにはピュイアが居た

「ピュ、ピュイア!?」

サヤはびっくりしすぎて声が裏返っていた

「びっくりしすぎよ?うふふ」

返答したピュイアは月下の腕に胸を押しつけていた

当の月下は無表情である

「相変わらず速いな・・・。ところで何しに?」

サヤがそう問うと

「首都に向かっていたオーガ達が全滅したの。怨血童子は死んだわよ。そして南西エリアで戦争が起きそうって伝えに来たの」

ピュイアは相変わらずエロい格好をしていたため不変はピュイアの姿に釘付けであった

「・・・ふむ・御苦労」

月下からはそれだけだった

「南西エリアのボスだぞ!?どうとも思わないのか?」

サヤがそう言うが月下もピュイアも首を縦に振った

「残念ながら関係ないのよ~。南西の雑魚共が南東エリアに来ようが・・・ね。所詮数だけ。うふふ」

ピュイアはそう言うと自信満々の顔を覗かせていた

「ところでどうしてここってわかったんだ?」

サヤが話を変えた

「・・・説明してやれ」

月下がそう言うとピュイアがやれやれと言った表情で説明してくれた

「ほら、眷族じゃない?だから真祖の存在は地図で確認とか取れるのよ~。だから離れれても平気ってわけ~」

そう説明されるとサヤは頷いた

不変はまだ固まったままだった

「それじゃ、このまま灯台攻略してしまっていいんだよな?」

サヤがそう言うと月下もピュイアも頷いた

「一応、百夜様の眷族を増援として南西エリア付近に送ったから問題ないわ」

ピュイアはそう言うといつの間にかサヤの近くに来ていた

そして耳元で呟いた

「月下様にちょっかいは出してないでしょうね?」

ピュイアがそう言うとサヤは首を横に振った

「全くと言っていいほど、私も月下もそういった感情で見たことはないと思う」

本当に残念ながら戦友程度の感情しか沸いていなかった

ピュイアを見つめる不変のほうが怪しいぐらいであった

「オイ、不変。いつまで固まってる。そろそろお喋りもいいだろうし、行こうよ」

サヤの問いかけにようやくピュイアから視線を移した

「お、おう。い、いこうか」

挙動不審であり、まだまだ見ていた余韻がばればれであったが、サヤにとってはお構いなしであった


チエッ

不変は心の中で嘆いていた

サヤはいろいろ引きしまっているが出ているところは出ている

だが・・・

ピュイアからは女性の色気がムンムン出ていたので思わず見惚れていたのに

この世界に引き戻されてしまった

だがサヤ及び月下の機嫌を悪くするのもあまり良くないのはわかっているのでしぶしぶ納得するしかなかった


「それじゃ~、頑張ってね~ん。うふふ」

ピュイアは投げキッスを月下にしたと思ったら、花吹雪とともに消え去っていた

「チッ。まあ今回は体触られなかったからよしとするしかないか・・・」

月下城でのやりとりを思い出しサヤは頬を染めていた

だが頭を振るといつも通りのサヤへと戻っていた

「・・・行くぞ」

月下がそう言いながらゆっくりと歩きだした

「ここって別れ道はないよな?」

サヤがそう言うと

「・・・多分ない」

月下も少し残念そうな顔をした

その時不変が口を開いた

「では敵グループ殲滅毎に交代というのはどうだ?」

氷晶窟のときのようにまたも不変は提案してきた

そして・・・

「・・・ではまず俺からだな」

やはり月下が先手を取った

「サヤよ。お主は二番手でいいぞ。我が最後だ!」

不変がそう言うとサヤは少し睨んだが、すぐ歩きだした

「氷晶窟の敵ばっかりだったからなあ~。楽しみだ」

サヤがそう言ったのが月下にスイッチを入れた

「そうだ!そうだとも!血肉沸き踊る戦いをしようじゃないか!」

サヤは額に手を当て残念そうな顔をした

ずっと一緒に修行していたのでなんとなくタイミングはわかるようになってきた

そして最初のグループは酷いことになるだろうと予測出来た


そしてグペロ大灯台の攻略がこうして始まった

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