名の無い日にて
掲載日:2026/09/08
蠢く街を見て
ちっぽけな一分子にすぎぬと嘆き
果ての無い侘しさを感じる僕を尻目に
3ヶ月そこいらで身体は入れ替りを果たす
声もあげぬから僕は気づかない
もし運搬と血流の滞留の単調に紛れて
声がするならどうだろうか
なんでもいいから声をあげるならどうだろうか
それはそれはその3ヶ月に名前がつくだろう
ここに地球がある
そのなかで数十万年ほど喚き散らす幼稚な意識がひとつある
百年程度で入れ替りも果たすだろうか
名前のつかぬ日々に 僕はひとつ
ヤァヤァと声をあげてみたいと思うのだ




