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依頼達成後のひと時 その2

月下と百夜を交えてまじめな話が男性部屋で行われていた時

女性部屋は騒ぎになっていた


「ちょっと~触らせてよ~」

エロ親父のような発言をしている彼女こそ騒ぎの元凶


ピンク色のエアウェーブな髪型

大きい目で垂れ目、鼻筋はピンとしており鼻が高い

身長はサヤほど大きくないが巨乳でくびれてお尻が大きかった

世の女性が嫉妬するほどの高水準バランスであった

また背中がはだけるような真っ赤なドレスに身を包んでいた

その彼女の名は・・・


「月下様の眷族が一人、ピュイア様の言うことぐらい聞けぇ~」

そう言ってサヤの胸を触っていた

「なんて速・・・あふぅ」

サヤの耳元に息を吹きかけていた

ノッホは震えていた

「うふふ。おね~さんの言うこと聞かないからよお~」

完全にエロ親父状態であった

「チッ。こ、この・・・」

サヤが抵抗を試みようとすると絶妙なタイミングで胸を揉んでいた

「うふふ。月下様をたぶらかそうとするからよ~。嫉妬しちゃうわ~お姉さん」

全然嫉妬している様子でもなかったのかサヤは呆れていた

「もっと強ければ月下様を喜ばせることも出来たんだけどね~。はっきり言って今のサヤちゃんと互角ぐらいだから興味持ってもらえないのよ~。わかる~?この切なさ」

天井を見上げうっとりした顔をしているピュイア

その隙にサヤはノッホの近くへ逃げた

「あなたも殿方には興味なさそうな感じがするしね~。クママとかどうなの?ねえ!お姉さんに言って御覧なさい!」

ピュイアは体をクネクネさせながらサヤに迫っていた

「よ、よるな!話すから寄るな!」

サヤは顔を真っ赤にしてピュイアから逃げるようにノッホの後ろに逃げた

「クママにはあまり興味がない。戦闘も出来るだけ避けたい雰囲気だし・・・。それにノッホさんがいるしね」

サヤがノッホのほうを一瞥するとノッホは顔を真っ赤にさせていた

「あ、あのぅ~。一応ノッホの彼氏なんですぅ~」

ノッホは両手の人差し指をくっつけたり離したりしてもじもじしていた

「あらぁ~。そうだったのね。あ?ああ~それでアイコンタクトも無しに連携してたのね。お姉さん納得。それに年も近いようだしね」

ピュイアが何気なく言ったのだがサヤは喰いついた

「クママはどう見ても30過ぎっぽいのだが、あれで14歳とかないよな・・・。ええええ!?ノッホさん30過ぎなの!?」

サヤが目を見開いてノッホの肩を揺すっていた

「言ってませんでしたね~。クママは30ちょうど。ノッホは32ですよ~?」

サヤが小刻みに震えていた

「年下かと思ってた・・・。ちなみに私はこれで17歳だ」

今度はノッホがびっくりした顔をしていた

「サヤさん、20前半かと思ってました~」

はっきり言って二人の時はほとんど会話がなかったためお互いを知らなすぎたのだ

「うふふ。私は想像に任せるわね。しかしノッホちゃんの彼氏さんだったのね~。少し冴えない気もするけど、実力からするとかなりモテそうね。大変よねえモテる彼氏って~」

ピュイアは天井の方を向いて溜息をついていた

「そうなんですぅ~。この前も女狐が二匹狙ってたので威嚇しましたぁ~」

ノッホが頬を膨らませて怒ってる顔をしたが愛嬌溢れかわいらしかった

「あははっ。原住民は能力で人を見る傾向あるからね。私は月下様ひとすじだからクママが強かろうが関係ないけどね~。あ、あの二人がいけない関係とかは萌えるかもしれないわ」

ピュイアの目が光っていたが、ノッホが制止させようとしていた

「あ、話し戻すけどさ~。サヤちゃんはお気に入りの人とかいないわけ~?少しはいたでしょ~?」

ピュイアがまたサヤに迫っていたので、ノッホの後ろに隠れる

「付き合ったことはあるが、どいつもこいつも弱くてな。あまり長続きはしなかった。月下がヴァンパイアでなければ惚れたかもな」

サヤが何気なく言うとピュイアの顔が一変した

「そうよね!そうよね!!!わかってるなあ~サヤちゃん。あの端正な顔立ちに細マッチョ。ちょっと中世的だから余計にそそるわ!」

ピュイアが興奮してきていた

「お姉さん残念だわ~。月下様の眷族になれば一緒にいられるのにな~。月下様の眷族って私含めて3人でブヘイが消滅しちゃったからもう二人しかいないのよね」

ピュイアは人差し指を頬に当てながら言っていた

「じゃあブヘイの後少し弱く感じたヴァンパイアは百夜の眷族だったのか?そういえば領域の中で整列してたヴァンパイアもほとんど百夜の眷族だったのか?」

やはりというべきか戦闘ネタへの喰いつきはサヤはよかった

「そうね。百夜は眷族いっぱいいるから。ていうか月下様が少なすぎるのよ。まあ少数精鋭って言えば聞こえはいいかもしれないけどね」

サヤは精鋭のところで怪訝そうな顔をしたがそれに気付いたのか付け加えてきた

「お姉さんこれでね。この南東エリアの指揮をしてるのよ?内政はもう一人のやつがやってるわ。そういえば月下様の領域内にもこなかったわね。まあ月下様筆頭に変わり者ぞろいだから仕方ないか。あ、ブヘイはあんた達みたいなパーティの力を試す役割だったんだけどまさか消滅するとは思わなかったわ。あ、ノッホちゃん胸ちっちゃいわね。こぶりだけどそれがまた。うふふ」

