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首都での戦い その2

クママとノッホはただ見ていることしか出来なかった

下手に参加すればオーガ達の仲間と思われる

ベルゼブブが助けてくれる可能性もあるが、先ほどの様子だとどうなるかわからない

ひとまずレイカだけでも無事でいてほしいというのが願いだった

ノッホも祈っていた

どちらに対してかは不明だが、レイカの無事であると思う

その時だ

「クママ達助けないんだね~。まあそれでいいけどね~。にゃはは~」

ベルゼブブがクママの周りを回って踊っていた

ベルゼブブいやベーちゃんファンから凄い睨まれている気がするが、それよりもレイカとオーガ達が気がかりだった

既にオーガはだいぶ消滅していた

ルシファーの領域にいるだけで消されているのか、領域にダメージがありそれで消滅しているのか不明だった


「ほう、どうじちゃんとその娘ぐらいしか生き残れないと思ったら、人間と一匹だけ生き残ってますね」

ルシファーが感心していた

だがまともに動けるのは凍土のみ、怨血童子やレイカそれにもう一人、鬼裂は動けずにいた

「どうか一瞬だけでも・・・!」

凍土がそう言うと領域を発動させた

「は!?」

凍土がおかしな声を上げる


凍土の領域が広がっていた

辺り一面が氷の雪原に染まっていく

何もかもが氷ついている異様な光景の領域

花や動物等氷漬けで綺麗ですらあった


凍土は辺りを見回す

「ふざけるな!お前の方が領域の力が上だってことはわかってるんだ!」

凍土が声を荒げる

「そうですねえ。ただ敢えて相手の土俵で戦うのもおつなもので」

ルシファーからは笑みがこぼれていた

「その驕り後悔するがいい!氷武の型・壱式!」

そう凍土がいい刀を一回転させる

いつの間にかルシファーの懐まで迫っており、一撃を喰らわす

「手ごたえあっ・・・?」

凍土は確かに一撃を与えたはずだが、そこにルシファーはいなかった

いつの間にか領域ぎりぎりで叫んでいた

「おお!祈りが足りない!もっと祈りを!そうしなければ首都はオーガの手に落ちるぞ!」

ルシファーは茶番を演じていた

何事もなかったかのように・・・だ

それがさらに凍土をいらつかせる

そうこうしているうちにルシファーの領域から開放されたレイカ、怨血童子、鬼裂が立ちあがっていた

「少しは戦えるだろう。まさか俺の力をいつの間にか超えるとはな。やはり俺の血筋は女系のほうが強いな・・・」

怨血童子がそう言うと、凍土は首を横に振った

「力だけならそうかも知れませんが・・・。力だけではないものは父系のほうが上かと」

凍土の発言はお世辞ではなかった

「今はそれよりも・・・だ。凍土が先頭でレイカが凍土サポート、俺が魔法を使うから鬼裂は俺の護衛をしろ」

怨血童子はそう言うと隊列をすぐ組ませる

その様子をこっそり見ていたルシファーは白々しく振り返る

だがルシファーの後ろは異様な光景だった

何千何万もの原住民がみなルシファーに祈っていた

そして神々しさが増しているようにも見えたからだった

「さてそれではオーガ諸君そろそろ再戦しようか!」

ルシファーがそう言うと雪道をゆっくり近づいてきた

「はああああああああああ!氷武の型・弐式!」

凍土が別の型を繰り出す

氷の竜がブレスを吐き出す

空気中の水分を氷へと変えていく

ブレスがルシファーに届く前に横からレイカが炎魔法を詠唱していた

「ファイア・ボール!」

初級魔法だがレイカは今、有効だと判断していた

高熱にしたところから凍らせれるからだ

これには少しルシファーも嫌そうな顔をしていた

だが・・・

「小娘共がこれで終わりか?つまらんぞ?せっかく久々にこの姿になったのだもっと楽しませ・・・?ん?」

足元に魔法陣が出来ておりそこから無数の悪霊がルシファーに向かって飛んでいた

「足元がおろそかのようだぞ、ルシファー!」

怨血童子の魔法がルシファーに炸裂していた

「ほう。おもしろいな。俺が聖属性だから、闇属性が効くと・・・?はははは」

ルシファーが笑う

そして全く効いてないことに怨血童子は気付いた

「なんで・・・だ・・・?」

基本的に反対属性は弱い

ベルゼブブも聖属性には弱いのは確認していた

だがルシファーに効いてなかった

「本当に俺が聖属性だと思ったのか・・・?おっとこれ以上は祈ってもらっているからやめておこう」

ベルゼブブが少し睨んでいた

それに気付いて種明かしをやめたのであった

「どちらかと言うと基本属性のほうが通じるような気がするぞ!童子!」

レイカがそう言うと怨血童子も首を縦に振り属性を切り替えた

「それにしてもやはり悪魔殺しはルシファーに効かないようだな・・・」

レイカは呟いていた

ベルゼブブがあれほど嫌がっていた神器はルシファーの前でなりを潜めていた

レイカは気付いていなかった

悪魔殺しを抜刀しているにも関わらずベルゼブブが平気な顔をしていたことにだ


攻め続けるオーガ達

それをいなし続けるルシファー

時だけが流れる

苦戦しているのはオーガ達であった

いなしながらも確実にダメージを蓄積させていたのだ

ルシファーは笑っていた

凍土は顔が引きつっていた

自分の領域で戦っているにも関わらず優勢が逆転しないのだ

それはすなわち地力が違いすぎるということ

そして焦っていたのは凍土だけでなくレイカも怨血童子も鬼裂もそうだった

痺れを切らした鬼裂がルシファーに斬りかかろうとしたところ反撃にあい消滅した

鬼裂も刀の使い手として上位に名を連ねるものだったのにだ

「どうした?もっと俺を窮地に立たせてくれないか?祈りがもっと欲しいんだよ」

ルシファーはそういうと隙をアピールする

「罠だわ。でも・・・。こうなったら凍土あれを使うしかないわね」

レイカは凍土を一瞥すると凍土も頷いた


シュトリュはつぶやいていた

「凍土って子も結構強いと思ったけど、簡単に捻り潰せるところをみるとやはり力の差は歴然かあ。月下は強くなってるかなあ?」

そんなシュトリュの思考を飛ばすような光景が目の前に広がっていた

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