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ベルゼブブとの再会 その1

サヤ達が修行に明け暮れていた頃、クママ一行はドリィ、メッフィと合流した

そして巨大スクリーンに映ったベルゼブブを見て確信する

「首都が陥落したようなものですね。これ」

クママは百夜に訊ねる

「どうですかな。人々が時々映るのですが、誘惑されてる気配もございませんし・・・。はてさて」

顎をさすりながらどういうことなのか百夜は考えていた

「あははははは。僕が考えてる上の行動するねベルゼ。隣の子はルシファーかな?あいつ女装主義なのかな~?」

シュトリュは大爆笑していた

ドリィとメッフィはそんな3人を見て首を傾げるばかりであった

ノッホはドリィとメッフィが合流してからずっと、クママのマントの裾を掴んで歩いていた


しばらく歩くと目の前に突然二つの影が現れた

そうその気配こそ

「やっほ~!あれええ?メンバー変わってるね~?って元祖と真祖か~い!にゃはは~」

ベルゼブブ参上であった

そして、もう一人も影から姿を現す

「トロヘイ大森林では影から伺っていたが、今回は挨拶しておこう。俺がルシファーだ」

そう言うとスクリーンに映っていたもう片方のルーちゃんことルシファーが姿を現して挨拶してきた

「お久しぶりですね。北西エリアに向かうと言って以来ですかね。元気いっぱいそうで何よりですが・・・」

ベルゼブブはいつも通りのお調子者ぶって笑ってるが前回の経験から警戒を緩めようとはしない

その時ベルゼブブの目にドリィが映った

そしてドリィに駆け寄ると笑った

「ドリィちゃんじゃない~!お父上にはお世話になってるよ~。ドリィちゃんとは一カ月ぶりくらいかな~?にゃはは~」

ベルゼブブが屈託ない笑顔をドリィに向けるとドリィは恥ずかしそうに顔を掻いていた

「ベーちゃん!どうしてこんな辺境な地に?首都までもうしばらく・・・って。あ~。そういうことか!」

ドリィは一人分かった顔をしたのでクママ一行は怪訝そうにドリィをみんなで見つめた

「ベルルンには元魔王ベルゼブブが住んでたっていうお城を父があげたんだよ。私の父は結構な権力者でね」

そう言ってクママにウィンクするがクママ一行の顔は青ざめていた

「どうしたんだい?クママ達だけ何かうまいもん食べようとして食あたりでもした?」

そう言うとドリィはメッフィと顔を合わせて首を傾げる

「クママもノッホもそんな顔しちゃだめだよ~?いい情報あげるつもりで来たんだからね~。にゃはは~」

ベルゼブブはそう言うとルシファーの周りを走り回っていた

「・・・うん?情報とは・・・?」

衝撃すぎたが、なんとかベルゼブブと会話を続ける

「勇者一行の全滅と、レイカちゃん居たじゃ~ん?レイカちゃんが何と我が城へ来てるのですよ~。そこでご招待したいとね~。にゃはは~」

ベルゼブブがそう言うとクママを見つめた

そこでシュトリュが動いた

「僕も行って構わないよね?興味があるんだ。どんなお城になってるのか」

子供の格好なのに異様に堂々としているため、ドリィ・メッフィにとってはシュトリュはいまいち素生不明で不気味であった

「構わないよ~。ね~。るーちゃん?」

今まで黙っていたルシファーに振るベルゼブブ

「ふん。好きにしろ。ところであの威勢のよかった女は死んだのか?」

ルシファーが何故かサヤに目をかけていた

ベルゼブブも注目していたので仕方ないと言えば仕方ないのだが・・・

「あんたらの言った通り、月下の元へ行き、そして今頃修行中のはずさ。多分生きてるでしょうね」

クママが答えるとベルゼブブが拍手していた

「おぉ~ぶらぼぉ~!サヤちゃん楽しみなんだ~。あの子からは何か感じるからね~。にゃはは~」

一瞬何かを感じたが以前のような殺気とも違った

「ここでお喋りも何だしさ~。お城行こうよ~?ここから近いしさ~。ね~?にゃはは~」

ベルゼブブがそう言ってダダをこね始めた

「俺の一存で決めるわけにもいかないのでちょっと話合ってもいいかな?」

クママがそう言うとルシファーが頷いた


「罠仕掛けるタイプにも思えないがどうだろう」

クママがそう言うと

「わたくしめも同感ですね。ただ策士であるのは間違いないでしょうから、何かの伏線であるのも間違いないでしょうな」

百夜が顎をさすりながら答える

「だいじょぶさ。あいつも楽しいことが好きだからね。ルシファーのほうが怖いよ。いつかベルゼも倒そうと考えてるはずさ」

シュトリュがそう言うと百夜も頷いた

「まあ機嫌損ねるのが一番まずいでしょうからね。どちらにせよ行くしかないですね」

クママがそう言うと

「何も起きないといいんですけどねえ~」

ノッホが小刻みに震えながらそう言った

その時ドリィとメッフィがノッホを睨む

「クママさんの後ろでこそこそしてる人はだいじょぶじゃないかしらね?」

ドリィがそう言うとメッフィはクママの手を握っていた

