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ベルゼブブとの再会 その3

クママ達が作戦会議をしていた時、ベルゼブブとルシファーはと言うと・・・


「領土返還してくれるかな~?ねえ~?」

ベルゼブブがルシファーに尋ねる

「南西エリアは渋りそうだな。原住民に対する憎しみが消えてない。その時は俺が潰すとしようか」

ルシファーが手を鳴らしていた

だがベルゼブブはごねていた

「え~。どうじちゃんは嫌いじゃないんだよね~。う~ん。じゃあ返還せざるを得ない状況にしようか~。にゃはは~」

ベルゼブブは何かを閃いた物凄い邪悪な笑顔を浮かべていた

その時だった

「おい。ベルゼ。ちょっと何かを嗅ぎつけたオーガがいるみたいだぞ?」

ルシファーが何かを嗅ぎつけた

ベルゼブブもわかったようだった

「あっ。いけない~ね~。あれ知られるとやばいやばい~。ちょっと様子見てこようよ~?にゃはは~」

ベルゼブブがそう言うとルシファーが手を引いて城外へと赴いた


そこには凍土と言う名のオーガが白骨化した死体達を漁っていた

「おやおや?あれは確かどうじちゃんの娘でしたけっか?消すのはちょっとまずいですね」

ルシファーが少し嫌そうな顔をしていた

ベルゼブブが機嫌を損ねることはなるべくしないように心がけているからだった

「まあちょこちょこっとね」

ベルゼブブがそう言うと魔法陣が作られた

そこには凍土視点でのモニターが作成されていた

「エンブレム見てるね~。検索でもするのかな?」

じっと見つめる二人

そして

「あ~検索してるね。けど僕らがデータ消したからうまくは見つからないはず」

ベルゼブブとルシファーは首都にアイドルグループとして潜入してあれこれ細工をしていた

「見つからないようだな。これで諦めてくれるといい」

ルシファーがそう言うとベルゼブブはちょっとつまらなさそうな顔をしていた

「あ、諦めたようだね。よかった本気で消す必要あるかと思ったが大丈夫のようだ」

ルシファーもちょっと一息ついた

「イイ子でよかった~ね~。僕も久々に本気で細工しないといけないところだった」

ベルゼブブも一息ついた

「いやいやここで本気とかみんな気付くだろ!隠すの得意じゃないだろ?」

ルシファーが真面目な顔でベルゼブブを見ていた

「にゃはは~。そうなんだよね~。クママ達についてきたドリィちゃんとか壊すわけにはいかないか」

ベルゼブブはそれはそれで楽しそうな顔をしていた

そう二人で喋っていると凍土が諦めたように口笛を吹きながら立ちあがり城内の方へと去っていった

「どうやら行ってくれたようだね。では念のための仕事をしておきますか」

ルシファーがそう言うと、魔法陣が発動し、白骨化した死体は闇へと吸い込まれていた

「まさか死体処理怠けてたなんてね~。あいつらは処刑だよね~。にゃはは~」

ベルゼブブがそう言うとルシファーがお辞儀して指を鳴らした

そこにはパイモンと呼ばれる悪魔が姿を現した

「あの死体処理を失敗した悪魔を処刑しておけ」

ルシファーがそう言うとパイモンは頭を垂れ姿を消した

「まだ記憶が戻ってもらっては困るんだよね~。切り札だからね~。にゃはは~」

ベルゼブブはまたも邪悪な笑顔を浮かべていた

ルシファーはその笑顔を特に気にもせず城内へ戻るようベルゼブブに催促した

「育ってからが楽しみだね~。ね~るーちゃん!」

ベルゼブブがそう言うとルシファーはただ頷くだけだった


「壮大な実験なんだよね~。あ~楽しみだな~。にゃはは~」

ベルゼブブは寝室でベッドの上を跳ねながらルシファーに言う

「そうですね。あの馬鹿勇者のおかげで滅世にも先手を打てましたしね。まあこれからどうなるか楽しみではありますね。そして各地で動きだした我々の討伐ですかね。月下も動いてるらしいですし、まあ月下に関してはベルゼがけしかけた形でしょうがね」

