表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢が代  作者: 月のこと蝶
1/2

メザメ ノ トキ



''俺は…こんなことがしたいんじゃない…''


一章 メザメ ノ トキ




青年が目覚めたのは、薄く薄汚れていて床の上に敷かれている布団の上だった。身体は筋肉痛だろうか、少し動かすだけでも痛みが走るが動かせない程ではなかった。青年は起き上がった。

「…ここはどこだろう…」

青年はこの場所に見覚えがない。いや、この場所だけではない。自分がどうしてここにいるのか、自分は何者なのか、'''自分は一体だれなのか''も。とりあえず現状を把握しようと周りを見渡す。扉、タンス、机…それしかない。しかし埃やゴミは一つもない。綺麗に片付いている。女性の部屋なのだろうか。そこまで考えてから、青年はふと思った。

「俺が覚えてないのは…自分の事に関してだけ、か…」

そのとき、不意にこの部屋の扉が開いた。青年は反射で身構える。しかし、入ってきたのが女性だったので身体に入れていた力を抜く。

「あ、目が覚めたみたいね。おはよう」

青年はどうしていいか分からず少しうつむいた。

「あぁ、えっと、私はシェリ、魔法使いよっそれで、あなたはなんていうの?」

青年はその女性、シェリを眺めみた。

(年齢は、16、7ぐらいだろうか、若く見える。髪は茶色で腰まで届くだろうか。それにてもとても美しい…)

そこまで考えてシェリの顔を再び見てみると、困った顔をしていた。

青年はそれに気付き、質問に答えようとしたが、その答えを持ち合わせていないことを思い出す。

「もしかして…覚えてない?」

青年は頷く。

「そっかー、まぁ仕方ないか。なんか訳ありみたいだったから気になってたんだけどなぁ」

シェリは少しうなりながら、考え事をしている。しかし、その内容は青年にはわからない。

(俺は、誰なんだろうか…)

いくら考えても答えはでない。この世界に神はいるのか、とまで思う青年だった。

「ね、君は名前覚えてないんだよね?ならさ、私が付けてもいい?名前!ね!ね!!」

青年は少し悩みながらも頷いた。

「決まりね!君はルーカス、ルカ君ね!」

シェリがそう言うとほぼ同時に、部屋の外から悲鳴が聞こえた…

友達と設定だけは考えてたのでとりあえず文にしてみました

ぼちぼち続きあげる予定です


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