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月下城 その2

月下が思いもよらない一言を放った

「・・・刀の女よ、一騎打ちしないか?」

サヤの顔が一瞬引き攣ったが月下を睨んだ

「3人がかりのほうが依頼を達成できそうだが?一騎打ちしたいのか?」

サヤが尤もすぎる意見を放ったのでかえってクママとノッホはびっくりした

「・・・じい」

月下がじいに目配せする

「はっはっは。貴女のお名前聞かせくださいませんか。そちらの魔女の方も是非」

「私はサヤ」「ノッホですぅ~」

二人が答えると月下とじいは頷く

「サヤさん、ひとまず若と一騎打ちさせて頂けませんかね」

にっこりしているが、圧を感じる

「フム。いいだろう」

サヤが不変を抜きながら答えた

「ちょ。サヤさん。月下の強さわからないのにいいんですか?」

クママから焦りが見える

「じいの口からするとひとまず殺されることはないだろう」


サヤがふっと笑うと不変を振り払っていた

月下は素手で受け止めていた

「・・・ほう」

月下の顔が少し変わる

サヤは連続で振り払って見せた

全て受け止めていた

振り速度倍加の状態でだった

サヤから冷や汗が垂れる

こいつはきついなというのがサヤの本心だった

「・・・それだけか?」

月下が見下すようにサヤの顔を覗き込む

「くっ」

いつの間にか間合いを詰められていた

見逃していないはずなのにだった

スピードに差があった

これがエリアボスの力

怨血童子はおそらく格下なのだろうなと思えるほど力の差を感じていた

「・・・楽しませろ」

月下がそう言うとサヤは不変に意志疎通を行った


「チイッ。おい不変まじめにやれ!」

サヤが不機嫌な顔をする

「げっ。ばれたのか。月下にも気付かれてるっぽいな」

不変は振り速度倍加のパッシブスキルのレベルアップに成功しておりもっと速く振れるようになっていた

「今までの2倍速で倒せる相手じゃないぞ」

サヤから焦りが見えた

冷や汗にも見える汗が光っていた

「あいつ速いな。あれが真祖とやらの実力なのか・・・。人間は超えてるな」

サヤが頷く

「では我の力を見せつけてやろうぞ、サヤよ」

そう言うと不変は振り速度倍加の効果を上げた


「・・・ん?」

月下が首を傾げる

サヤの表情がころころ変わったからだ

「月下よ、これからが本番だ!」

サヤがそう言うと不変を振り払う

月下は受け切れず少し斬られた様子だった

「・・・ほう」

月下から少し笑みが漏れる

サヤの手ごたえはもっと深く斬りつけていたはずだった

月下は先ほどとは違う殺気を感じ取り早めに引いていた

「チッ。思ったより浅かったか」

サヤは言葉を吐き捨てていた

「・・・ふふ」

月下は笑いもっと攻撃してこいと指をクイクイとサヤに向ける

サヤが不変で振り払う

血が多少は飛び散るがどれも浅くいつの間にか回復している

「月下城に辿り着いただけの実力はあるようですな」

じいが感心していた

「・・・いいな」

月下が一人頷いていた

「これでこそベルゼブブに近づけそうですな、若!」

じいは喜んでいるようだった

「・・・そうなればいい」

月下はサヤを見つめていた

サヤは攻撃の手を緩めないが月下には浅い一撃しか与えられない

振り速度倍加を敢えてオフにしてゆっくりにしてリズムを変えても月下は対処してくるのだ

「オイッ、クママ、ノッホ!歌支援と補助魔法掛けてくれ!」

サヤがそう叫ぶ

「おお!そう言えばノッホさんは魔女。補助魔法掛けれるのですね。歌・・・?ですか。初耳ですねえ」

じいが首を傾げた

戦闘狂の間ですら吟遊詩人は知られていない存在のようだった

「・・・魔法を許可しよう」

月下がそういうとじいがノッホに目配せした

ノッホは補助魔法をサヤに掛けた

サヤは体が軽くなるのを感じた

スピードアップの補助魔法だった

そうして放った一撃は今までよりは深く斬りつけれたのだった

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