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天寿の果てに、世界は戻りて  作者: 七草 折紙
第一章 「泉の底にて、黒は識る」
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プロローグ 「籠の中の神々」

神は疑問に思っていた。


何故、我々はこんな窮屈な世界に閉じ込められねばならぬのだ。


神は問うた。


貴方は何をお望みなのですか?

それさえ叶えば、籠の外でもよろしかろう、と。


ソレは答えなかった。


あくまでソレは只の意志。

世界を安定させることだけが、存在意義なのだ。


神は嘆いた。

何故答えてはくれないのか。


――まさか。

我らがここにいる意味などないのではないか?


その問いにも、答えはしない。


もしや答えないのではなく、答えられないのではなかろうか。

我らを騙して弄んでいたのか。

神は結論を出した。


ならば。

そんな無意味なことならば――


我らは好きにさせてもらう。


同志達よ。

今こそ立ち上がれ。


この理不尽な現状を打破するのだ。


神は動き出した。


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