勇者との出会い
残酷描写ありません。
少しほっこりできます。
(うにゅ・・・すーすー)
ここはダンジョンの最深部。
このダンジョンマスターは妖精だ。
そのことを知って異世界から召喚された勇者は会いに行きたくなった。
「妖精とかマジでファンタジーって感じがしてあこがれんじゃん?」
というノリで・・・
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「うおーースゲー!!ここがダンジョンの最深部かーー」
勇者はゆっくりと足を進めていく。
「・・・ん?」
視界の端にきらりと光るものが映った。
「まさか・・・!!」
近づくと、穏やかな明減を繰り返す光の中に手のひらほどの大きさの少女が美しい寝顔をさらしていた。
「うぉーこれが妖精?スゲー想像通りの姿じゃん!!」
ゆっくりと手を伸ばして指先が光に触れた瞬間!
神秘的な光のベールが霧散し、妖精の姿は消えていた。
「えっ・・・どうしよう。俺、なんかヤバいことしたかも・・・!!」
勇者は慌てて落ち着きなくあっちをうろうろ、こっちをうろうろとしていた。
「んっ、ん~?」
光のあったところから声が聞こえた。
「えっ!? じーーーーーー」
勇者は今までにないくらい素早く身を整えると、一点を集中して見つめた。
「・・・ん・・・あっ・・・ふわぁぁぁーーー」
突然、緑の光を纏った妖精が姿を現した。
が、勇者に見つめられているのに驚いて思わず、変な声をあげてしまった。
恥ずかしさに身悶えていると勇者が口を開いた。
「あなたが妖精ですか?」
「・・・コホン・・・失礼ね。私にはシルフという名前があるのよ。」
妖精は動きをピタッと止め、腰に手を当てるというオプション付きで自己紹介した。
「シルフ、俺と一緒に地上へ行かないか?」
「へ・・・?ちじょ・・・その ち何たらって何よ?」
勇者は驚きで口をポカーンと開けていた。
「えっ、シルフはもしかして地上を知らないのか?」
「な、何よ。知らなかったらダメなの?」
「いやっ、ダメじゃないけど・・・よし。俺が説明するよ。地上は、とても自然が豊かなんだ。自然は川が流れていたり森があったり、あっ、川は水・・・水は分かる?「わかるわよ。バカにしないでよね!!」ごめんごめん。水が流れていて冷たいんだ。それで森は_______」
=”=”=”=”=”=”=”=説明すること30分=”=”=”=”=”=”=”=
「_______という感じなんだ。わかってくれた?」
「へーすごいわね。きれいなところじゃない。」
「そうなんだ。だから君にも見てほしいんだけど・・・」
シルフは嬉しそうな顔をした。
「そうね・・・行ってあげてもいいわ。」
「本当か?!ありがとうシルフ!!」
勇者がぱぁーーっと顔をほころばせながら言うとシルフは顔を赤く染めた。
「べ、べつにあんたのためじゃないもん。私が気になったから行こうと思っただけにゃんだもん!!」
どうやら、この妖精 シルフにはツンデレ属性があるようです。
ツンデレにしてみました。
勇者が純粋すぎるのがいけないんですね・・・
ここで読者の皆様にお願いがあります。
勇者の名前を考えて頂けないでしょうか?
感想に書いていただけたらと思います。
次回、名前を出しますので、できるだけ早めにお書きいただけたら幸いです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。