「私達のこと守ってくださいね!クママさん!」

クママは空笑いして頬を掻いていた

「ひとまず行くということで。レイカも来てるって言ってましたしね。話したいことが幾つか・・・ね」

クママはそう言うと空を見上げジュピを思い出していた

そしてベルゼブブとルシファーにお邪魔すると伝え案内してもらうこととなった


「じゃ~ん。ここが今僕らベルルンが住んでるお城だよ~。いいでしょ~。昔は悪魔が棲んでたんだって~怖いね~。にゃはは~」

クママはよくもここまでシラを切ることが出来るもんだともはや感嘆するしかなかった

「素敵ですねえ~。ベルルンはさしずめお姫様ですかね~」

ノッホがベルゼブブに釣られてしまったのか変なことを言い出す

「おっ!そうだよ~。ノッホちゃんいいこと言うね~。ねっ、るーちゃん。にゃはは~」

ベルゼブブはいつの間にかノッホの手を握って笑っていた

「はしゃぎすぎじゃないか?ベーちゃん」

ルシファーの目からはいつもよりはしゃいでるように見えていた


城内はフリフリになっており、女子が住んでいると言って間違いない内装にされていた

ハートを中心にくまの人形やさまざまなかわいいグッズがそこいらに転がっている

本性を知っているものたちにとってはさぞかし地獄であろう内部であった


ノッホからベルゼブブが離れた隙にクママはノッホに尋ねていた

「なんか来たことある気がするんだが、俺の気のせいかな?」

クママはデジャブと言えばいいか、初めて来た気がしないそんな感じに襲われていた

「そうですねえ~。確かになんか昔来たことあるような~?けどわからないですぅ~」

ノッホも何かを感じていたがそれがなんなのかは思い出せないでいた


そうこうしているうちに大広間へと通された

そこにはレイカ、そして怨血童子と凍土が居た

「クママ!ジュピから渡された指輪で大体はわかっていたけれど無事でよかった・・・」

レイカがそう言うと涙ぐんでいた

「レイカさん・・・。ジュピはやはり・・・。あいつらしい最後でしたか?」

クママも涙ぐみながらそう言うとレイカは泣きながら頷いた

「そういえば~。同じパーティメンバーだったんだっけか~?クママとレイカちゃんって~。にゃはは~」

ベルゼブブがそう言うとクママもレイカも頷いた

「ノッホもですぅ~」

ノッホは手足をバタバタさせてかわいらしい仕草で怒る

「あ~そうだったのね~。ところでここにこうしてみんな集まった意味わかる~?にゃはは~」

ベルゼブブが楽しそうにみんなに問う

「抹殺・・・。というわけではないだろうな。頼みごと・・・か?」

クママがそう言うと

「うっは~。クママ冴えてるね~。そうなんだよ~。エリアボスとそれに匹敵する人も来てるしね~。ここに既に北東、南東、南西と揃ってる。そこで頼みごとなんだ~。にゃはは~」

ベルゼブブがそう言うと、シュトリュと怨血童子が思わず唾を飲む

「単刀直入に言うと、人間に土地を返してやってほしい」

ルシファーがそう切りだした

「あははははは」シュトリュは大爆笑している

怨血童子は答えに困っていた

「南東エリアはそう言えばもう人間に返してるようなものか。南西エリアはどうなんだ?街道沿いにかなり人間が住み着いていたし、統一戦争前は北東エリアに次いで人間が住んでいたはずだろ?」

ルシファーが真面目に怨血童子を見ていた

「まあ俺達が支配していてもあまり良い使い道がないのも確かだが・・・」

怨血童子はそう言うとレイカと凍土を一瞥した

「俺の妻に手をかけたことがまた起こらんともかぎらんだろう?」

そう言うとルシファーを睨んだ

「ふっ。あれほどの虐殺をされて恐怖以外の感情が生れると思うか?それに今の人間はかなり貧弱でね。立ち迎える勢力はもはや一握りなんだよ」

ルシファーがそう言うとベルゼブブが喋った

「なんと~北西エリアで勇者一行は全滅しちゃいました~!ぱちぱち~」

ベルゼブブは上機嫌でそう言った

「私達も確かに見た。そして神器・悪魔殺しは今私が所持している」

レイカがそう言うと腰からぶら下げていた剣を抜刀してみせた

ドリィとメッフィが思わず口に出した

「確かに悪魔殺し!」

二人ともかなりびっくりしていた

そして話が全然わからなかった

当然ではあった

アイドルグループがエリアボスと言われる敵と普通に喋っているのだ


「まあ、今即答する必要はない。まあ断ればわかるな?」

ルシファーがそう言うと怨血童子を睨みつけたがベルゼブブが間に割って入った

「るーちゃんだめだよ~?どうじちゃんいじめすぎちゃ~。まあゴブリンは役に立たないし殺しても い い ん だ け ど ね」

そう言った時のベルゼブブの顔は笑顔なく殺気に満ちていた

怨血童子はもはや断れないだろうと悟ったが顔をそむけ、その場を去ることにした

そしてそれぞれひとまず解散という流れとなった

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