ルシファーがそう言うとベルゼブブはただにっこりほほ笑んだ

「一気に強い奴らを一掃してしまおうとは大胆ですねえ。嫌いじゃないからこうしてのっかってるわけですがね。ふふ」

ルシファーが珍しく笑った

アイドルグループでもツン系として君臨しており、ベルゼブブが笑顔を振りまく片割れでツンツンしているのがルシファーであった

「お~?音色が聞こえるね~。クママかな?ちょっと行ってみない~?にゃはは~」

ベルゼブブがそう言うとルシファーはただ頷いた


大広間に一人残っていたクママはピアノを弾いていた

その音色はどこか寂しげであった

今回は元祖は加わらずクママ一人だったがノッホがそのうちただ椅子に座って足をバタバタさせて音色に酔いしれていた

「やっぱりクママはうまいよね~」

ノッホがそう言うとクママはにっこり微笑むだけで独奏を続ける

「ジュピへのレクイエムは捧げたけど~落ち着いたところでまた弔ってる感じだよね~」

ノッホがそう言うとクママは頷いた

そしてしばらくしたら思わぬ二人が来た

ベルゼブブとルシファーだ

「二人も寝れないんですか~?」

ノッホはある意味怖いもの知らずで声をかけた

「いろいろ考えることがあってね~。そしたら音色が聞こえてきたから休憩って感じかな~。ノッホちゃんに悪いことしたかな?」

ベルゼブブがそう答えるとノッホは首を横に振っていた

「しばらくその曲なのか?ちょっとリクエストしてもいいかい?」

ルシファーがそう言うとクママは頷いた

「そうだね。ダンスに適した曲とかお願い出来るかな?」

ルシファーがそう言うとクママが頷く

そしてしばらくしてからピアノの音色は止まった

クママがチョイスしたのはラテンミュージック

いつの間にか「オーケストラ」を発動させていた

そしてノッホも「重奏」を発動させた

ベルゼブブとルシファーは二人ダンスを踊っていた

大広間に二人のタップ音とラテンの音色が響きわたる

クママとノッホが見つめ合い笑いあう

ベルゼブブとルシファーは激しくも情熱的なダンスを披露していた


曲も終わりを迎えていた

ベルゼブブとルシファーはどこか満足したような顔をしていた

そしてベルゼブブがクママとノッホの元へと近寄ってきた

「やっぱクママもノッホちゃんもいいね。僕らのために曲を作ってくれない?そろそろ真面目な曲も欲しいと思ってたんだ~。にゃはは~」

ベルゼブブから思わぬ依頼が飛び込んできた

「は?え・・・?はあ・・・」

クママは煮え切らない返事をしていたとき

「いいですよ~。クママの曲がこの世界に響くってことですよね~?」

ノッホが乗り気になっていた

クママが頬を掻いた

「そうだよ~。首都ではまず僕らを知らない人はいないだろうね~。出来れば一回ぐらいバックで演奏してくれると更に助かるんだよね~」

ベルゼブブがにっこり微笑む

ノッホもにっこり微笑んだ

そして二人は握手していた

「決まり~!クママにどういう曲提供してほしいのか二人で決めてね~」

ノッホはクママの方を見て目を輝かせていた

もはやクママの意志はどこにもなかった

「首都にはまだ行かない予定だし、領土返還の話がまとまるまでも時間かかりそうだしね~。にゃはは~」

ベルゼブブがそう言うと

「そうだね。僕らはひとまず次の路線を考えておくよ」

ルシファーがそう言うとベルゼブブも頷いた

「ひとまず近いうちにどんな感じの曲がいいか、雰囲気だけでも俺に伝えてください。いついい感じの曲が降りてくるかわからないもんで・・・」

クママは困った顔をしながらもノッホの笑顔に負けた感じでいた

「じゃ~よろしくね~。戦闘するより僕らの仲間になったほうがいいんじゃない~?にゃはは~」

ベルゼブブが本音とも建前とも取れる困ったことを言いながらルシファーと共に去っていった

クママはただ頬を掻くだけだった


「ノッホちゃんいなかったら、受けてもらえなかっただろうね~。助かったね~。にゃはは~」

ベルゼブブがそう言うとルシファーも

「ノッホに言うといいかもしれんな。クママと違って頭も働かせていなさそうだし」

ルシファーはそう言うと邪悪な笑顔を浮かべた


「ノッホ困るよ。あまり関わりたくないのに・・・」

クママはノッホにそう言っていた

「いいじゃ~ん?なんか義理は固そうな悪魔でしょ~?後でいいことあるかも~しれない~」

ノッホは椅子で足をバタバタさせて呑気にしていた

「ふぅ。そうなればいいんだけどね」

クママは溜息をつくと大広間の窓から空を見上げた

「戦闘をやめて演奏家かあ・・・。いやいや、終わらせて日本に戻らないと・・・ね」

窓に映るクママの顔には寂しさがあった

そんなクママを後ろからノッホが抱きつく

「ジュピみたいにはならないでね。クママ」

抱きついたノッホの手をクママは掴むそして静かに頷いた


こうして夜は更けていった

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