ピュイアはいつの間にかノッホの胸を揉んでいた

そしてサヤはいつの間にか椅子に座らせられていた

「ナッ!?いつの間に!?」

サヤが驚く、ノッホは抵抗出来ず顔を真っ赤にさせて恥らっていた

「うふふ。お姉さんはこういうの得意なの。百夜様には負けるけれど魔法は得意なのよ?ていうかあそこまで近接よりなヴァンパイアはそもそも珍しいもの」

そういうとこうもりに変身してみせた

「月下様こういうのも出来ないのよ。珍しいでしょ?狼にもなれないしね。仮面の戦士は見たわね?あれぐらいね出来る魔法って。ちなみにあれは空中戦向けなのよ。地面で殴りあうのがイイって言って跳ばないのよ。ほんとかわってるわ」

サヤは言うつもりなかったが口で「お前も十分変わっている」と小言で呟いていた

「魔法は覚えてないけど魔力は高いって感じですねぇ~」

ノッホがそう言うとピュイアは頷いてみせた

「そうなのよね。月下様は殴り合いが好きすぎてね~。ベルゼブブにも殴り合いたいから降りてこいって我儘いったのよ。呆れるでしょ」

そうはいいつつもピュイアは笑っていた

「そう言えば腹部の傷はベルゼブブの一撃って言ってたっけか、ノッホさん。よくそんなことあいつに言えたな」

サヤに訊ねられるとノッホは頷いていた

「ベルゼブブが現れるまでは月下様がこの世界で最強とも言われてましたのよ。まあ知る限りその上に一人と一匹いたんですけどね。元祖とエンシャントドラゴンの滅世ですけど。今はどちらも身を隠してますわ」

ピュイアの顔が少し曇ったようにも思えたが、敢えて聞かないことにした

「獄熱より月下のほうが強いのか?ドラゴンって聞くとやはり強いイメージがあるんだが」

サヤが目を輝かせて聞いていたのでピュイアはやむを得ず答えた

「そうねえ~。月下様が本気だせば勝てるでしょうね。ただあいつぐちぐち言って本気ださないから、月下様も興味持ってなかったってのが事実ね~」

ピュイアもいい印象がないのか興味の対象ではないようだった

「あの年寄りは静かに暮らしたいだけって言い張って何もしようとしないのよ~。つまんないでしょ」

サヤもいつの間にか同意していた

「そのほうがいいですよ~。無益な殺生は避けるべきですよ~」

ノッホが意志を込めた目でピュイアを見ていた

「うふふ。月下様も弱いのには興味ないし殺生は少ないほうよ。統一戦争時代も月下様自身は騎士団の団長しか殺してないしね。大量虐殺したのは血に興奮した百夜様の眷族共だし。ああ私は騎士団の幹部クラスを殺してまわったけどね。カッコイイのは眷族にしようか悩んだわね~」

ピュイアは男なら魅了されそうな吐息を漏らした

いろいろ残念だが、ただ立っているなら普通の男性なら魅了されるであろうほどの美貌なのである

「そうそう~。クママもなんかあのくそ竜みたいにつまんない雰囲気あるんだけど、どこがいいの~ノッホちゃん?」

ピュイアが急に話題を変えてきた

「え?あ!なんだかんだで優しいんですよ~!ただ不器用なんですぅ~。それに実はシャイなんですよ~。二人きりの時はよく喋ってくれますぅ~。こんな見た目も気にしないでくれますし~」

ノッホは完全に恋する女性の目になっていた

「うふふ。その目で十分わかるわ。女狐には気をつけることね。押しに弱そうだしね、クママって」

ピュイアは屈託のない笑顔をノッホに向ける

ノッホは恥ずかしそうに真っ赤な顔を下に向けていた

「サヤちゃんはまだまだ無理そうね。原住民じゃあ満足出来なさそうだし・・・。月下様はやらないわよ?」

ピュイアはクスクス笑っていた

「ば、ばか!あんなのいらん!今は強いのと戦うのが一番幸せなのかもな」

サヤは天井を見上げていた

「それじゃあ月下様とデートしたいって言ってるようなものじゃな~い?まあデートぐらいなら許してあげるわよ?うふふ」

冗談なのか本気なのか顔からは読み取れなかった

「い、いやそのほら。不変もいるだろう?」

サヤが逸らした

「あ~いたわね。あの渋い天使!百夜様のほうが渋いわっ!ってつっこみたくなったけど御前だから控えてたわ・・・」

ピュイアはノッホの胸を勢いのまま揉んでいたためノッホは声を上げていた

「で?あの渋いオッサンのほうが好みなの~?にくいけど月下様と今の時点で同等ぐらいね。あれもっと強くなるわ・・・」

ピュイアは歯ぎしりしていた

「あ、ああ?好みってわけではないけど。あれもどう見ても人間じゃないしな」

サヤは少し照れたようなそぶりを見せたが、首を振って素の顔になっていた

「まああなた達のこと少しわかった気がしたわ。まだこの城に居ることになるでしょうし、また来るわ。じゃあね~」

紫色の唇を舌なめずりし、ピュイアは消えていた

サヤとノッホは同時にほっと溜息をついていた

エロ親父から解放された安堵といろいろ恥ずかしいことを根掘り葉掘り聞かれた気がしていたからだった

そして二人顔を合わせ笑いあった


どこからかバイオリンの音色が響いてきた

クママが弾いているようだった

そしてピアノの音色も響いてきた

誰かわからなかったが、後日知ることとなる

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